ソウルで牡蠣が食べたくなったら・・・光化門の「モリョ」

光化門・鐘閣・鍾路

牡蠣といえばberのつく月=秋が旬なのに季節外れな話題ですみません。秋にソウルに行くとほぼ毎回行っているお店を前からブログで紹介したいと思いつつタイミングを逃し続けてきたので、こうなったら開き直って季節を無視してアップすることにしました。いつも1年遅れぐらいで平気で書いているくせにタイミングを計ろうなんて野望を抱いた私がバカでした🙁

と前置きが長くなりましたが、今日ご紹介するのは牡蠣の専門店「モリョ」。

「モリョ」の外観

ソウルによく行くブロガーさんの間ではかなりの有名店です。私は何でリピートしているかって、美味しい牡蠣がたくさん食べられるのはもちろんなのですが、ここの社長さん、本当にいい方で。

前回も久しぶりだなあと思いつつお店に入り、そうそうこのおじさんだったと社長さんの顔を見て思っていたら、日本語で「こんばんは。お久しぶりですね。」と声をかけてくれました。「はい、お久しぶりです」と答えたものの、日本人のお客さんは多いので適当にそう言っているんだろうと思っていたら、常連らしき韓国人のお客さんが社長さんに韓国語で「よく覚えてるねー」と声をかけ、それに対して社長さんが「何回来たかは覚えていないけど顔は覚えているんですよ」と。うわっ! 社長さん、疑ってごめんなさい!と心の中で謝罪したのでした。

社長さん、行くたびに日本語が上達していて免税店のお姉さん達ぐらい普通に会話できます。とても世話好きで親切な方で、私が1人なのを気遣ってくれて隣のテーブルのお客さんを巻き込んで話をしてくれたりして、1人でも肩身が狭くないようにしてくれたり、おひとり様の私に嫌な顔一つせず、4人用テーブルを使わせてくれました。

いろいろ牡蠣系のメニューはあるのですが、やっぱり年に1度の訪問だと欲張って毎回モリョ定食にしてしまいます。普通のパンチャン3点とわかめスープに牡蠣のジョン、牡蠣の塩辛または生牡蠣、牡蠣のヤンニョム漬けの牡蠣づくしパンチャンが加わり、

「モリョ」のモリョ定食
「モリョ」のモリョ定食
「モリョ」のモリョ定食

とどめは牡蠣ピビンパッか牡蠣クッパのチョイス。私は迷わず牡蠣ピビンパッを選びます。

「モリョ」のモリョ定食

牡蠣の塩辛が出されたのは9月に行った時。11月に行くと塩辛が生牡蠣に代わります。その日の朝統営 (トンヨン) で獲れた新鮮な生牡蠣。プリップリです。それが6つだったかな? 堪能しました。

「モリョ」のモリョ定食

生牡蠣のない季節は火の通った牡蠣の一品になるのですが、やっぱり生牡蠣に勝るものはないです。

韓国で牡蠣の産地といえば統営が有名ですが、韓国全体の牡蠣生産量の40%しか占めていないそうです。私はてっきり韓国の牡蠣はほとんど統営で獲れるのだとばかり思っていました。でも品質は統営のものが一番だそうです。最近は日本にも輸出されているとか。

韓国では小ぶりの牡蠣の方が多く、質も小ぶりの方がいいらしく、同じ目方なら小ぶりの牡蠣の方が値段が高いそうです。日本では多分大ぶりの牡蠣の方が値段高いですよね?

自家製のホヤもパンチャンに入っています。

「モリョ」のモリョ定食

私がそのまま食べていたら、社長さん、親切に白ご飯を用意してくれました。でも後からピビンパッが出てくるのを知っていたし食べ残しをしたくなかったので、「残したらもったいないから」と白ご飯は遠慮しました。その代わり、生玉ねぎにのせて食べてみたらこれが結構イケました。

モリョ定食、全部食べると結構な量ですが、お昼ごはんの量を調整して腹ペコ状態で行ったので完食! そうそう、すべてのパンチャンはお代わりOKです。

夜のピークの時間は混むのを知っているのであえて20時に行ったら、もうお店はだいぶ落ち着いていたので、社長さんがゴマ油とタレをかけてピビンパッの仕上げをしてくれたり、牡蠣の産地の話をしてくれたりして(上に書いた話は社長さんからお聞きしたものです)相手になってくれました。いつ行っても本当に優しい社長さんです。

モリョ定食、私が最初に行った時は9,000ウォンでしたがちょっと値上がりして現在10,000ウォン。でも内容を考えるとまだ安すぎるぐらいだと思います。

場所はこちら。

フラグの立っているところです。地図にある道を歩いて行くと光化門駅からちょっと距離があるのですが、近道があります。

私はいつもバスで世宗文化会館の前まで行きます。降りて建物の北側の通りを西に入ります。西に入ったところの景色がこれ。

世宗文化会館北側の通路

この道を直進し(地図で赤のついた道)交差する道路に突き当たったら目の前にCaffe Pascucciが見えます。っていうか見えていました。

世宗文化会館の裏

というのも、どうやら今年になってCaffe PascucciがHollys Coffeeに変わったようです。タイムリーに情報をアップしないとこういうことが起きちゃうんですね。反省。

上の写真の道路を渡って直進、Hollys Coffee (写真ではCaffe Pascucci)の左が公園っぽくなっているのですが、そこを突っ切り(オレンジの道)、すぐ次の道路に。次の道路の目の前の景色がこれ。

世宗文化会館の裏

The Coffee Bean & Tea Leafとその左にある浅葱色の看板に黄色で書かれた「황금정」というお店の間のとても狭い通路に入ります (緑の道)。ここまで世宗文化会館のところからほぼ直進のまま。

通路を抜けたら目の前にビルがあり、そこで右に曲がって2-3m歩くと世宗路大宇ビルの裏入口があります。これです。

世宗路大宇ビルの裏入口

そしてここを入ると右へ下りるB1F行きの階段があるので下ります。B1Fに着いたら直進して、最初の角を右に曲がったら「モリョ」の看板が見えます。世宗文化会館前から5分もかかりません。

秋冬のソウル旅行には鉄板のモリョさん。飽きることはありません。

クルトゥッペギ専門店 モリョ|굴뚝배기전문점 모려
ソウル特別市鍾路区セムナン路3キル30 世宗路大宇ビルB1F(旧道路表記:鍾路区内需洞167)
★土日休業です。ご注意を。

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