ここ数年、ソウルのホテルオープンラッシュはすごいですね。半年に1回のペースで行っても、毎回必ずどこかでホテルがオープンしています。なので、毎回ホテルを予約する際には、私のホテル探しの3大条件 ーアクセスらくらく、バスタブ付き、郵便局至近ー を満たす新しいホテルがないか、チェックすることにしています。ホテル、たくさんオープンする割にはなかなかこの条件を満たすホテルがないんですよねー。
ですが、昨年の秋旅でこの条件をクリアする新しいホテルを見つけました！ それが「Hアベニューホテル イデ シンチョン」。ホテル名からもわかるように、学生の街、梨大(イデ)・新村(シンチョン) 地区にあるホテルです。
場所は地下鉄2号線の梨大駅から大通りを新村方向に歩いて4分ぐらい。新村はブティックホテル (日本でいうラブホ) が多い地区なので実際行ってみるまでちょっと不安だったのですが、全く違います。ロビーもお部屋も白を基調とした明るく清潔な感じです。
ロビーはちょっとデザイナーホテルっぽく、壁は写真？カレンダー？チックなものでこんな風に飾られていたり、
こんなオブジェが置いてあったりします。
それほど大きなホテルではないので、レセプションはこじんまりしています。
そしてレセプションの脇には、急なお泊まりでも困らないようにと、歯ブラシセットはもちろん、クレンジングやパンティライナー(!)まで販売しています。これはやっぱりブティックホテルの多い新村ならではかな？🤭
レセプションのお姉さんは英語が話せたので、チェックインは無事クリア。私が予約したのはプレミアムダブルのお部屋。Hotels.comのサイトにはツインのお部屋もあると書いてあったけれど、お姉さんに聞いたらシングルベッドが2つある、いわゆるツインのお部屋はないとのこと。
私はいつもおひとり様なので無駄に大きいダブルベッドよりも、ツインベッドで使わない方のベッドを荷物置き場にしたいんです。だから普通はダブルのお部屋は予約しないのですが、プレミアムとつくからか？私が泊まったお部屋はダブルベッドが置いてあってもまだ十分に遊びのスペースがあり、スーツケースを広げてもまだ余裕がありました。
お部屋にはマグカップとスプーン、、紅茶とインスタントコーヒーが置いてあります。
そして化粧水、乳液、ボディローションも置いてありました。私は持参したものがあるので使いませんでしたが、ブランドにこだわらない人であれば、これで荷物を少し減らせますよね。
それになんとPCもあるのですが、使い方の説明がなかったし、当然日本語機能はないので使いませんでした。
ちょっと困ったのはエアコン。リモコンはハングルのみで他言語の説明書がなく、しかもオートのままだと暑くてたまらなかったのでエアコンを使わないといけない事態に。最初は適当にいじっていたけどどうもうまくいかなかったので、結局Google翻訳を使って解読し、やっと調節できました。そうそう、言い忘れていましたが、ここのホテルも当然Wi-Fiフリーです。
バスルームはこんな感じ。
結構広いです。洗面台もこのとおり、両側に物が置けるようになっていて使いやすかったです。
ただ問題はお風呂。上の写真を見て何か普通と違うことに気付きませんか？
そう、シャワーカーテンがないんです。だからシャワーを普通に使うとバスルーム全体、つまりトイレのところまでびしょびしょになってしまいます。それがわかっているから、バスルーム用のビニールスリッパがついています。これです。
つまり、バスルームを使うのにいちいちこのスリッパに履き替えろということ。なんだか温泉旅館の共同トイレみたい。まあ百歩譲ってスリッパはいいとして、シャワーでバスルームの床が水びたしになるのはどうしても許せない。結局ものすごく気を使ってシャワーを壁に当てるように使っていました。
シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュはこのとおりちゃんと備え付けられていたし、バスタブ自体は長くていいんだけどねー。シャワーを思いっきり使えないのは不満でした。
ここのホテルには朝食がついています。朝7時30分から9時30分の間にロビー横のカフェスペースでビュッフェ形式です。
小さいホテルだし無料だからパンとコーヒーぐらいかと思っていたらなんのなんの。生野菜サラダにフルーツにスクランブルエッグ、ハム、チーズ、トーストパン、シリアルが毎朝必ずありました。飲み物はコーヒーと牛乳、オレンジジュースです。紅茶はありませんでした。生野菜サラダは3種類ぐらいの野菜が入っていて新鮮でした。なくなったらすぐに補充してくれたし。
この朝食のレベルには感動！ もちろん高級ホテルの朝食ビュッフェとは比べ物になりませんが、ビジネスホテル程度の料金で泊まれるホテルでこのレベルの朝食は、今はなくなってしまったドゥロスホテル以来かな。スカイパークホテルもプランによっては朝食がついていましたが、生野菜サラダはなかったはず。
もう一度場所をきちんと説明すると、地下鉄2号線梨大駅6番出口を出て直進、徒歩4分ほど。金浦空港からだとA’REXを利用し弘大入口 (ホンデイック) 駅乗り換えで荷物を持ち上げることなく、ゴロゴロだけでホテルまでたどりつけます。
ホテルの隣にはハーモニーマートがあります。ハーモニーマートといっても明洞にあるようなお店ではなく普通のスーパーなので生鮮食料品も売っています。また、ホテルへ行く途中にeマート24があり夜中でも開いています。通りの反対側を歩いて駅まで行けば、途中にマーケット999もあります。それに学生の街だからか、近くに夜遅くまで、または24時間営業のレストランがいくつもあり、夜長族にはとても便利です。
ハングルがわかる人にはかなり使い勝手のよいホテルだと思います。せめてお部屋に英語の説明書だけでも置いてくれると日本人はもっと泊まれるのになと思いました。
コメント