おひとり様が行く～釜山・巨済・統営16 トンピラン壁画マウルのロケ地

私が統営 (トンヨン) という場所を知ったきっかけはドラマ「パダムパダム」でした。チョン・ウソンさん、ハン・ジミンさん、キム・ボム君とメインの登場人物3人とも好きな俳優さんだったのですごく期待をもって見たのですが、ドラマの内容がファンタジーすぎて徐々に見るのがしんどくなり、ボム君の背中に天使の羽が生えた時点でアウト。最後まで見たけれど、正直、ドラマとしてはあまり好きではありませんでした。ただ、このドラマの舞台となった統営の風景、特に高台から見える漁港と遠くの山の景色が妙に印象的で。それがこの場所。

これが「パダムパダム」で出てきた一場面の景色。

なんてことないですよね？　ホント、なんてことない景色なのですが、この景色になぜか魅かれてずっと記憶に残っていました。壁画マウルが見たかったのは確かですが、私が統営で一番見たかった景色はこれだったんです。

だから、この場所に立って本物の景色を見た時は超感動。しばらくたたずんで、ただ景色を見つめていました。

「パダムパダム」では別のシーンでもこの景色が背景に使われていました。

ね、海にせり出した部分に特徴があるから同じ場所だとすぐにわかるでしょう？

「パダムパダム」でウソンさん演じるガンチルが住んでいた家はまだロケ地としてかろうじて残っていました。

ウソンさんと母親役のナ・ムニさんの変な等身大パネルはご本人達に失礼なほど似ていなくて、正直邪魔でした🤫

こんな風に看板や写真が置いてあったので、それで十分だったんじゃないかと。ちなみにドラマでの映像はこんな感じ。

ね？　家から見える景色はさっきと同じでしょう？　実際に撮っても

ドラマの撮影から８年ぐらい経っているのに景色はほとんど変わっていません。

でも、この景色は「パダムパダム」ではなく別のドラマでもっと有名になったみたい。私も「パダムパダム」を見てから数年後にこの景色が出てきた時はビックリしました。

そう、この場面。バックはまたまたあの景色。ドラマ「(世界のどこにもいない) 優しい男」の最終回の1シーンです。このドラマの終わり方は私が期待したものとは違っていて残念だったのですが、ドラマの中で境遇が変わるたび風貌が変わっていくソン・ジュンギ君を見ているのは楽しかったです。

このベンチはこのとおり、実際に置かれています。隣にはドラマの看板も。

それもあってか、ここでは数人が写真を撮っていました。

この近くにもう1ヶ所、両方のドラマの撮影に使われた場所があります。

上が「パダムパダム」、下が「優しい男」のキャプ。

そして、こちらが去年の同じ場所の姿。

「パダムパダム」ではすぐ隣にこんなおしゃれな建物があって、

ここは「優しい男」ではムン・チェウォンさんのカフェとして登場していたのですが、それが今では

すっかり観光地化されておしゃれ度大幅ダウン。

その対面にあるこの建物も

「パダムパダム」ではハン・ジミンさんの動物病院、「優しい男」ではソン・ジュンギ君のいる診療所として使われていたのですが、それが今では

多分お土産物屋さん？　朝早く着いたので、カフェもこのお店も閉まっていて全く人気がありませんでした。

でも壁画マウルを1周して再度近くを通りがかったら、人がたくさんいました。ここ、高台にあるのでロケ地に興味がなくても上がってみる価値はあります。

ロケ地の場所は下記の通り。緑の★印がベンチのある場所、紫の○で囲んだ辺りがもう1つのロケ場所です。

ベンチのある場所で海を背にして立つと、その高台にもう1つのロケ地のカフェやらがかすかに見えます。この地図ではわかりにくいですが、現地に行くとベンチの近くに上に上がって行く道が見えますので、そこを上がって行くと途中の奥まったところに「パダムパダム」の家があり、ひたすら上がって行くとロケ地のカフェに着きます。