2021年 韓国ケーブルTVドラマ 視聴率ランキング

2013年分から作ってきた韓国ケーブルTVドラマの平均視聴率ランキングも今回の2021年分でいったん終了。ちまちまと数字を拾っていく作業は正直、時間もかかって面倒だったけれど、最後にデータを並べ替えてランキングにしてみると、想像していた以上に視聴率が高かったり、反対に低かったりしたドラマが毎回必ずあって、その意外な結果を見るのが楽しみで🤗ここまでランキングを作ってきました🙂

2021年のケーブルTV系ドラマの総数は2020年と全く同じで45本。内訳はtvNが22本、JTBCが14本、OCNが3本、テレビ朝鮮が4本、Channel AとMBNが1本ずつです。

どの局もだいたいプラスマイナス1－2本なのですが、気になる動きは「ボイス」シリーズのように今までOCNで制作されていたドラマがtvNでの制作に替わるなど、OCNからtvNにドラマ制作の重点がシフトしたこと🤔　tvNとOCNは兄弟会社なので、もしかしたらドラマ制作はtvNに統一されるかも？という噂があるようです。以前にも書きましたが、私はOCNのジャンルもののドラマが結構好きなので、OCNにはなんとか存続してもらいたいのですが😟。。。

前置きが長くなりましたが、2021年のランキングを発表します。昨年のドラマはまだ1本も見ていないこともあり、今回のランキングは今までで一番驚きました。まずはご覧ください。

まだ日本で放送されておらず日本語のタイトルが決まっていないドラマは原題のまま載せました。今後日本語のタイトルが決まり次第、修正していくつもりです。

2021年のドラマはまだ1本も見ていないとはいえ、エンタメニュースなどで「賢い医師生活 シーズン2」と「ヴィンチェンツォ」がトップ3に入るだろうというのは想像していましたが、視聴率的にはもっと高いと思っていました。驚いたのは第3位の「海街チャチャチャ」。こんなに視聴率が高かった✨とは・・・。トップ3の作品全てが日本ではNetflixの独占配信となっていて、Netflixの作品のチョイスはさすがですね🌸

でも、今回のランキングで特筆すべきはマイナーなケーブルTV局 (失礼!🤫)の躍進でしょう。テレビ朝鮮は2020年に「風と雲と雨」が平均視聴率で歴代記録を更新しましたが、2021年はいわゆる”お化け番組”が誕生しました❣️　

それが「結婚作詞 離婚作曲」シリーズ。シリーズ1の初回で「風と雲と雨」の最高視聴率越えとなる6.86％を記録。その後は小幅のアップダウンはあったものの注目度は落ちることなく、最終的に平均視聴率が7.63%とテレビ朝鮮のドラマ史上最高の視聴率となりました🎉

そして、5ヶ月後に始まったシーズン2では、序盤こそ視聴率が低めだったけれど途中からぐんぐん伸びて、折り返しの第9話でシーズン1の最高視聴率を越え、11.27％✨とテレビ朝鮮のドラマで初めて2桁の視聴率を達成👑　その後も伸び続け、最終回は16.58％に達しました🎉🎉🎉　ドロドロの不倫ドラマらしいですが、シーズン3まで制作されるほどの人気ドラマと聞けば、見ないわけにはいかないですね🤭

続いて、2019年のランキングで「優雅な一族」で初めてトップ10に入ったMBNも、「ポッサム」で平均視聴率が6.04%と記録を更新👑　最高視聴率も9.75％まで上がりました🎉🎉　「ポッサム」は開局10周年記念の特別企画、且つMBNが手掛けた初めての史劇ドラマだったので、きっと関係者は大喜びだったでしょう🌸

Channel Aも負けていません。この年唯一の作品「ショーウィンドウ(原題)」が初回から歴代最高の視聴率でスタート🌟　第5話以降はずっと5％以上の視聴率をキープし、最終回2話前の第14話で前年「嘘の嘘」が出した最高視聴率記録を更新、最終話は10.33％✨と、こちらも開局以来最高の視聴率を達成しました🎉🎉🎉

テレビ朝鮮、MBN、Channel Aは1年の制作本数が少なく、視聴率的にもずっと低空飛行を続けてきていたのでマイナー扱いしてきましたが、この年JTBCのドラマ14本の平均視聴率が2.8％と超不振だったこともあり、もうどこもマイナー局とは言えなくなりました。

今までは地上波ドラマ vs ケーブルTVドラマという構図でしたが、韓国でも「イカゲーム」のように配信サービスでしか見られないドラマが今後どんどん増えていきそうなので、ドラマの選択肢が増える分、地上波でもケーブルでも視聴率は影響を受けそうな気がします。人気作品を知る手っ取り早い方法だった視聴率も、配信サービスでは出ないこともあり、今後は視聴率ランキングのような形で単純比較することは難しくなりそうですね。