2019年tvN制作のドラマ「自白」をテレビ編集版で見ました。
オリジナルは16話なのですが、テレビ編集版では23話になっていて、でも毎回最初の2分ぐらいは前回のおさらいで、CMを抜くと実質毎話40分ぐらいで構成されていました。テレビ編集版にしても実質40分って短すぎません？ 20話ぐらいにまとめた方が内容的には締まりが出ると思うのですが、テレビ局もビジネスですからCMを入れないとやっていけないんですね。
メインの登場人物は死刑囚の父を持つ弁護士チェ・ドヒョン役のイ・ジュノ君と、キ・チュノ刑事役のユ・ジェミョンさん。イ・ジュノ君の出演作は今までドラマ1本と
映画2本を見ていて、3本ともジュノ君目当てで見たわけではなかったのですがジュノ君の演技力に注目する結果となり、今では私的にはもはや「2PMのジュノ」君ではなく「俳優イ・ジュノ」君。
ユ・ジェミョンさんは「秘密の森1」でキーパーソンの検事役、
「梨泰院クラス」ではセロイの最大の敵「長家」の会長役、
と、最近ものすごい存在感を発揮されている俳優さん。役柄に合わせてイメージを変えてくる、まさにプロ。
この2人がタッグを組んだシリアスっぽいドラマということで、以前から機会があれば絶対見ようと思っていました。
ストーリーは婦女暴行殺人犯として逮捕された男（「梨泰院クラス」でスングォンを演じたリュ・ギョンスさん演）をチェ弁護士が弁護し、裁判で無罪を勝ち取ったところから始まります。数年後その男が同様の事件でまた逮捕されましたが「自分はやってない」と主張し、チェ弁護士に再度弁護の依頼が来ました。
この時点で私はドラマの内容をものすごく軽く見ていて、その後の展開と最終的な落としどころを予測し、「私って天才！」とその予想に妙な自信を持って1人悦に入っていました😀
ところが、私が予想した最終回はなんと第2話で起こってしまい😲😲😲。あまりの展開の早さと自分の過信のバカさ加減にボーゼンとなっている中、ストーリーは全く違う展開になっていきました。ネタバレになるのでこれ以上書きませんが、小さな事件が国家権力を揺るがす話に発展していくという点では「秘密の森」にちょっと似ているかもしれません。
ただ「秘密の森」と大きく違うのは、「自白」というタイトルどおり、このドラマでは様々な人物の自白に焦点が置かれていること。「自白した人＝犯人」という単純な扱いでいいのか？ もしその自白が嘘だったらどうなる？ 偽証だったと数年後に自白したら？ あるいは何かのきっかけで正義のため、保身のため、自白せざるをえなくなったら？ こんな感じで「自白」をキーワードに自白のいろいろな面を見せながら、ドラマは個人の殺人事件から政財界の汚職へと進んでいきます。
第2話でドラマの先読みに失敗した私は、その後どんどんスケール感が大きくなっていく展開についていくのが精一杯💦 でも、思いがけない方向に話が進んでいくのが楽しくって、最後まで息切れすることなく見終えました😙
しかも最終回の最後、すっきりと終わってくれるのかと思いきや、なんだか怪しい雰囲気になってきて・・・。普通なら「すっきり終わらせて！」と願うところなのですが、すっかりこのドラマにハマっていた私は「終わるな、終わるな。シーズン2行こう！ シーズン2！」と掛け声を出すほどに😛 少なくともドラマ編集版ではシーズン2が期待できるような終わり方になっていました💕 やった！
イ・ジュノ君はこのドラマで笑顔を見せることはほとんどありませんでしたし、ユ・ジェミョンさんとは親子に近いぐらい年が離れていますが、2人とも正義感と信念を持った人物の役がとても似合っていたし、いいコンビでした。「秘密の森」同様、シーズン2でストーリーのさらなる展開を見てみたいです。わがまま採点は点。
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