おひとり様が行く～安東7 ドラマ「王女の男」も撮影された晩休亭

先週、安東 (アンドン) にある晩休亭 (マニュジョン) がドラマ「ミスター・サンシャイン」のロケ地だったことをお伝えしましたが、旅行前の下調べ中にここが歴史ドラマ「王女の男」のロケ地でもあったことがわかりました。

私がドラマを見る基準は俳優さんで、好きじゃない俳優さんが出ているドラマはまず見ません。ですが、「王女の男」は例外中の例外で、ドラマチックな展開とあの切なさを煽り立てるテーマ曲で中毒みたいになってしまって、何度も見てしまうぐらい大好きなドラマなんです。

あのドラマに晩休亭で撮影されたシーンがあったなんて。「どこだったんだろう？」と思ったら最後、見つけないと気が済まない私。即、再視聴開始、そして見つけました。

ドラマの前半でスンユとセリョンがデートをしている場面。思いっきり晩休亭が映っていました。

そして上のシーンの前後に出てきたこのシーンも晩休亭のすぐそばで撮影されていました。

その場所がここ。

岩の形に特徴があるので、すぐに見つけることができました。自然の景色なので、撮影から8年経っていても変わらないですね。

この場所を引いて撮ったのが下のシーンなのですが、

この場所が先週載せた「ミスター・サンシャイン」のこのキャプの背景に映っているところなんです。

これは晩休亭の橋の上で撮影されているので、本当にすぐ近くなのがわかるでしょう？

そして、多分このシーンはパク・シフさんとムン・チェウォンさんが座っていた岩のもうちょっと上の部分だと思うのですが、なにせ晩休亭滞在時間が30分しかなく残念ながら時間切れ。さっきの岩のところからここまでもうちょっと岩を登りたい気持ちをぐっとこらえて下山しました。

前回も書きましたが、この晩休亭、本当にずっとボーっと眺めていたくなるぐらい素敵な場所で、山道を戻りつつ名残惜しくて何度も振り返りました。遠景もいいですよ。

こちらは終わりがけの桜との1枚。

こちらは晩休亭の下にある滝とともに。

ね、とっても雰囲気のある場所でしょう？

吉安 (キラン) に戻るバスは行きに乗ったバスの折り返しなので、黙渓 (ムッケ) バス停に何時に到着するかははっきりわかりません。それを逃すと次のバスは1時間40分後になってしまいます。

ということで、早めにバス停に戻りました。道中も、予定より早くバスが来てしまったらどうしようと気が気でなく、行きに12分かかって歩いたところを帰りは下りだったこともありますが、10分でバス停に到着しました。

帰りはこの通り、ちゃんと待合ベンチ付きのバス停があります。行きに降りた場所の道を挟んでちょうど反対側あたりです。

結局バスが来たのは15分後でした。なので、最後に岩をよじ登っていても間に合っていたかもしれません。でもそれは後だから言えること。交通の便が悪いところでは早め早めの行動が肝心かと。

バスに乗るとやっぱり行きと同じ運転手さんでした。行きに一瞬時の人になった私の顔を運転手のおじさんは覚えてくれていて、私が乗ってきたのを見てニッコリ。吉安でバスを降りる時も「安東に行くの？」と聞いてくれて「隣に停まっているバスだよ」と教えてくれました。

乗り換え時間2分で10時10分発の安東市内行きバスに乗り、この不便な田舎でこれ以上ありえないぐらいスムーズに晩休亭を訪問することができました。

ここで行かれる方のために少し情報を。

そして、安東市内と晩休亭の位置関係はこんな感じです。

手っ取り早いのは安東市内からタクシーに乗って行き、現地でしばらく待ってもらってタクシーで市内に戻る方法です。もう1つ考えられるのは、安東市内から吉安までバスで行き、そこからタクシーに乗って行く方法です。

私は最初2番目の方法を取ろうと思ったのですが、吉安停留所付近のロードビューを見た時に、バスターミナルであるにもかかわらずタクシーが1台も映っていなかったのと付近にあまりお店がなさそうだったので、嫌な予感がしてやめました。実際、吉安でバスを降りた時に周りを軽く歩き回ってみましたが、タクシーは1台も見当たりませんでした。呼べば来てくれるかもしれませんが、田舎なのでどれだけ時間がかかるかは？？？

ということで、事前にある程度計画が立てられるバスで行くことにしたんです。ただ、田舎で情報が限られている上韓国語表記しかなく、把握するのにものすごく苦労しました。

晩休亭に限らず、安東市内を走るバスの時刻表はこちらのサイトに載っています。

安東市バス情報システム （韓国語のみ）

このサイトの中に「バス運行時間表」というページがあるのですが、各バスの路線番号と出発地と出発時間しか載っていなくて、途中下車する場合は全く役に立ちません。

それよりは「路線時間表変更案内」というページにある一番日付の新しい案内をクリックしたら出てくる時刻表 (PDFまたはExcelファイル) を見た方が、行き先、経由地や終点の到着時間などの情報が入っている分、まだましです。それでも情報としては全然足りないですけど。

それと、安東市内のバスの時刻表は2,3ヶ月おきぐらいに変わるみたいです。私が前回と今回の記事で書いたバスの時間は2019年のものですので、現在は変更になっている可能性大です。なので、現地にバスで行かれる場合は上のサイトで最新の時刻表をご確認ください。1日5-6本しかバスが走っていない路線がほとんどなので、よほど時間に余裕がある人以外は事前の時刻表チェックは必須です。