午前中に江陵(カンヌン)での第2の目的地、トッケビのロケ地をクリア。
スンドゥブのお昼ごはんを食べた後、午後は第1の目的地、船橋荘(ソンギョジャン)に向かいました。
レストランを出た時には降っていた雨が船橋荘に着く頃にはほとんど止んでいて、傘をたたんで観光ができました。
傘をさしているかどうかは写真を撮る時、大違いですからね。
船橋荘は時代劇ドラマを中心にいろいろなドラマのロケ地になっていますが、どこにあるのか興味を持つきっかけになったのは「王女の男」でした。

ドラマの中では敬恵公主の住まいになっていて、家から出てくるシーンで映ったこの門に一目惚れ。
以前、安東の河回マウルの旅行記で書いたのですが、私、門フェチなんです。
この門からズームアウトすると、こんな感じ。

この景色、見覚えがある方、結構いると思います。
「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」では第7話で雪の中をカン・ハヌルさんとIUちゃんが歩いているシーンで使われています。
この景色を自分の目で見てみたくって。
ここは現存する古宅では韓国最大規模のお宅だそうで、ここは入口。
中は1軒のお宅としては本当に広かったです。

ちなみにこの場所も、「麗」の第8話でIUちゃんが写真の奥側から手前に向かって走っているシーンで使われています。

これもお宅内の一部。

これが船橋荘の入口にある案内図。
右上の建物のかたまり全部が1軒のお宅で、上の写真はその一部に過ぎません。
安東の君子マウルのように村の中にたくさん古宅があるのは見たことがありますが、1軒の家がこんなに多くの建物からできているのは初めて見ました。

入口近くには池に浮かんでいるように見える東屋があります。
蓮の花は午前中しか咲かないので私は見ることができませんでしたが、花が咲いている時に見られたらとても素敵な風景だろうと思います。

でも、雨に濡れたサルスベリの花も綺麗でした。

こちらは船橋荘の中では比較的新しい建物。
左端の建物はカフェになっています。
船橋荘に関する歴史的な説明はコネストさんでどうぞ。
続いて烏竹軒(オジュコン)へ。

船橋荘から烏竹軒へは微妙に距離があって、歩いたら20分ぐらいかかります。
市バスが走っているけれど、これが30分に1本ぐらいしかなくって。
歩く覚悟でダメもとでバス停に行ってみたら、電光掲示板に9分後にバスが来るという表示を発見。
バスなら3分ぐらいで着くのはわかっていたので、当然歩くのはやめてバスを待ちました。
スムーズかつ楽に移動できて、これはラッキーでした。
烏竹軒バス停から烏竹軒の入口までは歩いて4分ほど。
入場券を買って中に入ると、しばらく庭園みたいなところを歩いて行くのですが、そこでこんなものを見つけました。

ドラマ「師任堂(サイムダン)、色の日記」の主演のソン・スンホンさんとイ・ヨンエさんの手形。
実はこのドラマは見ていないのですが、こういうのを見つけると写真を撮りたくなるんですよね。

この門を通って中に入ります。
ドラマでイ・ヨンエさんが演じた師任堂がこの方。

50,000ウォン札に描かれている、韓国では良妻賢母の代表みたいな方です。
中にはいくつかの建物がありますが、こちらがメインの烏竹軒。

この中の3つの部屋の一番右側が「夢龍室」で、ここに師任堂の肖像画があります。

なんでも、この部屋で後に立派な儒教学者となった息子を産んだのだとか。
その息子が5,000ウォン札に描かれているこの方。

粟谷李珥、ユルゴッイイさんというお名前だそうです。
このお札は古いデザインですが、お札の表に描かれている人物は現在の5,000ウォン札でも同じです。
裏に描かれている建物がこちら。

お札に近いアングルで撮ってみました。
また、今の5,000ウォン札の表にはこの建物の代わりに上の烏竹軒が描かれています。
烏竹軒というだけあって、広い敷地の中には竹も植えられています。

烏竹軒に関する詳細もコネストさんでどうぞ。
この日は朝7時前にホテルを出てから歩き続けていたので、烏竹軒では疲れが出て雑な見学になってしまいました。
烏竹軒を見学後、船橋荘からのバスを降りた同じバス停から202-1番バスに乗って江陵市外バスターミナルまで行き、高速バスで束草に戻りました。
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