2023年 韓国ケーブルTVドラマ 視聴率ランキング

先日、2023年中に始まった韓国ケーブルTVドラマがそろそろ終わる頃だと気づき、2023年度版の平均視聴率ランキングを作ってみました。

2023年に韓国で放映されたケーブルTVドラマは全部で48本。昨年より4本減りました。

ランキングは今までどおり上位30位までです。

いかがですか？　みなさんのお気に入りのドラマはランキングに入っていましたか？

ご覧のとおり、2023年はJTBCがトップ10のうち8本を占め、一人勝ち。

2013年版から作ってきましたが、こんなことは初めてです。

反対に、トップ10常連だったtvNは大不振。

制作本数も25本から18本と大幅に減ったし、出したドラマは「イルタ・スキャンダル～恋は特訓コースで～」以外は軒並み不振。何があったんでしょうね。

昨年からドラマ制作を始めたENAは昨年の8本から15本とほぼ倍増となったのですが、ドラマ制作2本目で大ヒットとなった「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」以外この2年間、平均視聴率は半数以上が2％に届かないという惨憺たる結果。

早くもドラマ制作存続の危機という噂も出始めているそうですが、3年目の今年、なんとかヒット作が出るといいですね。

今回ランキングを作っていて、昨年までと違いを感じたことが1つ。

それは、ドラマのほとんどが既に日本で放映されていて、邦題が決まっていないドラマがほぼなかったことです。

ここ数年、配信サービスがどんどん増えて、新しい韓国ドラマの獲得合戦になっているんでしょうね。

韓日ほぼ同時放映もどんどん増えています。

そして、韓国側でも数年前まではドラマ制作と言えば地上波のKBS、SBS、MBCという3大テレビ局とケーブル系テレビ局だったのが、ここ2年ぐらいtvN系列で配信系のTVINGがオリジナルドラマの配信を始めました。

さらに、韓国でもNetflixやDisney＋がオリジナルドラマの制作を始め、2021年にはNetflixの「イカゲーム」が、そして昨年はDisney＋の「ムービング」が大ヒットしました。

こういった配信系は当然、視聴率なんてものはなく、でももし視聴率を出せればどちらもきっと年間第1位になっていたはず。

そう思うと、この先視聴率ランキングを作る意味ないなって思ってしまいました。

なので、年間視聴率ランキングを作るのはこれで終わりにします。

今までランキングを見に来てくださっていた方々、どうもありがとうございました。