旅行2日目。朝ごはんには迷うことなくコンナムル(もやし)クッパを選択。
全州名物だけあって韓屋村の周辺にはコンナムルクッパ屋さんがたくさんあります。
それもクッパ通りと名付けてもいいんじゃないかと思うぐらい、1つの通りにお店がかたまっているんです。(下記地図で囲んだ部分)
どこがいいのか全然わからなくて直感で選んだのが「東門院 (トンムヌォン)」。
お店は外から見ると普通のコンクリートの建物なのに、中に入ると、年代物の家具、2mぐらいありそうな古木の置き物など、見るからにお高そうな調度品がいっぱい。
店内はかなり広く、一枚板のテーブルに彫り細工の入った木の椅子がゆったりと配置されていて、長年営業されてきた落ち着きが感じられました。
メニューにはピビンバもあったけれど、全員コンナムルクッパと、あとケランチムを1つ注文。
まずはパンチャンが運ばれてきたのですが、種類の多さにビックリ。
これで全部じゃないですよ。
塩辛系
大好きなトトリムッ(どんぐりの寒天)
そしてコンナムルクッパに入れる用の目玉焼き。この容器、そっけない感じだけど、多分形を整えるためですよね?
パンチャンの中でみんなの目が釘付けになったのがこちら。
見るからに虫チック。いや、本当に虫なんです、蚕のさなぎ。
東南アジアの紀行番組で虫の料理を見たことはあったけれど、実際目にするのは生まれて初めて。
見るからにヤバそうでみんな見て見ぬふり。
そうこうしているうちにコンナムルクッパが運ばれてきました。
シャキシャキのもやしがいっぱい。
さっきの目玉焼きとパンチャンの韓国のりを足して完成させました。
韓国のもやしって日本のもやしと微妙に違いますよね? 日本ではあんなに細くて豆がしっかりついているもやしってなかなかお目にかかれない。
クッパはあっさり味で朝ごはんにピッタリ。
みんな、パンチャンをつまみにどんどんクッパを食べていく中、私はあの「虫」が気になって仕方ありませんでした。
「誰か食べて!」と言ったけど、誰も食べようとしてくれない。
私は先頭に立って何かをするタイプではないけれど、せっかく?の機会なのにチャレンジしないのはもったいないと、勇気を出して1つお箸でつまんで恐る恐る口に運んでみたら・・・
「美味しいやん!」
炒めてあるからかカリカリしていて香ばしく、苦さは全くなく、別に何の違和感もないお味。
私の感想を聞いた友人の女性が次に手を出し、「うん、食べれる」
私が立て続けに2個3個と食べたのを見て、嘘を言っているのではないとわかった男性陣がようやく試食。
結局まずいと言った人は一人もいませんでした。
やっぱり何でも食べてみるものですね。
最後にケランチムが運ばれてきましたが、これはテッパンの美味しさ。
帰る間際、レジの横に置かれていた黒い商品が気になって見ていると、店主らしい年配のご夫婦が黒米とナッツのスナックだと教えてくれたので、夜食に購入。
いろんな意味で忘れられないお店となりました。
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