女子旅済州島6 チェジュ名物といえば・・・ムルフェ!

済州島

日本人があまり行っていないところで食事場所を探す時、私はkakao (旧Daum) のレビューを参考にしています。kakaomapで飲食店を表示させると、地図上に飲食店のアイコンがこれでもかというぐらい表示されます。

誰かが評価したお店にはランクが付けられるようになっていて、私が今までこの機能を使った経験から言うと、5点満点で4点以上ついているお店はかなりの人気店だと思われます。

この日は島の東側をずっとドライブする予定だったので、距離的にランチを食べる辺りだと思われる範囲でお店の評価を片っ端から見ていくと、一軒ムルフェのお店で4.1とかなり評価が高いお店を見つけました。

ちなみにムルフェという言葉を単純に訳すと「水刺身」。名前のとおり氷が入ったスープにお刺身と薬味が入った料理で、チェジュの夏の名物料理の1つなんです。

そのお店について書かれた韓国ブログを見てみると、アワビで埋めつくされたムルフェの写真を発見。ランチはここにする!と即決しました。

そのお店がこちら、「コンチョンポ (公泉浦) 食堂」。

済州島のコンチョンポ食堂

お昼はかなり混みあうお店のようですが、私たちは11時半過ぎに着いたので待つことなく入れました。

ここのメニューはムルフェが3種類ぐらいとトッパ (丼)、あと焼き魚も少しありましたが、店内にいたお客さん全員がムルフェを食べていました。私達はアワビのムルフェ (チョンボクムルフェ) とヤリイカのムルフェ (ハンチムルフェ) を1つずつ注文しました。

注文後すぐに全部のお皿がいっぺんに運ばれてきました。

済州島のコンチョンポ食堂の料理

パンチャンもこのとおりいくつか並べられたのですが、アワビのムルフェのビジュアルがすごすぎて目が釘付け。見てください、これ!

済州島のコンチョンポ食堂のアワビのムルフェ

ね、アワビで埋めつくされているって言ったのは大げさじゃないでしょう?

ヤリイカの方もイカが盛り上がっています。イカが透き通っているの、わかりますか?

済州島のコンチョンポ食堂のヤリイカのムルフェ

私はヤリイカ (ハンチ) の方からスタート。ヤリイカは生のままでコリコリ。そしてスープは冷麺のスープみたいに酸っぱ系。でもお味噌が少し入っているようでマイルドなお味になっていてピリ辛感はなし。ベースは魚介のスープでさっぱりしているし冷たいので、いくらでも飲めてしまいます。

ヤリイカ以外の具はキュウリと大根の千切りとエゴマの葉の細かくちぎったもの?ぐらい。とにかく材料全てが主張しない味のものなので、どんどん食べられます。

途中でアワビのムルフェと交換。こちらのアワビは朝食べたお粥に入っていた茹でアワビと違って生なので、これまたコリコリ。友人が半分食べた残りなのにアワビがまだまだたくさん入っていて、こんなにいっぺんにアワビを食べたのは生まれて初めて。シンプルだけどとても贅沢な食事になりました。

タクシーに戻ると、先に食べ終わって戻っていた運転手さんが、「40年近くこの仕事をしていて島内のいろいろなお店を知っているけどここは初めて。でもここのムルフェは本当に美味しいね。いいお店を教えてくれてありがとう」とお礼を言われました。

エッヘン! 地元の人でムルフェを食べ慣れた人でも美味しいと認めるほどのお店だったってことですね。地図上に表示されたお店を1つ1つクリックしてちまちまお店探しをした甲斐がありました。

ちなみに私達はアワビのムルフェ目当てで行きましたが、韓国の人達は半分以上ヤリイカのムルフェを食べていました。運転手さんもヤリイカの方を食べたと言っていました。

ヤリイカのムルフェは生のヤリイカが手に入る時は生のを使うけれど、ヤリイカが獲れない時期は冷凍ものを使うそうで、だから生のヤリイカが食べられる時期はアワビよりもヤリイカの方が貴重だそうです。

そしてお値段はアワビも生のヤリイカのムルフェも同じ15,000ウォン (2020年7月現在、去年と値段は変わっていません)。なので2人以上で行かれるなら、生のヤリイカのある季節はぜひアワビだけでなくヤリイカの方も試されることをオススメします。

コンチョンポ (公泉浦) 食堂|공천포식당
済州特別自治道西帰浦市南元邑公泉浦路89 (旧道路表記:西帰浦市南元邑新札里27-5)

場所は韓国地セソカッの東にある公泉浦港の近くです。

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