陜川 (ハプチョン) 映像テーマパーク内を2時間半歩き回った後、韓国の大統領官邸である青瓦台のセット場に向かいました。
青瓦台セット場、今は陜川庭園テーマパーク内の1施設になっていて映像テーマパークからモノレールで行けるようになっているようですが、昨年私が訪ねた時は庭園テーマパークもモノレールもまだ工事中で、映像テーマパークの外に一旦出て歩いて行かなければなりませんでした。
もしかしたらお散歩がてら青瓦台セット場まで歩いて行く方がいるかもしれないので、一応徒歩での行き方を書いておきます。
まずは行きに降りたバス停まで戻り、
上の写真の看板の矢印のとおり左折してテーマパークに沿って3分ぐらい歩くと、右に登って行く道が見えます。そこをひたすら登るのみ。車で行く場合もこの道を通ります。
ただこの道、かなりの急勾配の上り坂がだらだら続き、結構こたえます。最後には車道よりも近道となる木製もどきの階段が進行方向右側に現れるので、それを上がって行くと青い瓦屋根が見えます。映像テーマパークの入口から歩いて15分かかりました。正直、かなりしんどい道のりでした。
なので、青瓦台セット場から映像テーマパークまで下りの道を歩くならともかく、映像テーマパークから青瓦台セット場へ行く時はよほど体力に自信がある人でなければモノレールで行くことをオススメします。
これが青瓦台セット場の門の近くから撮った写真。ご覧のとおり、かなり奥まったところにあり、建物までだいぶ歩かなければなりません。
近づいて行くと偽物とはいえ、やっぱり美しい建物ですね。
青瓦台はずいぶん前に一度、景福宮の一番奥の出口から遠目に本物をちらっと見たことがあるのですが、本来近づける場所ではないし、ドラマで時々出てくるのでセットであっても見ておきたかったんです。
建物内にも入れるようになっています。内部は靴を脱いでスリッパに履き替えて見学です。
まず正面にこの大きな階段が見えます。
私は最初気付かなかったのですが、階段の踊り場にある刺繍画 (だったと思う) は朝鮮半島でした。
えっ、当たり前? 気付かない方がおかしい?
そうですよね、私も今思えばわかって当然だったと思うのですが、階段の下から見た時は本当に気付いていなかったんです。。。
1階も見学できるのですが、階段につられてまず2階に上がってしまいました。
最初に入った部屋は接見室。この場所、多分記者会見に使う場所ですよね? この絵面、見たことあるような気がします。
この部屋にはこんな応接セットも置かれていました。これは会談用?
2階にはもう1部屋、執務室があります。
ここで大統領がお仕事をされるんですね。
このお部屋には会議スペースと応接スペースもありました。
そして2階の廊下にはこんなものが飾られていました。
こちらはチョン・ウソンさんの映画「鋼鉄の雨」。ここで撮影されたそうです。
そしてこちらがチョ・スンウさんとペ・ドゥナさん主演のドラマ「秘密の森」。この写真を撮った後にドラマを見たので、このセットを使ったシーンがいつ出てくるのか楽しみで。わかりやすかったシーンはここ。
さっきの階段です。そしてもう1ヶ所がこちら。
ドラマでは検事長から大統領の首席秘書官に転身したイ・チャンジュンの執務室として使われていました。こちらは1階の「世宗室」と名付けられた会議室で撮影されたと思われます。
これが私が撮った世宗室。この時はまだドラマを見ていなかったので同じ角度とはいきませんが、窓の障子の模様からもここだと思います。
「秘密の森」、以前に書いたとおり(過去記事)どっぷりハマりまくったドラマでした。フルバージョンでもう一度見たい。
1階には他に、初代から順番に歴代の大統領の顔写真が壁にかかっている部屋がある他、こんな部屋も。
よくわからないけれど、多分これをバックに記念写真を撮ってね、な場所? それにしても青瓦台のイメージとはかけ離れすぎていて、ここだけ異質な空間でした。本物の青瓦台にもこれ、あるのかな?
青瓦台セット場はそれほど広くなく、10分程度で見学できました。
これですべての見学が終了。陜川市外バスターミナルに戻るわけですが、これがちょっと厄介でした。
というのも、ここに来た時のトラブルでバスが2方向から来る可能性があることがわかったし、バス停がない方の道からバスが来た場合のバス停がどこにあるのか、この時にはわかっていなかったからです。それに時刻表はあったけれど始発のバス停じゃないから、もしかしたら早めにバスが来て通過してしまう可能性もありました。
ということで、私は予定時間の20分前にバス停に戻りました。行きには気付かなかったのですが、バス停付近の風景、のどかでとてもきれいでした。
風もなく、山が湖面にきれいに写っていました。
遠くにはダムも見えます。
でも、ボーっと景色に見とれている場合ではありませんでした。どちらの道からバスが来ても困らないようにと、バス停から少し離れた道の分岐点に近い車道の端っこに立って、もしバス停がない方の道からバスが来たら何が何でもバスを停めるんだと待ち構えていました。
結局バスは定刻より10分遅れて、ちゃんとバス停がある道から来てくれたのでホッ。バスが見えた瞬間バス停まで走って戻って乗り込みました。
行きのバスは結構飛ばしていたにもかかわらずカホリバス停まで25分かかったのに、帰りはなぜか15分で陜川市外バスターミナルまで戻れました。
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