おひとり様が行く~醴泉1 「ミスター・サンシャイン」のロケ地 エシンの部屋を訪ねて

安東・醴泉

この日は大移動の日。朝から君子 (クンジャ) マウルに行った後安東 (アンドン) 市内に戻り、荷物を持ってまずは醴泉 (イェチョン) へ。1ヶ所立ち寄ってから宿泊先の大邱 (テグ) へ向かうんです。安東から大邱までが三角形の一辺だとすると、安東から醴泉経由大邱は残りの二辺。かなりの遠回りなのですが、そこまでしてでも行きたいところがあったんです。

安東市内でお昼ごはんを食べた後ホテルに戻って荷物を引き取り、急いで教保生命バス停へ。5分も待つことなく安東ターミナル行きのバスに乗り込みました。

安東ターミナルに着くとすぐ窓口で醴泉行きのチケットを購入。片道4,200ウォン。乗り継ぎ10分弱で13時発のバスに無事に乗ることができました。

安東から醴泉までの所要時間は40分なのですが、私が乗ったバスは定刻より数分前に醴泉市外バスターミナルに到着。荷物を預けようとターミナル内のコインロッカーに行ったけど全部使用中。仕方なく荷物を連れて行くことにしました。でも今回は1週間の旅なのに、こんなこともあろうかと小型スーツケースで行ったんです。その甲斐がありました。

私の目的地は「ミスター・サンシャイン」でエシンの部屋として使われていた「草澗亭 (チョガンジョン)」。醴泉の中心地からは12kmとかなり離れているし、バスを乗り継いで行くと片道1時間半以上かかるんです。しかも1日数本しかないし。なので、最初からタクシーで往復すると決めていました。

タクシー乗り場はバスターミナルの後ろ側にあります。ターミナルを背にして、バスが発着する広いスペースを突っ切った右側にあるんです。バスターミナルの建物沿いにはないのでご注意を。(慣れない場所で緊張していてバスターミナルの写真を撮り忘れました。)

私が着いた14時前でもタクシーは5台停まっていました。運転手さんに「草澗亭に行って30分ぐらい待ってもらってからここに戻って来たいんですけど」と言うと快く引き受けてくれ、スーツケースをトランクに入れて出発。たった15分で目的地に到着しました。

こちらが草澗亭です。

草澗亭

ね、素敵な場所でしょう? もう1枚。

草澗亭

草澗亭の二方は浅い川に囲まれた岩場の上に立っています。駐車場を抜けて歩いて入って行くと、まずは上の写真のように川の反対側からの眺めが楽しめます。ここが絶景! ドラマで見た景色そのものです。草澗亭は自然をうまく活かして建てられていて、周りの川や木々と調和していて凛とした姿です。

「ミスター・サンシャイン」の第1話でここが映った瞬間、「きれい! ここどこ? 行きたい!」とひとめぼれしたそのものの姿で、それを目の前で見られてどれだけ嬉しかったか!

その第1話のシーンがこちら。

ドラマ「ミスター・サンシャイン」の1シーン

私が撮った写真がこちら。

草澗亭

キャプと写真では縦横比が違うので全く同じ写真というわけにはいきませんが、同じ場所なのはわかっていただけますよね?

ドラマ「ミスター・サンシャイン」の1シーン

エシンが座っているのが見えます。それがここ。

草澗亭

私がドラマの中で特に魅かれた映像がこちら。

ドラマ「ミスター・サンシャイン」の1シーン

季節は違いますが、場所は同じです。

草澗亭

川の向こう側でこうやってしばらくあーだこーだとキャプを見ながら外観の写真を撮った後、建物側に行ってみました。ここは中に入ってもいいようになっていて、スリッパまで用意されていました。なので、遠慮なくお邪魔しました。この時も他には人はおらず貸し切り状態。晩休亭 (マニュジョン) といい、ここといい、ホント、ツイていました。

中はとても狭くて、狭すぎるからかえってどこからどうやって撮影したのか解明するのに、建物の中で360度何回見回したことか。ドラマでは開いていた窓が残念ながら全部閉まっていたのですが、それでも柱の位置とか格子のデザインとかから撮影方向を1つ1つ解明していって写真を撮りました。

それでは、草澗亭の中で撮影されたシーンを見ていきましょう。

ドラマ「ミスター・サンシャイン」の1シーン
草澗亭

撮影時にはいろいろな小道具で飾られていたんですね。

ドラマ「ミスター・サンシャイン」の1シーン
草澗亭

奥に写っている木々が同じなのがわかりますか?

ドラマ「ミスター・サンシャイン」の1シーン
草澗亭

ここは柱の裂け目で場所が特定できました。ほとんど探偵気分🤭

草澗亭の歴史的背景については入口のあたりにこんな説明がありました。どうやら秀吉の朝鮮出兵の際に焼失してしまったよう。ここもかぁとため息が出ました。

草澗亭の説明板

こうやって一通り撮った後、エシンアガッシみたいにしばらく座ってみました。とっても静かで落ち着ける空間でした。

そうこうしているうちにおじさん4-5人の観光客がやってきたので退散。でも狭い場所なので見るだけなら5分もかからないところを30分間ゆっくり見学できました。それも独り占めで。特に川の反対側からの景色は何度見てもきれいで1時間ぐらいボーっと見ていたかったぐらい。でも運転手さんに待ってもらっているし、大邱に行くバスの時間もあるので、後ろ髪を引かれながら30分で撤収。

往復のタクシーの時間も入れて出発してからちょうど1時間で醴泉市外バスターミナルに戻ることができました。タクシー代は42,000ウォンでした。たかが30分のためにここまで時間とお金をかける?って言う人もいるだろうけど、私はどうしても草澗亭に行きたかったので、実現できてとても満足でした。そしてゴキゲンに大邱に向かいました。

最後に草澗亭の地図を載せておきます。あまり意味がないのですが、行かれる方のためにとりあえずバスターミナルと草澗亭の位置関係だけでもわかっていただければいいかと思って。

草澗亭の地図

草澗亭 (チョガンジョン)|초간정
慶尚北道醴泉郡龍門慶川路874 (旧道路表記:醴泉郡龍門面竹林里350)
コネストさんの地図 → 

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