おひとり様が行く~醴泉2 いざ、大邱へ。スリリング?なバスの旅

安東・醴泉

醴泉 (イェチョン) から大邱 (テグ) へは高速バスでの移動が便利。醴泉市外バスターミナルから東大邱バスターミナル、北部市外バスターミナルそれぞれへ1日6本、合計1日12本バスが走っています (2020年3月現在)。私は15時20分発の東大邱バスターミナル行きのバスに乗ることにしました。

以前に、知らない場所でバスに乗る時は一番前の席が運転手さんにも声をかけやすいし周りの景色が見渡せて便利だと書きましたが、これはあくまでも路線バスの話。

醴泉から東大邱行きの高速バスは座席指定になっていて、草澗亭 (チョガンジョン) から醴泉市外バスターミナルに戻って来て窓口で「トンデグ、ハンジャン (東大邱、1枚)」と言って購入したチケットを見てみると「3番」の座席が予約されていました。

バスに乗ってみると「3番」は一番前の席だということがわかりましたが、前方の景色がほぼ180度見渡せるしラッキーと単純に思っていました。バスが動き出すまでは・・・。

醴泉-東大邱高速バス

韓国は日本と違って車は右側通行なので、高速道路で2車線ある時は左側から追い越すのがルールみたい。つまり、走行車線は右車線で基本的にバスは右車線を走っていて遅い車を発見した時だけ左側の追い越し車線に入って追い抜いて、また右車線に戻っていくんです。これも日本と正反対ですね。高速に乗って最初の10分ぐらいはこんなことを発見して「へー、そうなんだー」と楽しんでいました。

しばらくして右車線に遅い車を発見。バスは左車線に入りました。ところがバスの前を走っていた車が追い越し車線にいるにもかかわらずあまり速くなくってバスとの車間がどんどん詰まっていきました。それも、運転手さん、前を見ていないんじゃないかって思うぐらい衝突寸前まで詰めていって、それを一番前の座席で見ていた私は思わず右足を踏み込んでエアブレーキ。そんなことしても何の意味もないのはわかっていても体が自然に反応しちゃって・・・。

でも運転手さん、全く構わずぴったりと前の車の後ろにくっついたまま離れようとしないんです。そう、あおってるんです。ありえないでしょ? トラックならまだしも、バスが普通車をあおるなんて。

そうして前の車を右車線に追いやって左車線を突っ走って行きました。私、1時間40分ほどの道中、何回エアブレーキを踏んだことか。東大邱に着く頃にはぐったり疲れていました。

今まで何度か乗った高速バスでは予定より早く着くことが多く、運転手さんが飛ばしまくっているからだろうとは想像していたけれど、いつも寝ているか景色を見ているかだったので、スケジュールに少しでも余裕ができることをありがたく思っていました。でも、その飛ばし方を目の当たりにしてしまうと恐怖しかなかったです。高速バスの一番前の席には座るもんじゃないとつくづく思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました