ドラマ「風の国」

韓国☆エンタメ

2008年のドラマ「風の国」オリジナル版を見終わりました。高句麗第3代国王のムヒュルが、親兄弟を殺す呪われた運命を持っているという神官のお告げにより、生まれてすぐ捨てられてから国王になるまでの波乱に満ちた人生を描いたドラマです。「海神」に続き「風の国」を見たことで、主役のソン・イルグクさんのファンだと思われるかもしれませんが、違います。「海神」があまりに面白かったので、「海神」と同じ監督と脚本家が作った作品と聞き、それならきっと「風の国」も面白いはず、と思って見始めたんです。

その推測は大当たり。物語や映像のスケール感は「海神」には及ばないものの、36話と短いこともあり、ストーリーはテンポよく進んでいきます。ベースは高句麗と扶余の勢力争いなのですが、高句麗の人間が扶余に潜入したり、その逆もあったりとスリリングな展開です。敵同士の2人の男性から愛され、愛に翻弄される1人の女性が登場するのも「海神」と似ていて、胸キュン感も味わわせてくれます。

まず俳優ありきではなく製作者ありきで見始めたドラマでしたが、1人のおじさまにハマってしまいました!

ムヒュルの父、高句麗第2代国王のユリ王を演じていたチョン・ジニョンさん。観客動員数1,000万人越えの映画「王の男」で主役の燕山君を演じていたベテラン実力派俳優です。「トンイ」を見た方には、トンイのそばでいつも静かに見守っていた従事官ソ・ヨンギ役の方だと言えば、おわかりになるのではないでしょうか。この方です。

「風の国」のチョン・ジニョン
(写真は公式HPからお借りしました)

このおじさまのカリスマチックなたたずまいと、ちょっとざらついた低音の癒しボイスに毎話うっとりしていました。私、決しておじさま好きではないのですが、ユリ王には完全に堕ちてしまいました。。。

チョン・ジニョンさん、出演作品はドラマよりも映画の方が圧倒的に多いのですが、現在韓国で放映中のドラマ「華麗なる誘惑」で大物政治家役をされているそう。きっとまたカリスマチックな雰囲気を出しているんだろうな。このドラマ、絶対見ねば!

もう1人、「風の国」で見つけた素敵な俳優さんがいます。今度は女性。ムヒュルを育て、情報総監という諜報部隊の長を務めていたヘアプ役のオ・ユナさんです。この方、とにかく話し方がとてもセクシーなの。「・・・ハムニダはぁ」みたいな感じで言葉の最後がなまめかしいの。でも、笑顔は全く見せず、戦場で男達と互角に戦う勇ましい役柄なので、セクシーさは全く必要とされていないんです。だから、私が想像するに、オ・ユナさんは普段からそういう話し方の人なんじゃないかと。いつか、他の出演作品でそこんとこを確かめたいです。

刻々と変わっていくストーリーは「次はどうなるんだろう?」「次は?」と最後まで予想がつかず、全く飽きずに見終えました。私のわがまま採点は4点をつけるつもりだったのですが、ラストが私が望んでいたものと違ったのが結構ショックで残念だったので、ちょっと減らして3.8点。

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