おひとり様が行く~陜川2 陜川映像テーマパークを散策

陜川・咸陽

今日からSTAY HOME週間。私も外出は控えてブログをできるだけ更新していこうと思っています。目標は陜川 (ハプチョン) 編の完了。がんばりますっ。

陜川映像テーマパークは韓国内のあちこちにあるオープンセット場の1つで2004年にできたそうです。もっと古いのかと思っていたら意外に最近造られたものなんですね。テーマパークのホームページっぽいサイトが陜川郡のHPの一部になっているところから想像するに、この施設は陜川郡が運営している公的施設なのかな?

ここでは1920年代から1980年代までの町の様子がそれぞれ再現されていることもあり、いろいろなドラマや映画の撮影場所として使われています。ドラマでは「エデンの東」「京城スキャンダル」「ソウル1945」「カクシタル」「シカゴタイプライター」などが撮影されているそう。

有名なドラマなのかな? 私はどれも見ていないので全然わからないんだけど。一方、映画の方は私も知っている有名な作品がずらり。パーク内に看板があったのは

陜川映像テーマパーク

大好きなイ・ジョンジェssiとチョン・ジヒョンさんが出ていた観客動員1200万人越えの映画「10人の泥棒たち」

陜川映像テーマパーク

上の2人に加え、ハ・ジョンウさんやチョ・スンウさんなど大物俳優がいっぱい出演していた「暗殺」

陜川映像テーマパーク

ソン・ガンホさん主演の、こちらも観客動員1200万人越えの「タクシー運転手」

陜川映像テーマパーク

そしてこちらは韓国で昨年公開された映画「マルモイ」。日本では5月下旬から上映されるそうです。

その他にも「サニー 永遠の仲間たち」「マイウェイ 12,000キロの真実」「戦火の中へ」「高地戦」「江南ブルース」「密偵」など話題の映画がたくさんここで撮影されたようです。

それでは、そろそろ中の様子を紹介していきます。ただ、前回も書いたようにテーマパーク内がとにかく広すぎるのと、旅の疲れで体調があまりよくなかったこともあり、足を踏み入れなかった場所がかなりあります。

それに、結局のところ「普通の町並み」ばかりなので見て回るのは楽しかったけれど、写真を撮ろうという気になる風景があまりなくって写真もあまり撮りませんでした。なので、かなり中途半端な紹介になります。あらかじめご容赦を。

入口から中に入るとまずこの列車が目に入ってきます。

陜川映像テーマパーク

この列車、映画「暗殺」でも数回映っていました。日本統治時代のものらしく、思いっきり日本語が書かれています。普段は止めてありますが、町の一部にレールが敷かれていて撮影時には動かせるみたい。これを見ただけでも既にタイムスリップ気分を味わえます。

入口付近は1920-1940年代の町並みで、例外は多少あるんだけど、大まかには奥に進んで行くほど時代も進んで建物や町並みも現代化されていくっていう感じです。

陜川映像テーマパーク
陜川映像テーマパーク
陜川映像テーマパーク
陜川映像テーマパーク

このとおり、日本語がいっぱい。右から左へ読むように書かれていて昔らしさが出ています。

陜川映像テーマパーク

でも、このとおり韓国歴史ドラマに出てきそうな韓屋もあったりします。

テーマパーク内で撮影に使われる頻度4番目の場所がここ、京城 (昔のソウル) 通りです。

陜川映像テーマパーク

この景色、なんとなくどこかで見たことある気がしませんか? 主だった建物を撮ってみました。

陜川映像テーマパーク

こちらはご覧のとおり、ホテルです。私が行った時はロイヤルホテルの名前でしたが、以前は明日香ホテルという名前だったようですし、映画に合わせて看板を付け替えたりするんでしょうね。

陜川映像テーマパーク

写真を撮っていたら観光馬車が通りがかったのでパシャリ。有料ですが主な場所を案内してもらえるようです。

陜川映像テーマパーク
陜川映像テーマパーク

ここでも日本語の看板発見。でもよーく見てください。「えびあられ」のはずが「えらあびれ」になってる。惜しい!

陜川映像テーマパーク

そしてこちらは楽器屋さんのはずなのに、なぜか「たんすやきもの」とか「天王寺赤ワイン」とか全然関係ない看板がかかっているんです。笑えますね。

京城通りのつきあたりには警察庁の建物があり、

陜川映像テーマパーク

その隣には朝鮮総督府の建物があります。

陜川映像テーマパーク

日本が統治していた時代の日本軍の建物です。ここは3番目に撮影頻度が高いとか。ま、日本統治時代の作品に総督府は確かによく登場しますからね。

少しずつ時代が進んでいきます。

陜川映像テーマパーク
陜川映像テーマパーク

建物もちょっと現代に近くなってきました。

こちらは劇場です。

陜川映像テーマパーク

「朝鮮海峡」っていう映画のタイトルを適当につけたのね、なんて思いながらこの建物を見上げていたのですが、さっき念のためググってみたら、なんとこの映画、1943年に制作された本物、しかも大ヒット作だったそう。撮影したのも出演した俳優さんも韓国人だったようですが、やはり日本の統治下ということで主な登場人物は日本名になっていたようです。

陜川映像テーマパーク

上海支店とあることから、この一角は上海の町並みっていうことなのかな? 第一勧業銀行って昔ありましたよね? 今はみずほ銀行になっているけど。あ、このネタ、年齢バレ危険ってやつですね🤫

陜川映像テーマパーク

こちらはラジオ放送局の建物だそう。本物に似せてあるのかな。

陜川映像テーマパーク

そしてこちらがかの有名な京城駅。今のソウル駅ってことですね。ここが撮影頻度ナンバーワンだそうです。確かにこの建物、見た記憶むっちゃあります。

陜川映像テーマパーク

撮影頻度第2位は鍾路 (チョンノ) 通りと名付けられた1970年代の建物が並ぶ通りなのですが、上の建物がこの通りにある新世界百貨店。

もちろんこの建物は偽物ですが、ソウルにある新世界百貨店の本店は1930年になんと三越京城店として建てられたものだったそう。それが戦後韓国人経営の東和百貨店となり、その後現在の新世界百貨店になったらしいです。(ウィキペディア情報)

いやー、今日これを書いたおかげでずいぶん勉強になりました。

次回も陜川映像テーマパークについて書かせていただきますが、次はあきれるぐらい超マニアックな内容となることを予告しておきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました