おひとり様が行く~大邱8 大邱でシナボンを発見!

大邱

旅行最終日は朝から西門市場をぶらぶらするつもりだったのですが、朝起きると絶不調。原因は間違いなく、前の晩チョングッチャンを2人前食べたせい。

こんなことになると思ってたんだよなぁと後悔してももう遅い。朝ごはんを食べる気にもなれず、ここで欲張って動き回って帰国できなくなったら困ると思い、お出かけを断念。

幸いグッドステイヒロテルのチェックアウトは正午だったので、ギリギリまでお部屋で休んでいました。そして来た時と同様、ホテル裏のバス停からバスに乗って東大邱 (トンデグ) バスターミナルに向かいました。

東大邱バスターミナルには予定よりも1時間以上早く到着。ここは行きも通ったけれどバスを乗り換えただけで全く見ていなかったので、周りを探検してみることにしました。

そこで目に入ったのが新世界百貨店。時間をつぶすのに百貨店ほど最適な場所はありません。バスターミナルとは1階、3階、4階で直結しているので、3階から百貨店に入り、ファッションフロアを見ながら1つずつ下の階に下りていきました。

そしてエスカレーターでB1Fまで下りてきたら、CINNABONの文字が目に入ってきました。

えっ、これ、もしかして「シナボン」って読む? 私、立ち止まってジーっと見てみました。やはりシナボンと読めます。もしかしてあのシナボン? でも、あのシナボンがこんなところにあるの?

シナボンのシナモンロールがアメリカでどれぐらい有名で愛されているかは、アメリカに留学していた友達からずいぶん前に聞いていました。ちょうど21世紀に入ったぐらいに日本にお店ができたけれど私が話を聞いた時には既に撤退していたので、私にとっては幻&憧れの食べ物だったんです。

急いで目に入った看板のところに行って確認。

間違いありません。本物のシナボンでした。それがなんと韓国に、しかも大邱にあるなんて! 

一気にテンションマックス! 数時間前までしんどかったのが一瞬で吹っ飛びました。

シナボンのパッケージ

ここのシナモンロールはかなりの大きさで、私は食欲はなかったけれど、ここで食べなかったら次にいつお目にかかれるかわかったもんじゃないと、基本のクラシックシナモンロールを即購入。ランチ代わりにしちゃいました。お店のお兄さんからは、電子レンジで30-40秒温めて食べるとより美味しくなりますよと言われたけれど、食べてみたらまだほんのりあったかくて。

シナボンのクラシックシナモンロール

上には何かのクリーム (バタークリームでも生クリームでもありません) がかかっているし、ロールの層の間にはシナモンシュガーの溶けたのがたっぷり入っていて、パッと見、相当甘ったるそうに見えたのですが、不二家のケーキみたいな強烈な甘さではなく、最後までしつこいと感じることもなくペロッと食べちゃいました。

外の層にはシナモンシュガーがキャラメル状になってそれが底にも付いていてカリッと美味しかったし、真ん中の層の生地はシナモンシュガーの溶けたのがたっぷりしみ込んでいて柔らかくて美味しかったし、と部分によって違う食感が味わえます。

私が食べたのはオリジナル味のオリジナルサイズでしたが、チョコやイチゴクリームがかかったものやオリジナルの半分ぐらいのミニサイズもあったし、何種類かセットになって売っているものもあったので、数人で分け分けするのも楽しそう。

この旅最後の食事は韓国料理じゃなかったけれど、憧れだったシナボンが食べられて超、超、満足でした。

そして今これを書くのにちょっと調べてみたら、やはりソウルの新世界百貨店の江南店や現代百貨店の狎鴎亭店とかにもお店が入っているようです。知らなかった・・・。

そして、もう1つ知らなかったのは、シナボン、いつの間にか日本でも復活していて、今関東や九州にはお店があるんですね。もしかして「何をシナボンごときで騒いでるんだ、この人は?」と思われてる? 恥ずかしい。。。

でも、私は東京や福岡へ行くよりもソウルに行く機会の方が多いので、またソウルで別のフレーバーに挑戦してみます。早く行けるようになってほしいな。

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