大邱 (テグ) へ来て4日目、ようやく大邱市内をうろうろすることにしました。といっても普通の観光ではなく、あくまでも目的はドラマ「ミスター・サンシャイン」のロケ地探し。
目星をつけていた場所は3ヶ所。本当は翌日と2日に分けて行くつもりだったのですが、翌日は雨の予報になったので急きょ1日で全部まとめて回ることにしました。
まずは啓明大学城西キャンパスへ。地下鉄1号線で中央路 (チュンアンノ) 駅から半月堂 (パノルダン) 駅へ行き2号線に乗り換え啓明大 (ケミョンデ) 駅で下車。1番出口を出てそのまま3分ぐらい歩くと城西キャンパスの正門があります。
この門を見て、「あれ? これ、韓国版「花より男子」でこの場所出てきた気がする!」と直感的に思いました。帰国してから調べようと思って上の写真を撮ったのですが、これが大正解。
このとおり、F4やジャンディが通っていた神話学園として使われていました。
この門をくぐってキャンパス内に入って行きます。大学のキャンパスを歩くのなんて何十年ぶり! なのでちょっと緊張。どうやっても学生には見えないおばさんが1人でこんなところにいたら怪しまれないかとビビりながら歩いていました。
なので早足でお目当ての場所へ直行。実はこのキャンパス内に「ミスター・サンシャイン」でエシンが通っていた学堂があるんです。
でも門をくぐってから見えるのは近代的な建物ばかり。怪しまれないように、人目を引かないようにと写真を撮らないようにしていたので、キャンパス内の様子は神話学園のキャプからどうぞ。
門からずっとこんなに広い道路がまっすぐ通っていて、この先に朝鮮時代の建物があるなんて想像もつきません。が、啓明韓学村という場所に入ったら景色が一変。
これが啓明韓学村の入口です。
そしてこの門をくぐるといきなり、ドラマで学堂だったあの伝統的な建物が目の前に。
ドラマではこんな風に映っていました。
もうちょっとアップになったシーンでエシンがいたことがわかります。
このとおり、扉が閉まっている以外は全く同じです。そしてこの敬天堂の入口もドラマに出てきました。
それがここ。
ドラマではこんな風にこの入口の扉が開いていたのですが、
私が行った時は残念ながら閉まっていました。が、一応この門の全体を撮ってみました。
すごく立派ですね。この門の建物や敬天堂を見ていると朝鮮時代そのものなんですが、目をちょっと横に向けると
このとおり、伝統的な建物の向こうに普通のビルが見えるんです。この時代感の落差にホント、ビックリ。
でも、韓学村の中に入ると建物が変わるだけじゃなくって大学の中とは思えないぐらい別世界の静寂さでした。先客でいかにも観光客らしい中国人の子連れの家族がいたのである意味心強かったけれど、もし私だけしかいなかったらあまりの静けさにビビってしまっていたかも。
せっかくここまで来たので敬天堂の周りを一周して裏門から出たら、これまたいきなり「ミスター・サンシャイン」の世界。
目の前に上と同じ景色が。
ドラマではここが学堂の入口として映っていたのですが、
学堂のロケ場所だった敬天堂の周りになかったなと思ったら、別の場所にありました。
学堂の入口、もういっちょ。
CCTVだ、禁煙だといった今どきの貼り紙以外は本当にそのまんま。写真を撮って、こちらの建物、渓亭軒にも入ってみました。
何度も言いますが、ここも大学のキャンパス内です。ここには学生さんはいませんでしたが、大学の教員か職員の方が中で何か作業をされていました。
そういう関係者の姿を見て改めて、ここは大学の中だからミーハーに騒いではいけないと肝に銘じ、カメラも必要以上に見せないように気を使いながら見学しました。私の存在に気付かれた方には一応ちゃんとご挨拶もしましたし。それなりに大人な対応は忘れないようにしていました。
渓亭軒を出ようとすると、このとおり、また現代と朝鮮時代が融合した景色が。
ここから出て外側から渓亭軒を眺めるとこんな感じ。
もう一度言います。これ、大学の施設です。ホント、信じられません。
そしてこれも繰り返しになりますが、これが目の前にある光景。朝鮮時代ですね。
ところが同じ建物を反対側から見ると、現代に戻ります。
啓明韓学村はロケ場所だけでなく全部見て回りましたが、現代と朝鮮時代が同居している、とても不思議な場所でした。
最後に啓明韓学村の入口に掲示されていた地図を載せておきます。ピンクの○で囲んだ3ヶ所が「ミスター・サンシャイン」のロケ場所です。ちょっと見にくいかもしれませんが、⑬が韓学村の入口です。
韓学村の見学は終わったけれどせっかく大学なんて珍しい場所に来たので、キャンパス内を少し歩き回ってみました。そしたらこんなものを発見。
「野生動物注意」の看板。野生動物が迷い込んだりするんですね、大学の中なのに。確かにここの敷地、ハンパなく広かったです。
ここはアダムス館という名前が付いた建物。
このキャンパスの中には社会科学館とか芸術館とか普通の名前が付いた建物もあるんですが、アダムス館以外にもスミス館とかシャタック館とか西洋の名前が付いた建物があるんです。どうやらキリスト教系の大学のよう。それにしてもこんな素敵な洋館で授業が受けられる (んだと思うんだけど) なんてうらやましい。
そしてこのアダムス館でも「この建物、見覚えがあるな」と思ったんです、初めて来たのに。そしたらやはり、ここも「花より男子」のロケ場所でした。
上がキャプ、下が私が撮った写真です。
最後にこの大学のシンボルである本館を見に行きました。
見てください、この建物! この写真だけ見たらアメリカの大学のように見えませんか? かっこいぃー。
と思ったら、ここも「花より男子」で思いっきり映っていました。
なんで花男のことをそんなに憶えているかって? 私、花男はオリジナルよりも韓国版の方が好きで、実は3回も見ているんです。だから、記憶のどこかに残っているみたいで😛
啓明大学城西キャンパス、私が歩いたのはほんの一部だけですが、とにかくべらぼうに広いし、授業や研究が行われているだろう建物もものすごくたくさんあって、とてつもなく大きな大学です。
しかも別の場所にもキャンパスがあるし、啓明大学って私立大学にしてもすごくお金のある大学なんだなと感嘆しました。
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