全州・扶余ドライブ旅行7 見所いっぱいの扶余を駆け足で観光

扶余の扶蘇山城の後門 全州・扶余

全州 (チョンジュ) でコンナムルクッパの朝ごはんを食べ、韓屋村を軽く散策した後、車で扶余 (プヨ) に移動。

扶余は市ではなく郡なので、道中道が狭かったらどうしようと心配だったけれど、なんのなんの。

高速道路は最低でも片側3車線はあるし、高速を降りて普通の道に入っても片側2車線はあり、運転しやすそうでした。

ナビの指示どおり走ったら迷うことなく全州から1時間半弱で扶余に到着。

扶余の滞在時間も24時間弱しかないので、観光地に車で直行しました。

ちなみに扶余の観光はほとんど車で移動し世界遺産になっているところにも行ったけれど、駐車場はすべて無料でした。韓国太っ腹。

まず向かったのは世界遺産の扶蘇山城。

本当なら正門を通って山を登って行くところなのですが、外はむっちゃ暑いし時間と体力に余裕がないのでショートカット。

扶余の扶蘇山城行き遊覧船乗り場クドゥレ渡船場

遊覧船に乗って扶蘇山城の裏側の後門に行くことにしました。

こちらが乗船したソドン号。

扶余の扶蘇山城行き遊覧船

この船名はドラマ「ソドンヨ」のソドン王子(後の百済第30代王の武王)に由来するんじゃないかと想像していたら、やはりその通り。

もう1隻の船名は「ソンファ」。武王のお妃の名前ですよね。「ソドンヨ」の世界そのもの。百済の土地に来たんだなと実感。

船は意外に大きくて、定員は確認しなかったけれど、多分30人ぐらいは乗れる大きさだったと思います。

それに白馬江という大きな川を走るので、揺れはほとんどありませんでした。

道中「左手には・・・。右手には・・・。」と音声テープで説明が流れていましたが、韓国語のみなので残念ながらよくわからず。

扶余の扶蘇山城の落花岩

ですが、新羅に攻め入られて百済王宮の宮女3000人が貞操を守るために身を投げたという言い伝えがある落花岩はやはりこのクルーズのハイライトのようで、わざわざ舳先を岩に向けて撮影タイムを取ってくれました。

これは山側からは見えない景色なので、遊覧船に乗る価値はあるんじゃないかと。

扶余の扶蘇山城側の皐蘭寺遊覧船船着場

船は20分ほどで皐蘭寺 (コランサ) 遊覧船船着場に着きました。

船着場を出たらすぐに一番上の写真の扶蘇山城の後門になっていて、私達はそこから山を登って行きました。

扶余の扶蘇山城の百j花亭

山道はかなり広いけれど勾配のある上り道で10分ほど歩くと、百花亭に到着。

ここが頂上付近らしいので、正門から行くよりも後門から行く方が楽にたどりつけるんです。

扶余の扶蘇山城の頂上付近から見た白馬江

これが頂上付近から見下ろした白馬江。

川幅の広さがわかってもらえるかしら? 川の水はゆったりと流れていて涼しげな景色ですが、これを見ている私達は炎天下で山を登ってきたので汗だくでした。

船着場に戻る途中で皐蘭寺に立ち寄ってみました。

扶余の扶蘇山城の皐蘭寺

目的はお参りではなく、お寺の裏にあるこちら。

扶余の扶蘇山城の皐蘭亭

皐蘭亭。

ここのお水は薬水で、1度飲むと3年若返ると言われているそう。

お水の味としてはフツーだったけれど、効能を信じてしっかり飲んできました!

帰りも遊覧船に乗ってクドゥレ渡船場に戻り、昼食後、国立扶余博物館へ。

国立扶余博物館

中は扶余の古代から百済の時代までの様々な発掘物が展示されていて、順路に沿って進むと年代順に見られるようになっています。

入口で私達が日本人だとわかると日本語のパンフレットを出してくれたので、中はかなり広いけれど迷うことはありませんでした。

展示物の中には国宝もあったし、百済の時代の物は日本と関係がある物も展示されていたので、あまり歴史に詳しくない私でも興味を惹かれる物が多くって。

みんな別行動にして最初30分後に待ち合わせをしたのですが全く時間が足らず、時間を延長。一通りさらっと見るだけでも1時間近くかかりました。

建物の真ん中がホールみたいになっていて、週末だったからかもしれませんが、プロジェクションマッピングのようなイベントが1日数回行われていて、それもタイミングよく見ることができました。

その後、定林寺址へ。こちらも世界遺産。

扶余の定林寺址の五層石塔

こちらの石塔は1400年以上前に造られたものだとか。

扶余の定林寺址の石仏坐像

石仏も元はきっと装飾がほどこされ、シャープなフォルムだっただろうに、欠けたりすり減ってしまっているのが明らかで、それだけでも相当に古いものだとわかりました。これも国宝だそうです。

定林寺址を見終わった時点で17時半前。

正午頃に扶余に着いてお昼休憩とカフェタイムも含めて5時間半で3ヶ所を見学。なかなかのハードスケジュールですよね。

でも、扶余の見所はまだまだあって、残りは翌日に行くことにしました。

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