新設洞のスンデ屋さん「ワガリ ピスンデ」

新設洞・清涼里

新設洞 (シンソルドン) に行く日本人はあまりいないのか、お食事処があまり紹介されていません。韓国のブロガーさんでもあまりいないです。でも、韓国ブロガーさんが紹介している新設洞の数少ないお店の中で結構な確率で紹介されているお店が2つ。サムギョプサル屋の「肉典食堂」と、これから紹介するスンデのお店「ワガリ ピスンデ」です。紹介数が多いってことは人気店ってことですよね?

おひとり様の私にサムギョプサル屋は無理なので、スンデ屋さんの方に行ってみました。

ワガリピスンデの外観

ここのスンデは全州式とのこと。確かに他では食べたことがない味でした。まずスープを一口飲んだ感想は、胡椒がむっちゃ効いてるってこと。塩辛さでもコチュジャンの辛さでもなく、胡椒なんです。それも最初は喉にきたぐらい。

ワガリピスンデのスンデグッ

スンデはもっと癖があります。ここのスンデははるさめとか野菜とかの混ぜ物がない豚の腸詰そのもの。だからか、食べる時ふっとした匂いを感じました。後から知ったのですが、ピスンデの「ピ」は血のこと。豚の血が入ったスンデだから普通のスンデとは違う匂いがしたんですね。

以前に紹介した清涼里 (チョンニャンニ) の「コヒャンチッ」のスンデも豚の血入りでした。私はこの手のスンデは好きなのでこの匂いは全然OKなのですが、スンデがそれほど好きじゃない人にはちょっとキツイかも。

スンデグッの中にはスンデの他に内臓もたっぷり入っています。これも好き嫌いの分かれるところでしょうね。でもここのスンデグッが他と全然違うポイントは、シソの葉がスープに入っていることです。それもかなりの量。だからスープを一口飲むごとにシソの香りがします。きっと匂い消しなんでしょうね。でもまさかシソが入っているとは思わなかったので、「この香りは何だ?」って考えながら食べていて、結論にたどりつくまで結構時間がかかりました。最後は丸まっている葉っぱを伸ばし、葉っぱの繊維を舌で感じてやっとわかりました。解明した時は妙な達成感がありました🙂

ワガリピスンデ

キムチは自分で好きなだけ小皿に取るスタイル。これをされると取った分は残せないような妙なプレッシャーを感じて、私はあまり好きじゃないです。でも、ニンニクのキムチを見つけてテンションアップ! 好きなんです、これ。ニンニクはいっぺんにたくさん食べるのはよくないらしいので、セーブをかけました。でなけりゃ止まらなくなってしまいます。

かなり胡椒とシソが効いている癖のあるスープで、最初は喉にきたりしていたけれど、途中で口の中が麻痺しちゃったのか、後半はへっちゃらでスープを飲み続け、結局完食しちゃいました。

万人受けするスンデではないけれど、スンデ好きの方は一度トライしてみる価値はあると思います。スンデグッ、7,000ウォンでした (2017年春時点)。

新設洞駅からは徒歩5分弱。3番出口を出て直進。橋を渡ってすぐ左に曲がり100mちょっと直進した右側にお店はあります。昼間なら、橋を渡って左に曲がって歩き出したらすぐに、前方にこの看板が見えますよ。

ワガリピスンデの看板

ワガリ ピスンデ|와가리 피순대
ソウル特別市東大門区旺山路9キル22 (旧道路表記:東大門区龍頭洞233-20)

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