水原 日帰り観光 まだまだ歩く

水原・龍仁

解憂斎から始めた水原観光。私の華麗なる計画では、

解憂斎→池洞壁画マウル→錬武台→華城列車→八達山→華城将台から華城行宮全体を眺める→華城行宮→行宮洞壁画マウル

と回るはずでした。

それが、池洞壁画マウルが楽しくて時間をかけすぎてしまい、予定していた華城列車に乗り遅れてしまったんです😧

いや、正確に言うと出発の3分前には着いたんです、乗り場に。でも、どこかの国の団体さんたちが4人掛けの席に3人で座ったりして席を占領したせいで乗せてもらえませんでした。まだ乗れるスペースがあるじゃないと係員さんに言っても何もしてくれず、私の目の前で列車は行ってしまいました。乗りたかった・・・。乗れたのに・・・・・。

次の列車は30分後。どうしようか迷ったんだけど腹が立っててじっとしていられない気分だったし、天気もよかったので城郭を歩いてみるのも楽しいかと思い、行宮洞まで歩くことにしました。途中はこんな景色。

水原華城の城郭
水原華城の東北角楼

ね、歩きたくなるぐらいの清々しい青空でしょう?

水原華城の訪花随柳亭

これは東北角楼、別名、水原訪花随柳亭。水原華城の中で一番美しいと言われているんですって。

ここは靴を脱げば自由に上がれるようになっています。緑が多い水原の街を正祖もここから眺めたりしたのかなとか思いながら、5分ほど独り占めして休憩させてもらいました。気分チョアッソー。

もうこの頃には華城列車に乗れなかった恨みはすっかり忘れていました。

そしてこれが華虹門。

水原華城の華虹門

アーチ型の水門が美しい。華虹門側から川を眺めると・・・

水原華城の華虹門から見た風景

のどかな昼下がりの光景。水鳥もいて、川の水もかなりきれいです。

結局行宮洞まで歩いてしまいました。途中、東北角楼で休憩しましたが、それを入れても20分。ま、歩ける距離ですよね?

華虹門に着いたのが14時過ぎ。朝8時ぐらいに明洞のホテルを出てから何も食べずにひたすら歩いていたのでおなかがペコペコ。なので、華虹門近くでたまたま見つけたイザック・トーストに飛び込んでとりあえずサンドウィッチをほおばりました。予定では八達門あたりのちゃんとしたお店で韓国らしいものを食べるはずだったのに。

計画は狂うわ、時間は押すわで余裕がなかったので、ランチタイムは15分弱。すぐに行宮洞壁画マウルに向かい、40分ほどで終了。だって壁画マウル巡りも確かに水原観光の目的の1つだけど、15時過ぎてまだ肝心の華城行宮に行ってないんですもん。これじゃ本末転倒でしょ?

で、華城行宮にはどう行けばいいか地図を見てみると、大通りを挟んで行宮洞壁画マウルとちょうど反対側に華城行宮の一部、華寧殿があるのを見つけました。地図上では行宮洞からは華城行宮へ行くよりも華寧殿に行く方が近いんです。ということで、焦っていた私は深く考えず、華寧殿に向かいました。

歩くこと7-8分。門の前に着いてガーーーーーン。
閉まっていたんです。それも鎖まで使って頑丈に閉められていました。閉館の時間にはいくらなんでも早すぎます。で、やっと気づいたんです。華寧殿には華城行宮の中からしか入れないことに!

よく考えてみたらこれは華城行宮の一部なんですから当たり前ですよね。でも、焦っていた私はそこまで頭が回りませんでした。地図だけ見て「こっちの方が近い!」って思って・・・。大バカもんです。

結局、三角形の一辺で行けるところを二辺歩いて華城行宮に行くことになりました。これでまた無駄な体力を使いました。遠回りをして得た収穫はこれぐらい。

水原市内にあったオブジェ

親子らしい3人のエコなオブジェ。どこにあったかも覚えていません。

5分以上歩いてようやく華城行宮に到着。どれぐらい広いのか見当がつかないので、急いで回りました。

水原の華城行宮

チャングムも一部ここで撮影されていたんですね。でも、どのシーンで華城行宮のどこが使われたのかはわかりませんでした。

華城行宮内の写真はいろいろな人のブログで見られるので、あえて載せません。でも、やっぱりこれだけは載せておこう。

水原の華城行宮

正祖 (イ・サン) 様です。イ・ソジンさんに似ていると思ったのは気のせい?

そしてこれが正祖が水原に来た時に正殿として使用した奉寿堂。

水原の華城行宮

ヒョンビンさんの映画「逆鱗 (邦題:王の涙 イ・サンの決断)」も見たけど、この玉座に座っている正祖の姿はやっぱりイ・ソジンさん🤭

で、華城行宮で私が一番興味を引かれたのはこれ。

水原の華城行宮の日時計

世宗大王の時代に作られた日時計。説明はこちら↓

水原の華城行宮の日時計の説明文

よく見ると円形の縁のところに冬至、夏至、立春、春分とか今も使われている季節を表す言葉が彫られているんです。中国から来ているから当たり前なのかもしれないけど、同じ言葉が使われていたことがわかって妙にうれしくなりました。

その後、行宮の中から華寧殿リベンジ。結構距離があって、5分近く歩いたんじゃないかな。でも華寧殿から先はどこに行けるわけでもなく結局歩いて戻ることに。

途中、行宮の裏山に登る道を見つけました。この裏山の中腹に華城列車の終点、八達山乗り場があって、そこからもう少し登ると八達山のてっぺんにある華城将台に行けるんです。

予定通りなら華城列車に乗って楽々登るはずだった八達山。華城行宮にまで来てしまったからには、もう自力で登るしかありません。朝から5時間以上歩き続けてきて近年経験したことがないぐらいヘトヘトだったんだけど、予定した場所に行かずに帰るのは悔しい!

時刻はもう16時を過ぎていて、日が暮れる前に景色を見ようと思ったら休憩している暇はありません。最後の力を振り絞って意地で上まで登りました!!

てっぺんはこんな感じ。ビルが小さく見えます。

水原の八達山

「世界文化遺産 水原 華城」と書いてあります。

そして、八達山の上から見た華城行宮はこんな感じ。

八達山から見た水原の華城行宮

ミニチュアみたい!!! 行宮の裏手から歩いて10分ぐらいだったかな?そんなに遠くないはずなのに、行宮がとても小さく見えました。

これを見た時の達成感、わかりますか?水原を徒歩で制覇した達成感! いやー、我ながらよく頑張りました。

しばしこの景色を眺めながら休憩したんですが、達成感でアドレナリンが出て興奮状態に。究極に疲れているはずなのに、悪いことに体が元気だと錯覚してしまいました。

それで調子に乗って、「こうなりゃ水原華城の城郭制覇だ!」と、城郭の西の端、西南角楼、別名、華陽楼まで歩いちゃったんですね、行かなくてもいいのに。

水原華城の西南角楼

これが水原日帰り観光最後の写真。この時、既に17時過ぎ。日暮れが近づいていました。

ここから膝をガクガクさせながら山を下り、八達門まで歩きました。水原駅までバスに乗ろうとしたのですが、学校帰りと観光帰りの人でバスはすし詰め状態。4-5本は見送ったと思います。でも待ってるだけじゃあらちがあかないと、周りにいたつわもの観光客たちと一緒に強行突破。なんとかバスに乗り込み、駅までたどりつきました。

予定ではムグァンファ号に乗ってソウルに戻るつもりだったけど、バスに乗るまでに時間をロスしたために駅に着いたのは列車が発車した直後。ほとほとツイてない日です。

八達山の頂上で出たアドレナリンの威力も切れ、一日の疲れがどっと来てもう動く気力もありませんでした。次の列車まで待つのもしんどかったし、ただ待つぐらいなら少しでもソウルに近づきたいと思い、地下鉄1号線で帰ることに。

結構な時間地下鉄に乗っていたのかもしれないけど、爆睡していたので記憶は全くありません。それでも九老に着く頃には目が覚めて、ちゃんとソウル方面行きに乗り換えることができました。

事前に立てた計画はどこへやら。行き当たりばったりの連続の1日になってしまいました。でも、行こうと決めた場所に全部行けたので満足です。

水原は半日観光が定番になっているようですが、私が最初に紹介したルートで回れば、私が経験した歩き倒しをすることなく、余裕で1日楽しむことができるはず。

観光情報は水原文化財団のサイトに日本語で詳しく書かれています。地図もとてもわかりやすいですし、ブログには最新情報が提供されています。

最近まで韓国で放映されていたヒットドラマ「雲が描いた月明かり」でも華城行宮で撮影されたシーンがあるんですって。水原に行かれる方は事前にブログをぜひチェックしてみて。

水原文化財団
水原華城 観光案内           華城行宮 観光案内        
水原華城/華城行宮 案内地図      水原文化財団ブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました