スタジオ内を見て回って気付いたのは、室内のシーンはどこか他の場所にセットがあって撮影されたケースが多いことです。でも町中のシーンはかなりここサンシャインスタジオで撮影されています。
薬房からメガネ橋を超えて歩いて行くと、こんな建物がありました。
どれもメインの場所として撮影されたわけではないですが、ドラマをよーく見ると背景としてこういった場所が何度も映っています。
最後の写真のお店に並べてあった商品は
ノリゲも靴も本物でとってもきれいでした。「手を触れないでください」となっていましたが、別に店番の人がいるわけでもないので、なくなってしまわないか心配になったぐらい。売り物にすれば買う人がいると思うんだけどな。
トンメの家の前に戻ってきたので、今度は別方向に歩いてみました。すると、この建物が。
この撮り方だとあまりピンとこないと思いますが、こういう撮り方をするとピンとくる方がいるのでは?
この辺り、何度もドラマの中で現れます。
この場面でも。
そしてこの普信閣のすぐ横の掲示板で、なんとこの張り紙を見つけました。
掲示板の位置はここ。
ドラマで一瞬映っただけのものをこうやって残してくれるなんて、サンシャインスタジオ、嬉しい演出をしてくれます。これもこのスタジオで私がテンションが上がったポイントの1つでした。
この道の反対側には漢城電気会社の建物があります。
この屋上にある時計塔、見覚えがありますよね?
そう、ユージンが狙撃した場所です。
この建物はスタジオ内でグローリーホテルに次ぐ大きい建物なのですが、グローリー同様、中は展示スペースになっています。ただグローリーと違うのは、展示されているのが小道具ではなく写真のパネルです。
まずはこのドラマの代表イメージ。
そしてメインの5人のキャラクターの個人パネル。
そしてドラマの様々なシーンを集めたパネル。
どれも懐かしい場面ばかりです。
それにオフショットのパネルもありました。
撮影期間が長かったこともあり、出演者のチームワークはよかったと何かの記事で読みましたが、こういう写真を見るとそれがよく表れていますね。
ですが、ここの展示の目玉はこのパネル展の奥にありました。私、これが目に入った時思わずきゃーっと声を上げそうになったぐらい。
そう、ユージンの執務室です💕
展示スペースの一角にセットが置かれているだけでお部屋にはなっていませんが、ドラマで映っていたそのものです! 正面から見るとこんな感じ。
しかも、フォトゾーンの標識に書いてあるように、座っていいーーーんです!!! すごい、すごすぎる!!
もう、私の周りはにわかユージンだらけ🤭 韓国人の40代のおじさん4人組が子供みたいにはしゃぎながら順番に座ってユージンを気取って写真を撮っているのが面白すぎて。「おじさん、ユージンとは似ても似つかないよー」という言葉は心の中だけにしまっておきました。ククク。
椅子に座ってみると、机の上にもいくつか小道具が置いてあるのがわかります。ここにも封筒が。
ユージンの名前があるので作り物なのは間違いないのですが、スタンプも押してあり、とても精巧にできています。
写真はここにもありました。これ、見覚えありますよね?
ドラマの中で何回も出てきました。
そしてこれらと一緒に1枚のレターが置いてありました。英語で書かれたそのレターの内容を何気なく読んでいて、ある名前に目が釘付けになりました。そのレター、なんとむちゃくちゃ重要な証明書だったんです! 無造作に置かれてあるし、名前は筆記体で書かれていて読みづらくて、もうちょっとで見落としそうになりました。
ここに写真を載せられないぐらい思いっきりネタバレになる、アメリカが発行した証明書。ドラマをご覧になった皆さんなら、このヒントで多分何か想像できますよね? これも実物が見られて感動した物の1つでした。このスペースに来たら、机の上も要チェックです!
執務室スペースの横にはユージンの軍服が展示されていました。
よっぽど触ってみたかったけれど、写真だけでガマン、ガマン。
最後の展示物はこれでした。
ドラマの最後の方で出てきた太極旗です。きっとドラマで使われた本物なんでしょうね。
その上に説明文が添えられていたのですが、内容を読んでビックリ。
ここに置かれている旗はドラマ用に作られたものですし、上の写真はドラマの1場面ですが、この旗にまつわるドラマの中のストーリーはまんざら作り話ではなく、史実に基づく本物の旗はどうやら国立中央博物館にあるようなんです。ドラマを見ながら「そんなことはないだろう」と思っていた場面だっただけに本当に驚きました。こんな風に史実に近いことをドラマの中にぶち込んでくるから、ドラマで描かれていること全てが事実だと思われてしまうんですよね。うーん、ビミョー。
漢城電気会社の建物を出ると、目の前にあるのはこれ。
日本料亭「花月楼」。密談、密約の場としていろいろな国の人が利用している設定だったので、この場所は頻繁に登場しましたね。
この入口もよく映っていた気がします。
建物はこのように立派なのですが、残念ながら中には入れませんでした。それに、この建物も実はレプリカなんですよね。韓国ブロガーさんによると、本物の花月楼の建物は釜山にある日本式の古い建物なんだそうです。上の写真の出入口のところはともかく、ドラマに映っていた外観や2階部分はどうやら本物の建物の方で撮影されたみたい。2階の窓の格子の形がサンシャインスタジオにあるのとはちょっと違うんです。
そして、花月楼の奥にはエシンの部屋の建物がありました。
ですが、これも韓国ブロガーさん情報ですが、エシンの部屋の建物として撮影に使われたのは醴泉 (イェチョン) 郡にある草澗亭 (チョガンジョン) という慶尚北道の文化財に指定されている伝統建築だそうです。下記のシーンでも草澗亭の名前がはっきり出ていますね。
なので、サンシャインスタジオにあるエシンの部屋の建物もレプリカということになります。
ここは中に自由に入れるようになっていて、せっかくなので靴を脱いで上がってみました。いくつかの部屋に区切られているのですが、奥に進んで行くとエシンの部屋のセットがありました。
この屏風や、グリーンのお座布団はドラマで使われていたデザインと全く同じです。
アングルを変えて写真を撮ってみました。
ただ、部屋の中のシーンだけでもここで撮影されたのかどうかは・・・なんとなく違うような気がするのですが・・・わかりませんでした。
サンシャインスタジオの見学、あと4分の1です。
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