グローリーホテルを出て次に向かったのはここ。

ブロマンスの舞台、居酒屋です。中に入るとすぐにあの3人が座っていたカウンターがあります。


これを見て「あれ?」と思われた方は多いのでは? 私達がドラマで見た居酒屋では、ユージン達が座った後ろにはいくつかテーブルや椅子が見えていましたし、

サイドからの写真でわかるとおり、カウンターの中、つまりお店の人がいるスペースが狭すぎます。つまり、これはレプリカだということです。このカウンターの横には監視員?のおねえさんがいて、人が入って来る度に「座っても構いません。写真を撮っても結構です。でも調度品は触らないでください」と声をかけていました。
ドラマではカウンターの後ろにあったテーブルや椅子が、ここではカウンターの左奥にありました。

飾り棚にはこんなものが飾ってありました。

一見日本の物っぽく見えるのですが、日本人形の髪型としてはちょっと不自然ですし、招き猫もあまり見かけない形のような? それにしても菊正宗さん、偶然でしょうけれど、これ、いい宣伝になりますね。
そういえば、ドラマを見ていた時に漢城の町に「聖護院八ッ橋」の看板があって、しかもそれが何回も画面に映るのがものすごく気になっていました。確かにあの時代に既に聖護院八ッ橋は日本にはあったようなのですが、漢城でも売っていたのかしら? まさかドラマのスポンサーとして協賛していたわけではないでしょうに、その割にはやたらと映っていて、「これ、何気にいい宣伝だよなぁ」と思っていたのを菊正宗の樽を見て思い出しました。
すみません、ちょっと脱線しました。
突っ込みどころはメニューにも。

焼き餃子って居酒屋にあるかもしれないけれど、決してメジャーな居酒屋メニューじゃないですよね?🙃 さっきのカウンターの横のメニューには「たこわさ」なんてシブいものがあったりする一方、「サーモン」とか「玉ねぎ」とかちょっとビミョーなメニューがあったり。
こっちのメニューはもっと笑えます。

焼き餃子、再登場! そして「焼き鳥」が2つ! 鶉串はなぜか「うずら串」と「ウズラ串」の2種類! しかも値段が違う!! きっと日本語をあまりわかっていない人が置いたのでしょうね。
すみません、決してあら探しをするつもりではなかったのですが、やはり日本語で書かれたものを見ると一瞬で気づいちゃうんですよね。やっぱり母国語だから。
居酒屋の2階はこうなっていました。

そう、トンメの部屋です。
あのブロマンスの居酒屋の2階にトンメの部屋があるという設定ではなかった気がしますが、トンメの部屋の1階が居酒屋だったのは間違いないです。そして、トンメの部屋の場面を帰国後ドラマで再度見てみましたが、多分本当にここで撮影された気がします。
ホタルがやっていたタロット占い道具もちゃんと置いてありました。

これがトンメの部屋の縁側。これもドラマで見た記憶があります。

そして縁側からトンメが見ていた町の景色。

これはドラマの設定そのものです。第3話ではトンメがここから飛び降りて、浪人にからまれかけていたエシンを助けましたよね。あのシーンは本当にこの一角を使って撮影されています。
続いて訪れたのはここ。

イルシクとチュンシクのお店「ヘドゥリオ」です!!
これも見てみたかったセットの1つでした。この入口を入ってみると・・・

そう、これこれ。
横側の壁には取扱商品の貼り紙がありました。

そしてこの横には、途中から間借りしたヒソンの仕事場もありました。



「編集長 キム ヒソン」の札もこの年代物のカメラもちゃんと机の上にありました。このカメラ、YASHICAって本当に日本製なんですね。今ググってみたらYASHICAの製造会社の八洲精機株式会社の創業は1949年と判明。
あれ? ん?
このドラマ、時々時代考証が正しくないことがあったみたいです。ま、フィクションのドラマですから、小姑みたいなことをしちゃダメですね。
このヘドゥリオの場所ですが、トンメの家の裏手にあるため、韓国のブロガーさんでもいろいろ見回っているうちに見損ねた人が結構多いようです。近くの壁にちゃんと「ヘドゥリオはこちら」という表示がありますのでお見逃しなく。

このイルシクとチュンシクの似顔絵、すごく上手ですね。
トンメの部屋の2階から見えていた通りを歩いてみると・・・

ありました、フランス製パン所。このお店の中や外でいろいろなストーリーが展開しましたね。
ユージンとエシン、エシンとヒナが話をしていたお店の中はこんな感じ。

何もなくてガランとしていましたが、私は強力粉で真っ白になったこのテーブルをはさんでユージンがエシンに話をしたシーンが強烈に印象に残っています。キム・ウンスク作家ってすごい発想の持ち主なんだと感動した場面でした。
お店の外にはパン屋のご主人とトンメの会話シーンでおなじみの屋台がありました。カラフルな飴が売られていましたよね。

この製パン所の前を通ってもう少し進むと、

ユージンとエシンの密会場所の薬房がありました。
でも残念ながら薬房の中はどこか別の場所にセットがあったようで、2人がよく使っていたあの大きな薬棚はありませんでした。あの棚、というか、引き出し、開けてみたかったんだけどな。
でも、表にはこれがちゃんとありました。

赤い風車。ドラマではもうちょっと鮮やかな赤だった気がするのですが、もう色褪せちゃったのかな。
そして、薬房のすぐ近くに、あのメガネ橋があります。

これは薬房側から撮った写真。反対側から撮ると

この橋がらみで展開されたいろいろなストーリー(モリタカシがらみとか)は、多分ほとんどこちら側から撮影されていたような気がします。
でも第2話で2人が橋の下で話をするシーンは薬房側です。

ユージンの後ろに映っているものでわかります。

サンシャインスタジオを訪問する方はドラマのキャプチャーを持って行くと楽しみ倍増だと思います。私は準備をする時間がなくてほとんど持って行っていなくて帰国後確認しました。それはそれで楽しい作業だったのですが、現場で確認した方が感慨ひとしおだったでしょう。
スタジオ見学、まだまだ続きます。
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