朝8時半から花田洞 (ファジョンドン) 壁画マウル、午後は一山 (イルサン) 西区壁画マウルをひたすら歩き回り、すべて見終えたのが午後3時半頃。この間休憩といえば花田駅から一山駅までの電車の中とランチで合計1時間のみ。単純計算するとこの時点で既に20km近く歩いていたと思うのですが、この日の予定はあともう1ヶ所ありました。
そう、一山といえば一番最初に浮かぶのが一山湖水公園。いろいろなドラマのロケ場所になっていて、以前からずっと行きたいと思っていたんです。なので、正直へとへとだったけれど、一山に来たからには湖水公園に行かずには帰れない。ということで、一山西区壁画マウルからバスで湖水公園に向かいました。
湖水公園に着いたのが午後4時前。晩秋だったので日が沈むまであと1時間ぐらいしかありません。広い湖水公園を全部見て回るのはとても無理なので、どうしても自分の目で見たかった3ヶ所だけ行くことにしました。
湖水公園の中を歩き始めて2-3分経った頃、私が目指していた方向とは別の方向に人だかりができているのが見えました。「もしかして?」と思ってちょっと近づいてみると、やはり湖のほとりで何かの撮影をしていました。誰がいるのか気になってもっと近づこうとしたんだけれど、私達群集はスタッフにしつこく追い払われてしまい、結局誰がいたのかわからずじまい。でも湖水公園に着いていきなり撮影に出くわすなんて、やっぱり撮影のメッカなんだと実感しました。
目指す方向に戻ってしばらく歩いていると、こんなオブジェがありました。
後ろの木々がもうちょっと紅葉していたら、この白鳥、きっと木々と同化していたでしょう。それぐらい紅葉の季節にぴったりな色をしていました。
この白鳥を通り過ぎ、公園内を湖に沿って南にどんどん歩いていくと、湖水橋の下で思いがけず壁画を見つけました。橋脚全体にいろいろな花の絵がでっかく描かれているんです。
橋脚の下にはこんなものもありました。
青空図書館みたいな感じで、きっとここの本は誰でも自由に読むことができるようになっているのでしょう。橋げたの下なので雨に濡れる心配もありません。
湖水橋の下をくぐり抜けると、お目当ての場所が見えてきました。
これ、この木製の橋です。私が最初にこの橋を見たドラマはジョンジェssiが出ていた「エア・シティ」。このドラマでジョンジェssiにハマってしまったんです。懐かしぃ。
「エア・シティ」ではそれほど重要な場面ではなかったのであまり記憶に残っていないのですが、その後「華麗なる遺産」「シティハンター in Seoul」とお気に入りのドラマでこの橋が出てきて、それ以来この橋は憧れの場所だったんです。
早速渡り始めると、なんだか人が集まって湖面をのぞいていました。
なんだろうと近づいてみると、
この湖、鯉がいたんですね。水質も思ったよりもきれい。
ここもキャプは持って行っていなくて、なんとなくこんなところだったかなと思っていくつか写真を撮ってみました。で、帰国後「華麗なる遺産」の
この告白シーンの撮影ポイントを探してみたら、私が撮った
こんな感じで橋の出っ張り部分だったのは合っていたのですが、ちょうどこの反対側の出っ張りのところでした。
上の写真のちょうど中心あたり、階段の右側の部分にハン・ヒョジュちゃんとペ・スビンさんが立っていて、橋の向こう側から撮ったみたい。橋を渡り切った側の湖水橋の橋脚の下にあるこの壁画が上のキャプに映っています。
反対側の橋脚に描かれている壁画はさっきと花の種類が違うのと、あと絵の一部が立体的になっていました。
とにかく橋脚に描かれた壁画なのでスケールが大きくその上立体感もあるので、なんとなく圧迫感を感じたというか、壁画ってそのキャンバスとなる物の大きさに合わせて描く対象を考えた方がいいんじゃないかとふと思いました。正直、この巨大なお花たち、あまりお上品に見えなかったんですよね🤔
この橋の上からは別の目的地も見えました。これです。
あの特徴的な岩のところ。でもそこに向かう前にもう1ヶ所どうしても行きたいところがありました。多分一山湖水公園で一番有名で、最も多く撮影に使われている場所。ここです。
そう、メタセコイアの道。この道、季節を問わずホントに数多くのドラマで使われていますよね。神宮外苑の銀杏並木ぐらいのヘビロテ。ここを歩いてみたかったんです。新緑の季節に来てみたかった気もしますが、秋の夕陽が差し込む時間帯に歩いてみるのもなかなか趣があってよかったです。
とはいえ、日が傾きかけてきていたので、メタセコイアの道は3分の2ぐらいのところでUターン。最後の目的地、さっき橋の上から見えた瀑布広場に向かいました。
ここ。秋だったからか夕方だったからか、残念ながら滝は休止中でした。
このすぐ横のところで「星から来たあなた」の次の場面が撮影されていました。
いなくなったト・ミンジュンが群集の中にいるのを見たとチョン・ソンイが言って錯乱状態みたいになった場面。それがここ。
これで湖水公園のミッションクリア。なんとか日が暮れるまでに間に合いました。この時点で午後4時40分。朝歩き始めてから8時間が経過していました。もちろん、もうヘロヘロ。でも予定を全部クリアできて妙な達成感がありました。
この瀑布広場のすぐ近くに高架になっている歩道があってそれがナンミン公園に直結しています。公園の中をそのまままっすぐ歩いて行けば地下鉄3号線の馬頭 (マドゥ) 駅までたどりつけます。
ちょうど高架を通っていたらきれいな紅葉が見えました。
そしてこの写真を撮っていた最中にこの下の広い道路を運転シーンを撮影している撮影隊が通ったんです! 片側3車線の道路の2車線を使って、役者さんが乗っている車を載せた台車の前に、カメラマンが乗っている荷台のある車と、もう1つ別の車が台車の左について計3台でものものしく走ってきたので気付いたんです。でもカメラを構える前に私がいた高架を通り過ぎてしまって、残念ながら写真は撮れず。約1時間前に見たあの撮影隊にほぼ間違いありません。あれからずっと撮影してたんだ。
6年前にも一度南山図書館近くで撮影が終わって撤収する撮影隊と出くわしたことがありましたが、それ以来です。それに1日に2回も。日本でもドラマの撮影に遭遇したことがないのに。さすが一山湖水公園、すごい! でも、結局何のドラマだったのか、誰が乗っていたのかはわからずじまいでした。
諦めてナンミン公園を歩いていたら、紅葉が本当にきれいで。思わずアップで撮っちゃいました。
日本ではなかなか紅葉を見に行くひまがないので、いい目の保養になりました。
馬頭駅前に着き、そこからM7119という赤バスに乗ったらKorail新村 (シンチョン) 駅の近くまでノンストップでほんの15分ほどで着いちゃってビックリ。高陽 (コヤン) へは電車で行くよりバスで行く方が断然早いということがわかりました。
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