今日も花田洞 (ファジョンドン) 壁画マウル散策の続き。ご紹介するのは地図の⑦のエリア、「月光の道」という名前がついているところです。この集落には何ヶ所か入って行けるところがあるのですが、私は★マークの辺りから入って行きました。
まず入口の目印になるのがこの壁画。角の家の壁に大きく描かれているので目立ちます。
これから紹介する最初の2枚はこの近くの壁画ですが、この集落は迷路のようになっていて、どこをどういう風に歩いたかもわからないですし、全部の壁画を見つけた自信もありません。なので、壁画が並んでいる順番に紹介しているわけではないことを先にお知らせしておきます。
どれも壁画と一体化していますね。これぞ壁画マウルの醍醐味だと、私はこういう作品を見るたびに思います。
次は動物シリーズ。
3番目のワンコの壁画がこの集落の壁画の目玉になっているようです。道幅が狭すぎて前から写真が撮れず斜め撮りになってしまったのが残念。でも私は馬の壁画の方が好きだな。すごく優しそうな顔してる。
花田洞壁画マウルでよく見られる壁いっぱいに書かれている大きな壁画はここにもありました。
あ、ここにもニャンコ発見!
上の壁画、確かお日さまがよく当たる壁に描かれていて、現場で見ると描かれている洗濯物がとても爽やかに見えました。
立体系の壁画も少しですがありました。
この柵が五線とマッチしていますね。
こちらは壁画の中にも、そして壁の上にも鳩が。この集落は高台にあり家が密集している狭い区域なのですが、木々や花を描くことによって奥行きというか広さ感を出そうとしているような気がしました。朝から曇りだったのにちょうどこの集落を歩いていた時に日が差してきたこともあって、とても気持ちよく歩けました。
それにここは訪れる人への心くばりもしてくれていて、集落のところどころにこういった休憩スペースが設けられていました。
ね? こんな風にちゃんとベンチまで置いてくれているんです。だからこの集落、ホントに居心地がよくって。
続いてお花をモチーフにした壁画たちです。
ここからの3枚は同じ場所にあったのですが、それぞれ季節感のある作品です。
このコスモスの絵は植木鉢と同化していて、とても自然な感じに見えます。
ここからは今までの壁画とは全く趣の異なる作品です。
ね、全然違うでしょう? 30-40年ぐらい前?それとももっと前?のこの辺りの風景みたい、多分。バスの車体に書かれてある地名の中にこの辺りを指す徳隠 (トグン) や隣駅の水色 (スセク) 駅があるから。上の壺はお醤油かお味噌の壺かな。歴史ドラマでよく見ますよね。今でも地方に行けばあるみたいだけど。
韓国にもかくれんぼってあるのかな? 上の絵、それっぽいですよね。
レトロシリーズはこれでおしまい。そろそろ「月光の道」の壁画紹介も最後。テーマはバラバラだけど載せておきます。
この壁のグリーンの色合い、目を引きました。オパールグリーンに近い感じ、かな。壁画には珍しい色な気がします。
この記事の最初に少し書きましたが、この集落、本当に迷路みたいでした。私はNaver地図で家の番地まで見られるように最大限拡大した地図を片手に歩いたのですが、地図上では道になっているところが道とは言えないほど狭くて、地図と実地がこれほど印象が違ったのは初めてでした。
道のはずが階段だったりするのはまだましな方で、おうちの勝手口に行くだけの通路にしか見えなくて、道を間違えたと戻って家の番地を確認したのが何回あったか。しかも私が行こうとしていた道が間違っていたことは一度もなく、結局人が1人通れるかどうかの狭い通路が地図に書いてある道だったんです。もう通るのが申し訳ないぐらいのプライベート感満載の通路ばかりで、小声で「おじゃましまーす」とつぶやきながら、そっと通り過ぎて。
そんなところなので、この区域の壁画を見て回ろうと思われるならコネストさんの地図では無理です。Naverかkakaoの番地の入った地図を持って行ってください。各お宅には番地表示があるので、それと地図を照らし合わせながら歩かないとここを制覇するのはキビシイです。
地図を読むのは得意で、いつも地図を片手に写真はともかく目では壁画を全制覇しているつもりなのですが、ここはホントに見落としていない自信がありません。こんな複雑な場所は初めて。でもとっても楽しい探検でした。
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