東大門で焼き魚「ホナムチッ」

東大門・新堂・東廟

韓国の魚料理っておひとり様ではキビシイものが多くないですか? フェ (刺身)、テグタン、アグチム、ナクチポックンとか1人ではまず注文できないでしょう? お肉よりもお魚が好きな私にはちょっと残念な話。それだけに1人でも食べられる焼き魚のお店には一度行ってみたいと思っていました。

鍾路6街のタッカンマリ横丁近くに「焼き魚横丁」があり、通りの両側にずらっと焼き魚を出すお店が並んでいます。今回はその中の1軒「ホナムチッ」に行ってみました。

東大門のホナムチッの外観

店内にはテレビで紹介された時の写真が飾ってあり、有名なお店なのがわかりました。

店内に貼られたメニューには、さわら、サバ、サンマ、いしもちといった魚の名前があったのですが、私は太刀魚が食べたいと思っていました。そしたら注文を取りに来たおばちゃんが「今日は太刀魚もあるよ」みたいなことを言ったんです。正直、本当にこう言ったのかは自信はなかったのですが、太刀魚を表す「カルチ」という単語が聞こえた気がしたので、「カルチ イッソヨ?」と聞いてみました。そしたらおばちゃん、うなずいて「カルチ、ハナ (太刀魚、1つ)?」と聞いてくれたので「ネー」。これで注文完了。やった! 太刀魚が食べられる!

まずパンチャンが運ばれてきました。

東大門のホナムチッの料理

これです。みなさん、気づかれましたか? なんと、この中にエゴマの葉のキムチがあるんです!!!

なんて贅沢! もしかしたら韓国の人には普通なのかもしれないですが、私にはエゴマの葉は超贅沢品。パンチャンで出てきたのは初めてでした。もうそれで一気にテンションアップ!!!

東大門のホナムチッの料理

この写真ではわからないと思いますが、なんと10枚入っていました! それを1枚1枚はがしてごはんに巻いて食べました。ちょっぴり甘めのお味で絶品でした。

と、エゴマの葉で大興奮していたところへ太刀魚が登場しました。

東大門のホナムチッの焼き魚

おっきい! しかもこれ、右側半分でこの幅なんです。日本では横に切りますが、韓国では縦に切るのがスタンダード? とにかく一度食べてみたかった太刀魚。早速いただきました。

日本のお店で出される塩焼きの魚って私には塩辛くて、スーパーで甘塩で売っている魚でも食べられないぐらいなので、こわごわ食べてみたのですが意外や意外。ほとんど塩は振られていませんでした。塩辛くないのがわかるとうれしくなってきて超集中して魚と格闘。太刀魚って細かい骨が多くて、特に韓国の金属製の重いお箸では苦戦したのですが、やっとありつけた韓国の焼き魚。骨を1つ1つ丁寧によけながらきれいに食べきりました。むちゃくちゃ時間がかかったので、おばちゃんあきれていたかも。

お魚も満足、エゴマの葉も大満足の食事でした。これで7,000ウォンは安いですね。焼き魚横丁、また行きます!

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