東海(トンヘ)の「ホテルサンシャイン」に荷物を預けた後、観光に出かける前にまずは腹ごしらえ。
この日のお昼は江原道(カンウォンド)名物のジャンカルグッスに決めていました。
というのも、東海のジャンカルグッスの2大人気店がホテルのすぐ近くにあるのを知っていたからです。
どちらのお店もお昼時は行列必至。他にも食べたいものがあるので、どちらか1軒でしか食べられません。
どちらにしようか悩んだのですが、「デウカルグッス」にしました。
もう1軒の「オットゥギカルグッス」はジャンカルグッスの他にマンドゥが入ったものなどメニューが6種類あるのに対し、「デウカルグッス」はジャンカルグッスのみ。
ジャンカルグッス1本で勝負しているのがなんとなく潔い気がしたので。
「デウカルグッス」はテーブルが6つだけの小さな食堂。

ここからビルの2階に上がります。
入口のドアは古い木製で開けるのにちょっと勇気がいったぐらい。
私がお店に着いたのは11時半頃。テーブルはほとんど空いていました。
お水はセルフで、との貼り紙を見て自分で取りに行きました。
ジャンカルグッスはお客さんが席についてからゆで始め、しかも私の後に来た人達の分と合わせて作り始めたので、10分ちょっと待ちました。
その間に6人お客さんが来て奥のテーブル2つを占領。
混むお店なのはわかっていたので、私はとっとと食べてとっとと退散するつもりでした。
でも、思いの外待たされて気が焦る、焦る。
やっとジャンカルグッスができて運ばれてきました。
ジャンカルグッスのジャンは辛味噌のことで、辛味噌が入ったカルグッスのこと。
江原道の名物で、東海だけでなく、江陵(カンヌン)や束草(ソクチョ)など江原道ではカルグッスといえばジャンカルグッスを指すらしいです。

韓国の人達が書いたレビューを読んで辛いらしいのは覚悟していたけれど、この色。
あえてお汁は飲まずに麺から食べ始めたのですが、麺にからまったお汁がすでに辛い。
でも、麺にからまったぐらいのお汁なら問題なく食べられました。
麺自体はモチモチでかなり柔らかめ。
これがジャストの茹で具合なのか、それとも茹ですぎているのかはカルグッスをあまり食べ慣れていない私にはわかりませんでした。
面白かったのが具。
ネギは普通。でもその次にたくさん入っていたのはなんときゅうり。
ホバッ(韓国カボチャ)じゃなくて、いわゆるきゅうりだったと思います。
そして、もっとビックリしたのは茹でたじゃがいもの小さく切ったものが入っていたこと。
カルグッスに普通じゃがいもは入りませんよね?
これはジャンカルグッスならではなのかな?
パンチャンはキムチだけ。

ただでさえお汁が辛いのでキムチには手をつけていなかったのですが、せっかくだからとちょっと食べてみると
「ん?辛くない」
いや、キムチが辛くないと感じるぐらいお汁が辛かったんです。
できるだけ急いで食べて12時前にお店の外に出たら、急な階段には既に待っている人達の列が。
やはりピーク時間は外した方がよさそうです。
東海に着いて最初のご飯、珍しいものをいただきました。

パランサムゴリバス停から歩いて2分、墨湖(ムコ)駅から歩いて6分、大通り沿いにあります。
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