おひとり様が行く~釜山・巨済・統営20 釜山といえば甘川文化村でしょ

釜山

釜山・巨済 (コジェ)・統営 (トンヨン) の旅日記も今日で20回目。だというのに、これまでほとんど釜山について書いていません。それもそのはず、釜山に初めて降り立ってから3日間、ほとんど釜山にいなかったんです。

5泊6日の旅でいつ巨済と統営に行くかかなり迷ったのですが、最終的にはお天気で決めました。本当は釜山に少し慣れてから郊外に出たかったのですが、巨済、統営とも船に乗る必要があり、天気が荒れると船が出ないことがあると聞いていたからです。実際、巨済の外島 (ウェド) 行きの船は私が行った2日後から連続して4日間強風のため欠航していたことが後でわかりました。事前のお天気チェックって大事だなと改めて思いました。

ちなみに、私はいつも旅行4-5日前から毎日Naverの天気予報をチェックしています。やっぱり韓国のお天気は韓国のサイトで見るのが一番。Naverの天気予報では各地方の主だった都市、それにソウルや釜山など大都市では市内の数ヶ所の詳しい天気を見ることができます。晴れ、曇り、雨といった情報はもちろん、最低・最高気温に時間ごとの降水確率にPM2.5のレベルまで載っています。はずれたじゃん!って文句を言いたくなったことは今のところ一度もありません。かなり信頼できると思います。

話を元に戻して、そんなこんなで4日目にしてようやく釜山を見て回ることができました。まず私が行ったのは甘川 (カチョン) 文化村。もう5,6年前ですが、ドラマ「赤道の男」で見たカラフルな町並みが印象に残り、その後偶然NHKの釜山の旅番組で紹介されていたのを見て、それが釜山にある甘川文化村だと知りました。

甘川文化村の風景

そう、こんな感じの風景です。その時から私的には「釜山=甘川文化村」となり、いつか絶対に行くと決めていました。その後統営を知ることになり、もう数年前から今回の旅のコースはほぼ決まっていたんです。

甘川文化村の風景

だからこんな景色を自分の目で見られた時は本当に嬉しくって。やっと来れたって。

甘川文化村

変な話ですが、私が甘川文化村で見たかったのはこの景色なので、これが見られた時点で目的は半分以上達成していました。でも、ここって、上の写真で家の並びが4段と段々になっている、その間の小道を散策しながらアート作品を楽しむ場所なんですよね?

となると、壁画マウル巡りのように隅から隅まで徹底的に見て回らないと気が済まない! 出発前にNaverの地図とにらめっこしてどう歩けば一筆書きのように無駄がなく、かつ、この山の斜面にあるマウル内で極力「上らずに」歩き回れるかを考え、実践しました。

くだらない? いや、自分の体力を考えないといけない年になってきているので、無駄なエネルギーを使わないっていうのは私にはとても重要なことなんです。

今回は私が歩いた順番に写真を載せていきます。これで私がどこをどう歩いたかわかったあなたは甘川のエキスパート!

まず最初はここ。

甘川文化村
「甘川と一つになる」 コネストさんの地図へ

言い忘れていましたが、私は西面 (ソミョン) から地下鉄1号線で土城 (トソン) 駅に行き、6番出口の近くにある「釜山大学病院」バス停からソハグ1-1というバスで甘川文化村まで行きました。乗車時間は10分ちょっとでしたが、小ぶりのマウルバスはとんでもない急坂&カーブをすごく頑張って上っている感じでした。距離的には駅から歩けないことはないと思うのですが、あの急勾配は絶対に歩く気にはなれないです。

マウルの入口は、バスを降りてバスの進行方向とは反対方向、道を少し引き返したところにあります。たいていの人はまっすぐマウルの入口に向かうと思うのですが、私は後から急坂を上らなくて済むように、バス停のすぐ近くにある右下に下りていく道に入り、上のオブジェを先に見に行きました。それからマウルの入口に向かいました。

甘川文化村
「小さな博物館」 コネストさんの地図へ
甘川文化村

入口から続く道はメイン通りで土産物屋や飲食店が立ち並んでいます。私はその辺りには目もくれずどんどん進んで行きました。

甘川文化村
甘川文化村

お店に用がないからといっても左右は常に目を光らせています。ちょっとした脇道にこんなかわいいニャンコやイラストがあったりするので。

甘川文化村

このWelcome看板、せっかくならマウルの入口に置いてくれたらいいいのに。

甘川文化村
「路地裏を泳ぐ魚」

この大きな魚のオブジェを通り過ぎてすぐ右側に上る階段があります。そこは見逃さないようにしましょうね。そこからハヌルマルという名前の展望台?みたいなところにたどり着けます。

甘川文化村

上がって行く途中にはこんな壁画があります。ここを右の方に上がって行きます。そうしたらこの記事の一番最初に載せた写真のような、甘川文化村全体を見渡すことができます。ここ、本当に絶景ですよ。海も見えるし。テレビでよく出てくる風景はあそこから撮っているんじゃないかな?

甘川文化村
甘川文化村

この辺りの壁画はあまりにも有名ですよね。

甘川文化村

ここも見晴らしスペースになっているのですが、この柵に書かれているカラフルな絵と、上の本物の風景のカラフルさの調和がいい感じ。

そして、多分甘川で一番有名な場所に来ました。

甘川文化村
「星の王子様と砂漠のキツネ」 コネストさんの地図へ

そう、星の王子様です。

普通はここ、王子様とのツーショットを撮るために人が列をなすのですが、私はこういう観光地に行く時は先手必勝、極力早く出発して人が少ないうちに行くんです。今確認したら、この写真の撮影時間は朝の9時14分。この時間ですら4,5人いて、順番に写真を撮っていました。

私はおひとり様なのでツーショット写真ははなから諦めていて、ただ人が写っていない王子様の写真を撮りたかっただけなのですが、同じく1人で来ていた中国人の男の子からカメラを渡され写真を撮ってくれと頼まれ。それがこの子、はっきり言って超ダサい子だったのに、王子様の右に座ったり左に座ったりしながら次々とポーズを取って、私、何枚写真撮らされただろ? 5カット? 6カット? 完全に私、カメラマン扱いされていました。ただ、ラッキーなことに、撮り終わったら私の写真を撮ってくれるって言って。なので、実は私、王子様とのツーショット写真、撮れました!

甘川文化村

でも、ここではいつものとおりつまらない写真になってしまいました。この王冠のところに2人で立って誰かに撮ってもらうハズのところなんですよね。

甘川文化村

ここも人がたかるスポットですよね。でもこのとおり、朝の9時過ぎなら余裕でパシャリ。ここ、甘川での私のお気に入りスポットです。

甘川文化村
「海」フォトゾーン コネストさんの地図へ

メイン通りを歩いていると、こんな風に景色を見渡せるところが何ヶ所かあります。晴れだったらもっときれいだっただろうな。

甘川文化村
甘川文化村

大通りを歩くのはこの辺りまで。ここから一旦マウル内の迷路みたいな小道に入って行きます。

甘川文化村

これ、見てください。下までずーっと階段が続いています。私が上り道を避けたかった理由がこれでよくおわかりになるでしょう?

甘川文化村
甘川文化村

いました、本物のニャンコ。テレビでも見ましたが、やっぱり甘川にはネコが似合います。

長くなるので続きは明日。

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