おひとり様が行く~釜山・巨済・統営21 甘川文化村歩き

釜山

甘川 (カチョン) 文化村内の小道をNaverやkakaoの地図で見ると道沿いの家々に番地がついているので普通の道を想像しますが、実際現地では小道なんてものじゃありません。道に立って手を伸ばせばドアノブが回せるぐらいの幅しかなくって、おうちの勝手口を歩いているような感じです。もう生活感ありありで。だから、歩く時はできるだけ音を立てないようにしていました。だって私達には観光地でも現地の人達にとっては生活空間だから。

で、そんな小道が平行に何本も走っていて、ここを通ってここで曲がって・・・なんて華麗なる一筆書き計画を事前に立てていましたが、地図を持っていても途中でわからなくなってしまい、予定よりも早く車が通る道に出てしまいました。

甘川文化村
甘川文化村
甘川文化村

甘川は立体的なアートが多いですが、私は壁画マウル好きなもので、ついついこういう壁画に目が行ってしまいます。

甘川文化村
「白いバラ」

これは代表的な作品の1つですね。

甘川文化村
甘川文化村

うーん、ちょっと不思議な絵、不思議な色合いです。

甘川文化村

甘川らしくない壁画かもしれないけれど、私もグーって親指を立て返したくなる。

甘川文化村
「甘川の音色」
甘川文化村
「うごめく村」

この2つも甘川を代表するアートとしてよく見かけますね。実際はかなりの高さがあります。

そしてこのレインボーカラーのオブジェの横に甘内 (カンネ) コミュニティセンターというのがあり (コネスト地図に載っています)、そこから再びマウル内に入っていきます。

甘川文化村

ここは多分マウル内にある何十本とある小道の中で一番有名な小道のようです。「星を見に行く階段」なんていうロマンチックな名前がついています。でも案内板によると、この「星」の意味は夜空に輝くお星さまの星ではなく、急な階段を重い荷物を担いで上ったら上に着く頃にはめまいがして星が飛ぶの「星」だそうで。この階段は148段あるらしく、148階段とも呼ばれているそうです。

甘川文化村

私もここだけは上りきろうと頑張りましたが、さすがにこの辺りで限界。この階段に描かれた絵は多分上から撮るときれいに見えるのでしょうが、そこまでする気力はなかったです。ですが、下って行くのは楽しかったですよ。だって

甘川文化村
甘川文化村
甘川文化村

「トカゲ階段」って名付けてもいいぐらい、かわいいトカゲがいっぱい。ほら、やっぱり上から撮るとつながって見える (ちょっと微妙だけど)。

そして途中の脇道には

甘川文化村

ここにもあった、天使の羽! そしてその横はコウモリの羽。でも、ここ、ご覧のとおり、道幅が狭すぎて正面から天使の羽付きの写真を撮るのはムリ。自撮りがちょうどいい感じ。おひとり様に優しい天使の羽もあるんですね😇 ここも当然多くの人が集まるフォトポイントなのですが、10時過ぎだったので誰もおらず。堂々と自撮りしてきました。

甘川文化村
甘川文化村

トカゲの次はリスも現れ、

甘川文化村

途中でこんなかわいいものも見つけたし、この階段は往復しがいがあります。

甘川文化村
甘川文化村

車通りに戻り南下していくと、こんなオブジェが。これ、レンガでできているんです。馬?のボディが丸みを帯びているように見えるのが不思議。

歩き続けていると、かわいいものを見つけました。

甘川文化村
「犬がいる家」 コネストさんの地図へ

「犬がいる家」という作品だそうです。屋上にまでワンコがいるのが見えますか?

この家の裏手にある公園もワンコがいっぱい。

甘川文化村
甘川文化村

この子達、結構リアルにできています。

甘川文化村

こっちはリアル感、あまりなかったけど🙃

別の大通りに向かってマウル内の小道を斜めに歩いて行くと、こんな壁を見つけました。

甘川文化村

壁画自体は特に目を引くものではないのですが、私の目に留まったのは壁画の右端に貼られた黄色い看板。「あなたは良心を捨てるつもりですか?」というキャッチが書かれてあり、要はゴミを捨てないでっていう注意書きだったんです。マウル内の小道沿いは全部家で埋めつくされていて、きっと相当な数の人が住んでいるはず。さっきも書きましたが、こんなところでゴミを捨てられたら、家のドアを開けたら目の前がゴミだらけだったってことになるわけで、そんなの誰でも嫌ですよね。こういう注意書きがあるってことは問題になっていることだと思うし、お邪魔させてもらっている立場として最低限のマナーは守りたいものですね。

甘川文化村

また別の車通りに来ました。

甘川文化村
「虹の咲く村」

車と比べれば、どれだけ大きなオブジェか想像つきますよね。

甘川文化村
「甘内コル幸福発電所」 コネストさんの地図へ

この建物、甘内コル幸福発電所という名前らしいのですが、発電施設には見えませんでした。外壁の絵もシンプルでいい感じなのですが、

甘川文化村

ここにはこのとおり、屋上にアート作品があります。

この前を通ってしばらく坂を下って行くと、

甘川文化村
「甘川の顔」

これも甘川を代表するアート作品の1つ。とにかくスケールの大きいものが多いです。

甘川文化村
甘川文化村

ここにも星の王子様が。もしかして甘川文化村のメインキャラクターなのかな?

甘川文化村

これ、このマウルを表現したものですよね。多色使いの作品は何であれ、妙に魅かれます。

甘川文化村

これもこの村全体をアートに作っている様子を表したものですね。

甘川文化村
甘川文化村

ここでカラフルアート作品が再登場。モザイクっぽい作りになっていて、とても手が込んでいます。ホント、ほれぼれするわー、この色彩感覚。

甘川文化村

あちこち歩いて最後は甘川文化村の端っこにある甘川2洞市場に来ました。市場の中をさらっと通ってみたけれど、朝早かったからかあまりお店は開いていなかったような・・・。

最後にバス通りに戻ってきました。バス通りに面してあったアートがこちら。

甘川文化村
「希望のメッセージ」 コネストさんの地図へ

これ、言葉が書かれた小さな板を何枚も敷き詰めてできているんです。名前やメッセージが韓国語や英語、中国語で書かれていました。その中になぜか「阪急交通社」と書かれた板がありました。あれは何だったんだろう・・・。

バスを降りてからひたすら歩き続けること2時間強。これでも完全制覇には程遠いです。でも、これだけ見れば十分。景色もアートも楽しめて大満足でした。

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