韓国に限らず旅行に行く時はその土地の名物を必ずチェックします。ほとんどの場所は一生に一度きりしか行けないので、そこでしか食べられないものや本場の味をできるだけ食べてみたくって。
安東 (アンドン) 名物と言えばまず浮かぶのがチムタク。でも残念ながら、これ、おひとり様は注文できないんですよね。もちろん二人前を頼めばいいんだけど鶏肉2人分なんて絶対食べられないし、残したくないので断念。
安東名物、もう1つは塩サバ。これはおひとり様でもOKなんだけど、塩漬けの魚は辛すぎて食べられなくって、私。
と、せっかく安東まで行くのに安東名物が食べられない事態に。それはもったいなさすぎると、他に安東名物がないか探していた時に見つけたのがパン。しかも安東名物のレベルではなく、韓国3大ベーカリーの1つが安東にあるっていうじゃないですか! もともとパン好きの私。このことを知った途端、「絶対行く~~~!」
そこで安東に着いて真っ先に向かったのが「マンモス製菓 (チェグァ)」でした。ちなみに韓国3大ベーカリーですが、群山 (クンサン) にある「李盛堂 (イソンダン)」と大田 (テジョン) にある「聖心堂 (ソンシンダン)」は間違いなさそうですが、3つ目は安東の「マンモス製菓」ではなく、大邱 (テグ) にある「三松 (サムソン) パンチッ」という説もあるようです。
ホテルから歩いてたったの2分。お店に着いたのは午後4時半過ぎぐらいだったのですが、入ってみるといろいろな種類のパンが並べられていたものの、中は自由に歩けないぐらい人だらけだし、レジに人は並びまくってるし。
それに一番人気のチーズクリームパンは焼きあがる前からお客さんが列をなして待っていて、お店に出された瞬間、1人6個とか8個とかものすごい数をトレイに入れていくので、10人ぐらい前に並んでいたら1回の焼き上がりでは買えないことが判明。完全に戦意喪失。お店の入口に夜10時まで開いていると書いてあったので出直すことにしました。
そして月映橋に行き夕食を済ませて夜7時過ぎに再度行ってみたら、既にパンはほとんど売り切れていました。夜10時まで開いているっていうから閉店3時間前ならまだパンは十分あるだろうと思っていたのに・・・。
買うチャンスはこの日しかなかったし、やられたーと呆然としていたら、そこに天の助けが。
チーズクリームパンがちょうど焼きあがってお店の人が運んで来てくれたんです!!! しかも夜7時で店内にはお客さんも少なかったので余裕で1個ゲット!!! 再トライしに来た甲斐がありました。
室内で撮影したのでちょっと色がついてしまっていますが、白いパンはふかふか。手で押したらぺちゃんこになってしまうぐらい (そんなことする人はいないと思うけど)。クリームチーズもあまり塩味がきつくなく、かといって甘すぎるわけでもなくちょうどいい感じ。人気ナンバーワンのはずです。
お店に焼きたてパンは他にはほとんど残っていなかったので、朝ごはん用にと人参とくるみが入ったフランスパン系のパンも一緒に買いました。
外から見たら結構ハードそうなパンに見えたのですが、食べてみると想像と違って中は柔らかくって、バターとかつけなくても食べられるぐらいの軽い塩気があって食べやすかったです。細かく刻まれた人参は生っぽくなく焼きたてパンじゃなかった分かえって日持ちがして、結局この旅行の間中ずっと朝はこのパンを食べていました。
ちょっとバタバタしたけれど「マンモス製菓」のパン、大満足でした。
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