海がないソウルでも貝焼きが食べられる!「チョゲ一番地」

西大門にある「チョゲ一番地」の外観 ソウルその他

韓国ドラマで時々出てくる、海辺のお店で貝をたくさん並べて焼きながら楽しそうに食べるシーン。

デートだったり大勢での宴会だったりシチュエーションはいろいろだけど、いつ見ても焼きたての貝がとても美味しそうで一度やってみたいとずっと思っていました。

でもソウルには海はないし、どうせ1人じゃ食べられないしと半ば諦めていたんです。

それが、ソウルでもチョゲグイ(貝焼き)が食べられるお店があると知って、母娘旅を利用して行ってみました。

そのお店が西大門(ソデムン)にある「チョゲ一番地」。

西大門にある「チョゲ一番地」の外観

お店の前には生きている貝が入った大きな水槽が置いてあって、貝の新鮮さは間違いなし。

期待大でお店に入って行きました。

こちらのお店の貝料理は大中小とサイズが3つあり、貝は焼くか蒸すかどちらかを選べるようになっています。

お値段はどちらも同じです。

貝は焼きすぎるとパサパサで美味しくなくなるので、母が「貝は焼いた方が美味しいけど自分で焼かないといけないのなら蒸しにした方が無難」と年長者らしい一言。

ですが、お店に行く前に韓国ブロガーさんの記事をいくつか見て「ここはお店の人が全部やってくれるから安心」と書いてあったので、それならと貝焼きを選択しました。

ちなみに私達が日本人だとわかると、手書きの日本語メニューを持って来てくれました。

お店の人は「おいしい」とか「ありがとう」とか「さよなら」とか最低限の挨拶言葉を知っているだけですが、少なくとも注文は日本語メニューを指差すだけでわかってもらえます。

まずはパンチャン。

西大門にある「チョゲ一番地」の料理

これは普通だけど、その他はあまり見たことがないものばかり。

西大門にある「チョゲ一番地」の料理

左の小さい巻貝は楊枝でほじほじもできないほど小さくて、どうやって食べるのかわからず。

お店の人に聞いてみると、口で吸って中身を食べるんだそうな。

やってみましたが、中身の味よりも吸った時の磯の香りを楽しむものかなと思いました。

真ん中の緑っぽいものは海藻の酢の物。

全部食べ終わった後の口直しに活躍してくれました。

一番右のは、以前全州(チョンジュ)のコンナムルクッパ屋さんのレポで書いた蚕のさなぎ「ポンテギ」です。

全州でみんな怖気づいて食べようとしなかったけど私が先頭を切って食べてみたら実は美味しかった食べ物。

なので今回は余裕で口にしました。やっぱり香ばしくて美味しい。

みなさん、これが出されたらビビらず、ぜひ食べてみてくださいね。

そうこうしているうちに、まずは3品がグリルの上に置かれました。

西大門にある「チョゲ一番地」の料理

見た目はどれもチーズがのっかっていて下に何があるかわからないし、区別もつかない。

もちろんお店の人がこまめにかき混ぜながら、食べるタイミングを見てくれました。

左側の小さいお皿はとろとろチーズとコーン。

これをホタテ貝の上に一部のっけて、残りは私達の取り皿に取り分けてくれました。

真ん中の大きいお皿はシーフードグラタンチックなもの。これも美味。

もう1つ、右上の赤くて見た目にピリ辛そうなのは、タコ他シーフードの切れ端みたいなものやお団子が2個つながったような形のトック(お餅)にピリ辛ソースととろとろチーズが混ざったものでした。

西大門にある「チョゲ一番地」の貝焼き

これを作りながら、空いたスペースでホタテ貝などの貝類やエビを手際よく焼き始めてくれました。

西大門にある「チョゲ一番地」の貝焼き

貝は全部で7種類ぐらいあったかな。

貝の名前を韓国語で知っていれば1つ1つ何なのか聞いてみただろうけど、どうせ聞いてもわからないので聞きませんでした。

自力でわかったのは大ぶりのあさり、大あさり、はまぐり、ホタテ貝、赤貝ぐらい。

私達は貝焼きの小を注文したのですが、貝はそれぞれ最低でも1人2個ずつぐらいはあって、アサリなんて1人7-8個食べた気がします。

あと、エビも1人2尾ありました。

お店の人がどんどん焼いてくれるので食べるのに忙しくて、写真がちゃんと撮れず。

それに、最初は殻付きのままで焼き網の上にのせて、途中まで焼けると片側の貝殻を外して貝のジュースを身の上にかけ、そして食べる時には完全に貝を外した状態でお皿に入れてくれるので、

西大門にある「チョゲ一番地」の貝焼き

このとおり、写真は全然映えないものばかり。

なので美味しさは全然伝わらないだろうけど、お店の人はホントにプロで、貝に火が通る絶妙のタイミングで食べさせてくれるので、柔らかくてとてもジューシー。

西大門にある「チョゲ一番地」の貝焼き

コチュジャン系とわさび醤油系の2種類のソースがついていたけど、天然の塩気だけで充分というか、その方が貝本来の味を味わえたので、ソースはほとんど使いませんでした。

昔、伊勢志摩で貝焼きを食べた時は火が入りすぎたものを出されてちっとも美味しくなかった記憶が母も私もあったので、「あれとは全然違うね」と2人ともとっても満足。

最後には薄べったい板状のものを焼き網の上で軽くあぶってくれて、食べやすい大きさに切ってお皿に置いてくれました。

西大門にある「チョゲ一番地」の貝焼き

上の写真の真ん中に映っている白と茶の横縞の食べ物です。

何だろう?と食べてみたら微妙に甘い。

そう、これ、デザートだったんです。

いまだに何かはわかっていないのですが、入っていた袋にはとうもろこしが主原料と書かれていました。

帰り際、支払いの時に社長さんが出てきて「日本の人はみんな貝蒸しの方を注文するんだけど、貝焼きの方を注文してくれてありがとう」と言ってくれました。

確かに貝蒸しだと貝がお鍋に高く積み上げられた状態で運ばれてくるので、ビジュアル的にむっちゃ映えるんですよね。

蒸しの方を食べていないからどちらが美味しいかは判断できないけど、私は貝焼きにして大満足でした。

今度友人達とソウルに行ったらぜひ連れて行ってあげたいお店です。

チョゲ一番地(イルボンジ)|조개일번지
ソウル特別市西大門区統一路9アンキル16 (旧道路表記:西大門区冷泉洞177)

西大門にある「チョゲ一番地」の地図
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