以前にお話しした通り、江陵(カンヌン)市はかなり広くて観光地が散らばっているので、北部の観光(船橋荘、烏竹軒、トッケビ撮影地)を束草からの日帰り、南部の観光(正東津、安木海岸)を墨湖(ムコ)からの日帰りの2日に分けて行きました。
今日から数回に分けて、墨湖から行った江陵南部の観光についてお話しします。
この日は朝からまず列車に乗って、世界で一番海岸に近い駅としてギネスで認定されている「正東津(チョンドンジン)」へ。
墨湖からはヌリロという列車で行きました。
チケットは前日に駅で購入。
最初、カード専用端末でWOWPASSで買おうとしたら決済がうまくいかず、途中から駅員さんがやってみてくれたけどやっぱりダメ。
で、駅員さんと一緒に窓口へ。
窓口でも最初うまくいかなくて、でも駅員さんが頑張っていろいろ試してくれて、結局WOWPASSを海外発行のクレジットカード扱いで試したらいけた、とのこと。
でも、確かWOWPASSって韓国の国内カード扱いじゃなかったっけ?
当日は念のため発車15分前に駅に着いたのですが、ホームに入れるのは5分前からとのことでしばし待合室で待機。
で、5分前にアナウンスが入ったので、チケットを見せてプラットホームへ。

ヌリロは急行扱いらしく自由席でした。

正東津は墨湖の次の駅。でも20分かかりました。
途中で海が見えるかと期待したけれど、ずっと山側を走っていて正東津に着くギリギリ前になってやっと海が見えました。

この路線は単線で、駅で対向するようになっているよう。

左は私が乗っていた江陵行きのヌリロ、右側は東海(トンヘ)行きのヌリロです。
こちらがホームから海方向に撮った写真。

確かに駅のすぐ裏はもう砂浜です。
この駅はドラマの撮影でも使われていて、駅には撮影されたドラマ(「砂時計」「ベートーベン・ウィルス」「青い海の伝説」「ボーイフレンド」)の紹介板がありました。

駅でささっと写真を撮った後は、砂浜とは反対側にある出口から駅を出て、駅を背にして左折。
しばらく歩くと線路の下をくぐって海側に行く道があるので、そこから砂浜へ。

砂浜を歩きながら砂時計公園の方向に向かいました。
でも、公園を横目に見ながらそのまままっすぐどんどん歩き続け、サンクルーズリゾートの手前まで行きました。

ご覧のように、このホテル、2つあるのですがどちらも巨大な客船の形をしていて、それがなんと山の上にのっかっているという、なかなか目を引く景観。
正東津に宿泊する人はここに泊まる人が多いみたい。
ホテルの下あたりに海の上を歩く遊歩道があるので行ってみました。

こちらが海上遊歩道の先端から撮った、さっきまで歩いていた正東津海水浴場。

近くのヨットハーバーでは人魚?のオブジェがお出迎え。

チュアムほどではありませんでしたが、正東津の海も関西人の私にはビックリのきれいさ。

海上遊歩道を過ぎてもうちょっと先に行くと「正東深谷パダプチェ道」の案内板がありました。

これ、海の上とか崖の上を歩けるトレッキングコースで結構長そう。

きっときれいな風景だろうし途中ぐらいまで行ってみたかったけれど、正東津での所要時間は50分しかなく断念。
さっき通り過ぎた砂時計公園を見に道を戻りました。
砂時計公園は1990年代韓国の国民的ドラマ「砂時計」でロケ地となった正東津駅がドラマ放映後、爆発的な人気観光地となったことがきっかけで作られた公園だそう。

これが砂時計公園にある本物の「ミレニアム砂時計」。

こちらは海時計。どちらもちゃんと時間を計測できるそうです。

レトロ列車好きにはたまらない蒸気機関車も展示されています。

実はこの列車、中が時間博物館という時間をテーマにした博物館になっています。

このとおり、かなりたくさん車両が連結されていて、列車内にはアンティークやレトロな時計など様々な時計が展示されているそうです。
が、残念ながら私は外から写真を撮っただけで中を見る時間はありませんでした。
結局、砂時計公園は軽く一回りした程度で終了。
次の目的地、ハスラアートワールドに行くためバス停に向かいました。
「砂時計公園」バス停は下記のコネストさんの地図に場所が書かれていますが、砂時計公園からは橋を渡って(日出橋じゃない方の橋)左側に歩いて行けば2分ぐらいで着きます。

韓国の田舎では始点のバス停の時刻表だけあって途中のバス停の時刻表はないところが多いので、どこへ行っても自分で見積もった出発時間の10分前にはバス停でスタンバイすることにしています。
途中のバス停で乗り降りがなかったらビックリするぐらい早く着くことがあるのを経験しているので。
この時も砂時計公園バス停には10分ぐらい前に着いたのですが、私が乗った112番のバスはこのバス停が始点だったようで、定刻きっかりに発車しました。
コメント