南大門市場の太刀魚横丁で1人用カウンターがある食堂「ヒラッカルチ」

ソウル駅・会賢・淑大入口

宿泊先の「ホテルコージー明洞」の近くで夕食を食べたくてNaverでレストラン検索をしたところ、5点満点中4.36点という高評価のお店を発見。

それが南大門市場の太刀魚横丁にある「ヒラッカルチ」。

カルチとは太刀魚のこと。お店に太刀魚の名前を入れるぐらいだからイチオシなんでしょうね。

カルチジョリム (太刀魚の煮付け) が一番人気らしく、しかも1人前の器で出してくれるからおひとり様でも大丈夫、とレビューに書いてあったので早速行ってみました。

行ったのは土曜日の夜7時過ぎ。一番ピークの時間でしたが、ダメもとでトライしてみました。

お店の前に着くと、4人グループの人達がちょうど中に案内されるところでした。

案内を終えて私に気づいたおばちゃんが「何人?」と声をかけてきました。

やっぱりまずいタイミングだったかなと思いつつ恐る恐る「1人です」と答えると、「じゃあ、あっちの入口から入って!」と10歩ほど先にある入口を指差しました。

で、そっちへ行ってみるとまた別のおばちゃんから人数を聞かれ、その後すぐに伝票を見せながら「何食べる?」って聞かれて。

私はカルチジョリムを食べると決めていたのでそう言うと、即「あそこに座って!」とお店の中を指差しました。

そっちに目をやると、なんとおひとり様用のカウンターがあるじゃないですか!

南大門市場にある「ヒラッカルチ」の1人客用カウンター

しかも3席全部空いていました。

でも、店内の他の4人掛けのテーブルは全部埋まっていて。

1人だから即入れてもらえたんです。こんなこと初めて。

私の後に来た2人客は待たされていて、その後に来た1人客がやはり私の隣の席に即案内されるという面白い展開。

ここのお店、パンチャンがすごくって。

キムチとかナムルとかはよくあるけれど、太刀魚の煮付けがある上に、太刀魚の唐揚げ、

南大門市場にある「ヒラッカルチ」の料理

そして、なんとケランチムまでついてきました。

南大門市場にある「ヒラッカルチ」のケランマリ

まずは温かいうちに食べた方がいいと思って唐揚げからスタート。

太刀魚の骨って結構硬くて気をつけないと喉に刺さったりしますが、よく揚げられてあるので骨ごとなんなく食べられました。

塩加減もちょうどよくってむっちゃ美味しかったです。

ケランチムはテッパンですよね。どこで食べてもはずれがない。

1人では頼みにくいので、むっちゃ久しぶりに食べられて満足。

店内の8割ぐらいの人が食べていたカルチジョリムはこちら。

南大門市場にある「ヒラッカルチ」のカルチジョリム

カルチジョリムはお店の前の通路に長いコンロを置いて、注文が入るたびに山のように積み上げられた材料が入った器を火にかけてグツグツで持って来てくれました。

南大門市場にある「ヒラッカルチ」の厨房

主役のカルチジョリムはもちろんピリ辛ではあるんだけれど、今まで食べた中では一番甘めだったかな。

太刀魚はよく煮込まれていて身と骨はあっさり離れてくれました。

でも唐揚げと違って、煮付けの方は骨を食べるのはしんどかったので、小骨まで全部外しました。

カルチジョリムはこの骨はがしがあって、私はお箸の使い方が下手なのでものすごく時間がかかるんです。

だから4人テーブルを1人で占領していると食べ終わるまで時間がかかってしまうのが申し訳なくて、カルチジョリムは今まで急いで食べなきゃって思いながら食べていました。

でもここは1人席なので気兼ねなく自分のペースでゆっくりと食べられて、それが何より嬉しかったです。

南大門市場の古いお店に1人客用のカウンターがあるなんて思いもしませんでした。

ここ、おひとり様にはとってもありがたいお店です。

ヒラッカルチ|희락갈치
ソウル特別市中区南大門市場キル22-6 (旧道路表記:中区南倉洞34-34)

太刀魚横丁にはいくつか入口がありますが、このお店に行くにはこちらの入口から入るとすぐです。

南大門市場の太刀魚横丁の入口

下の地図の印の場所です。

南大門市場にある「ヒラッカルチ」の地図
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