咸陽 (ハミャン) へ行った翌日は陜川 (ハプチョン) へ。
この日も朝6時台にホテルを出て大邱 (テグ) 西部停留場へ行き、窓口で陜川までのバスのチケットを購入。咸陽行きのバスと違って陜川行きのバスは座席指定になっていましたが、私はそれを知らずいつものように「ハプチョン1枚」とだけ言ったら、何も聞かずに次に出る7時30分発のバスを予約してくれました。
バス乗り場は3番とのことで3番乗り場の前で待っていたのですが、出発10分前になってもまだバスが来ない。おかしいな、ここが始発じゃないのかなと思っていたら、近くに立っていた女の子に休憩中だった運転手さんが声をかけ別のバスを指差しているのを目撃。その子がすぐに5番乗り場に停まっているバスの方に歩いて行ったので、もしや?と思ってその子について行ってみると、確かにフロントガラスのところに陜川 (합천) の文字が。
そう、違う乗り場にバスが停まっていたんです。陜川行きの乗り場はちゃんと空いていたのに。
こんなのありえる?と言いたいところだったけれど、ありえるのが韓国。運転手さんに「ハプチョン?」と念のため確認してからバスに乗り込みました。
バスは高霊 (コリョン) 経由で1時間10分で陜川に着く予定だったのにこの日もまた15分早着。大邱からのバスの到着予定時間は8時40分。陜川映像テーマパーク行きのバスの出発時間も8時40分と全く同じなので乗り継ぎできないかもと思っていたのですが、15分早着してくれたおかげで余裕で乗り継ぐことができました。
陜川市外バスターミナルの中で映像テーマパーク行きの時刻表は見つけたけれど、何番乗り場からバスが出るかとかは書いてありませんでした。
コネストさんの地図では11番乗り場と書いてあったけれど、11番乗り場に行っても映像テーマパークに関する表記は見つかりませんでした。映像テーマパークは陜川ではもっと大きい扱いだと思っていたのに全然表記がなくてビックリ。きっとバスで行く人が少ないんでしょう。
バスが来てフロントガラスのところに私が降りるバス停の名前「カホリ (가호리)」と書いてあるのは確認したけれど、いつもどおり運転手さんに「カホリ、ガヨ?」と聞きました。その時確かに運転手さんは「カホリヨ? ネー (カホリかい? 行くよ)」と言ったんです。
バスは前日の咸陽同様、停留所名の電光掲示も車内アナウンスも全くありません。でも運転手さんに「カホリ」とはっきり伝えたし、お客さんは私とおばさんの2人だけだったので大丈夫だろうと思っていたんです。それでも一応窓から反対車線側のバス停を見てバス停名は確認していました。
カホリまでの所要予定時間は30分で、20分を過ぎた頃だったか、窓の外に「カホ1」とか「カホ2」という表示が見えたんです。「カホ」ってカホリの近くなのかな?と思いながら窓の外を見ていると、どこかで見たことがある建物が見えて、隣の建物も見覚えがあって、次にこのチャップリンの絵を見た時に気付きました。
「これ、セットだ! ロードビューで見ていた風景だ!」と。
ってことは、ここ、映像テーマパーク?
この間バスは映像テーマパークの外を敷地に沿ってずっと走り続けていて、ここが降りるところだと気付いた時には既に敷地の端っこの方に来ていました。それでもバスは停まりそうにありません。
慌てて運転手さんに「ここはカホリですか?」と聞いたら、運転手さん、平然と「カホリだけどカホリのどこに行くんだ?」って聞くんです。
外国人がカホリで映像テーマパーク以外のどこに行くのよ!と一瞬思ったけれど、その間もバスは走り続けているのでとにかくバスを停めなきゃと「映像テーマパーク!!!」と叫びました。
そしたらやっとバスを停めてくれて。それもバス停じゃないところで。
後からわかったのは、映像テーマパークのところで道は二股に分かれていて、映像テーマパークの前を通るバスとテーマパークの横を通り過ぎるバスの2種類があるということ。映像テーマパークの前を通る道の両側には屋根の付いたこのバス停「カホリ」がテーマパークの入口近くにあるんだけれど、
横を通り過ぎる道にある「カホリ」バス停は映像テーマパークから歩いて15分ぐらい離れた所にあるんです。私はそれを知らなくて、映像テーマパークの前を通らない方のバスに乗ってしまったんです。つまり間違っていたのは私だったわけ。それにもかかわらず運転手さんはバス停じゃない所で無理やりバスを停めて私を降ろしてくれました。
今更だけど、それにここで言ってどうなることじゃないけれど、迷惑をかけてごめんなさい。
結局そこから5分ちょっと歩いて戻りました。
話を元に戻して、正しいバス停で降りたら映像テーマパークはバスの進行方向に向かって2分ぐらい歩いたところにあります。
この看板が入口のサイン。矢印のとおり右に入り、駐車場を横切ってチケット売り場に行く感じです。
これが入口。チケットはこの建物内の券売機で買います。
私、券売機なんて珍しいなとボーっと見ていたら、中からお姉さんが出て来ててきぱきと私の代わりにボタンを押してくれて「5000ウォン入れてください」とお札を入れる場所を指差してくれ、チケット購入を手伝ってくれました。その上、「青瓦台セット場も映像テーマパークの外から行けますからね」と教えてくれ、とっても親切でした。
こちらがテーマパーク内にあった案内板。広さは74,629㎡と書かれています。とんでもない広さです。
中の様子については次回に。
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