自分で作った鐘閣 (チョンガッ) のレストランリストの中にスンドゥブ (純豆腐) のお店があるのを発見。
ずいぶん前にリストに入れたのですっかり忘れていたんですよね、ハハ。
1980年創業の老舗のお店で、特にチゲじゃない、いわゆる普通の白いお豆腐があるとのメモ書きを見つけて、これはぜひ行かなきゃと即行動。
お店の名前は「甘村 (カムチョン)」。
お昼はかなり混むらしいので、時間をずらして13時20分頃に到着。
店内はほとんど空でした。
鐘閣のオフィス街なので、混んでいる時間とすいている時間の差は激しいですね。
メニューには辛いスンドゥブ (スンドゥブチゲ) と辛くないスンドゥブ (ハヤンスンドゥブ) があって、私はもちろんハヤンの方を注文。
食事はすべていっぺんに運ばれてきました。
こちらがパンチャン。
もやしのナムルはほとんど味がついていなかったので、温かいスンドゥブの中に投入。
きゅうりはオイキムチかと思って食べたら違いました。
唐辛子粉が入っているのは見た目からわかるのに、全然辛くないんです。ちょっと甘めの酢の物って感じ。
この前の数日間はなぜかキムチ類は古漬け系ばかり出されていたので、久しぶりに酸っぱくないキムチでホッ。
写真右下のいかにも辛そうな食べ物は何かと恐る恐る食べてみたら、スルメイカみたいに乾燥したイカでした。
でもこちらは見た目以上に超ピリ辛。
一口食べただけで私には限界の辛さだとわかり、あわてて白ご飯をかきこみました。
こちらが主役のハヤンスンドゥブ。
お豆腐の取り分け用に小皿があったので、そこに豆腐を出してまずはそのまま食べてみました。
お豆腐は何も味がつけられていなくて、久しぶりに豆腐らしい豆腐の味。
醤油だれが添えられていたのでそれをかけて食べてみたけれど、韓国の醤油って日本のと微妙に味が違うんですよね。
日本のだし醤油があれば間違いなくつけて食べたけれど、韓国のお醤油と合わせるよりはそのままの味で食べる方が好みでした。
結局お豆腐は小皿に取り分けるのをやめて、ほとんど味がついていないお豆腐のゆで汁と一緒に食べていたのですが、だんだん物足りなくなってきて。
そこでふと目に入ったのがイカの唐辛子粉炒め。
乾燥したイカをスープに浸けたらイカが柔らかくなってお出汁がわりになるかも?と思い、ちょっと入れてみました。
思ったとおりみるみるうちにピリ辛味がスープの中に溶け込んでいき、それまで赤かったイカがあっという間に透明に変化。
スープにイカの味が入ったかどうかはわからなかったけれど、少なくとも赤唐辛子のピリ辛は溶け込んで、スープの味にパンチが効いてきました。
これは名案だったと調子に乗ってイカを半分以上投入。スープはスンドゥブチゲの50歩ぐらい手前の味に。
程よいピリ辛のスープになったので、ますます豆腐とスープを一緒に食べると美味しくなり、食べるスピードが一気に上がり完食。
スンドゥブの中にはお豆腐の他にほとんどゆで卵になりかけの卵、エビ、アサリとネギが入っていました。
チゲじゃないお豆腐を食べたい方、ここ、オススメです。
コメント