釜山名物のテジクッパのチェーンとして有名な「豚寿百 (トンスベッ) 」。
乙支路入口 (ウルチロイック) の「武橋洞プゴグッチッ」の近くにお店があるのはソウル通いを始めたころから知っていて、いつか行きたいと思いつつ、なかなか行く機会がありませんでした。
それがひょんなことから、なんとソウル駅にもお店があり、しかもそれが以前行った「キム・ミョンジャ クルクッパ専門店」と同じビルに入っていると知ったんです。
そのビルはソウル駅の11番出口とつながっていて、駅からそのままビルに入れるのでとっても便利。
無性にお肉が食べたくなったので行ってみました。
お肉といっても頼んだのはテジクッパじゃありません。
クッパにすると、なんだかお肉を食べている気がしなくって。
注文したのはお店の名前と同じ「トンスベッ」。テジクッパにスユッ (ゆで豚) がついたセットなんです。
まずはパンチャンとスユッが運ばれてきて、スユッはテーブルで温め始めてくれました。
キムチは3種類。
カクテキはキムチ色をしていますが、色のついた酢漬けに近い感じ。
キムチみたいな辛さは全くなく、お口直しにピッタリでした。
こちらのは何のキムチかわからないので食べてみると・・・
透明っぽいのはイカのキムチかと思ったら大根でした。
大根の他にニラと人参が入っていたのですが、かなり甘め。
一口食べた途端、これはサニーレタスとゆで豚と一緒に巻いて食べる用だと気づきました。
スユッに巻き野菜がついてくると普通はポッサムという名前になるはず?なので、まさかスユッのセットに巻き野菜がついてくるとは思っていなくて、これは嬉しい誤算。
ポッサム、食べたかったんですよね。
キムチの味見をしている間にテジクッパも登場。即ニラを全部投入しました。
グツグツが全く収まりそうにないので、テジクッパは後回しにして一番食べたかったスユッに。
早速サニーレタスの上にゆで豚とお味噌、大根の甘キムチをのせて食べたら、これが美味しくないはずがない!
ここのゆで豚、それも手前側のお肉は口の中で溶けました。
それぐらいほろほろ。その辺のお店のポッサム定食とは比べ物にならない美味しさ!
奥側のゆで豚は多分部位が違うんでしょうね。手前側のほどはとろけなくて、よくあるポッサムに近い感じがしました。
どちらも豚肉の臭みもなく新鮮なお肉で、野菜で巻くからさっぱりしていて、どんどん口の中に入っていきました。
実は注文する時、お店の人に「このメニューで間違いないですね?」って念押しされたんです。
雰囲気的に「(女性で1人なのに) これだけの量、ホントに食べられますか?」って聞かれている気がしました。
で、実際、お料理がテーブルに全部並べられたのを見た時は「これはちょっと欲ばりすぎたかな」と思ったのですが、野菜に巻き巻きしながら食べ始めると、最初の不安は吹っ飛びました。
そして、巻き野菜がなくなった後はテーブルに備え付けられてあったこのお味噌につけて食べると、また美味。
このお味噌、色のわりに全然辛くないし、味が濃くないから、ゆで豚完食。
ここのテジクッパはスープに細かい油がたくさん浮いていてくどいのかと思ったけれど、全然。
最後まで口が脂っこくなることなど全くなく、味は自分で調節するよう塩、胡椒、青唐辛子、コチュジャン、アミと調理料がよりどりみどり。
それぐらいもともとのスープに味はほとんどついていなくて、でもスープ自体は濃かったので、結局私は何も入れずに最後まで飲みました。
あと、ここのテジクッパはお肉がかなり厚めで、量もむっちゃ入っていました。
食べかけの写真でごめんなさい。でもこれでお肉の厚みがわかってもらえるかしら?
だからテジクッパだけでも結構満足できる食事になると思います。
私はスユッを優先したかったので、最初テジクッパの中のお肉は残してスープだけ飲んでいたのですが、スユッをあっという間に完食してしまったので、結局テジクッパのお肉もほぼ完食。
食べ過ぎた?と思ったけれど、後から胃がもたれることはありませんでした。
普段以上の量をペロッと平らげられたのは、スユッもテジクッパも本当に美味しかったからだと思います。
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