私が最初に見たイ・サンユンさんのドラマは「エンジェルアイズ」。演技なのにこんなに純粋無垢？天真爛漫？な笑顔ができる人がいるんだとある意味衝撃を受け、それ以降新旧合わせて5作品、出演されたドラマを見ました。
チャン・ナラさんは40歳とは思えないほどかわいい童顔美女で、出演作品は「ゆれながら咲く花」と「運命のように君を愛してる」しか見たことはありませんが、清楚な雰囲気で結構好きな女優さんです。
そんな2人がドラマ「VIP－迷路の始まり－」で共演するということで楽しみに視聴機会を待っていたのですが、意外なことにBS放送が早かったので、短縮版ですが久しぶりにテレビで視聴しました。
イ・サンユンさんといえばバラエティ番組に出演していても頭脳明晰、爽やかな好青年というイメージですよね。それが「空港に行く道」で不倫夫を演じてからどうもあまり「いい人」の役が回ってこなくなった？ような気がしています。「耳打ち」も爽やかからはほど遠い役だったし。
「イカゲーム」のファン・ドンヒョク監督がイ・ジョンジェssiを起用したのは「イ・ジョンジェを一度壊してみたかったから」だと言っていましたが、もしかしたらドラマの制作陣もイ・サンユンさんのイメージを壊したくて仕方がないのかしら？？😛 この「VIP」でイ・サンユンさんが演じたパク・ソンジュンはまたもや「不倫夫」なんです☹️
舞台は百貨店で富裕層や高額購買客を専門に扱うVIPチーム。家では結婚10年目の仲良し夫婦であるイ・サンユンさんとチャン・ナラさんが、会社では同じVIPチームのチーム長と次長という上司と部下の関係、つまりはお互いが常に視界に入っている状態で毎日を過ごしているところに、ある日妻に「チーム内にあなたの夫の愛人がいます」という匿名のメールが届き、妻は真偽を確かめようとする・・・というところからストーリーは始まります。
夫役はイ・サンユンさんなので、どう見ても不倫をしそうな男には見えないし、まして妻が自分と同じ職場にいて妻の目が四六時中あるのに、その同じ職場の他の女に手を出すなんて普通ありえないでしょう？
テレビ版は20話なのですが、半分ぐらいまではそもそも夫は本当に不倫をしているのかどうかもわからないし、もししているとなるとチーム内の女性全員が怪しく見え、これは殺人犯捜しのサスペンスドラマか！っていうぐらいわからないようになっていて、最初はミステリアスで面白そうと思っていたけれど、さすがに10話近くまでじらされるとイライラ😑
そして不倫相手がわかった途端、ストーリーが急展開。夫、妻、愛人それぞれが言うことや行動がまるで別人のように豹変し、あぜんボー然😯 私は特に夫のソンジュンと愛人が許せなくて、画面に映っているイ・サンユンさんにむかって「こいつ最低！」って何回言ったか💥💥💥
「空港に行く道」も不倫ドラマ、しかもW不倫のドラマだったのですが、イ・サンユンさんが演じたソ・ドウの気持ちも愛人のスア (キム・ハヌルさん演) の気持ちも理解できたので、私はあのドラマでは愛人の立場で見ていたんですよね。不倫ドラマらしくない「品」みたいなものがあったから落ち着いて見ていられたし。
でも、この「VIP」では夫も許せなかったけれど、愛人の言動は叫びたくなるぐらいひどくて、私は完全に妻のチャン・ナラさんの立場で見ていて、これまた画面に映る愛人に向かってどれだけ悪態をついていたか💥💥💥💥💥 いやー、ドラマでここまで感情移入してしまったのは久々でした🙃 前半の静かなサスペンス調と違って後半のドロドロっぷりはすごいです💦💦
ただこのドラマ、不倫がメインテーマとはいえ、百貨店という女性が多い職場が舞台なので、セクハラ、女性の昇進の遅れ、子育てと仕事の両立、夫婦での家事分担といった女性が抱える様々な問題提起もなされていました。でも、それもドラマの後半になってから織り込んできたので中途半端感は否めず😕
それと、主人公達の周りには愛人や愛人の子供、配偶者の不倫が原因で家庭崩壊した人達がやたら多くて、設定的に私は違和感を持ってしまいました😮💨
これはホントに個人の勝手な好みの問題なのですが、イ・サンユンさんに向かって「この男最低！」と《言わされた》脚本は好きじゃなかったです🤔 ということで、今回のわがまま採点は点どまり。イ・サンユンさんとチャン・ナラさんにはぶつかりあっても笑顔になれるラブコメっぽい作品で再共演してほしいな💗
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