まず最初におことわりを。
ここから先はドラマ「ミスター・サンシャイン」を見た人にしか理解できない内容です。サンシャインスタジオは今のところ「ミスター・サンシャイン」のセット場になっているので、私が現地で撮った写真はドラマのいろいろなシーンに関するものばかりです。
私はネタバレしない主義なので何のシーンの場所かは説明しませんし、ドラマの結末がわかってしまう物の写真はあえて載せません。それでもドラマの展開が一部読めてしまう写真があります。ですので、これからドラマを見るつもりの方やサンシャインスタジオに行こうと思っている方は、この先を見てしまうとドラマを見たり現地に行った時の感動がなくなってしまう可能性があることをあらかじめお知らせしておきます。この先を読むかどうかはご自身でご判断ください。
ただ、サンシャインスタジオに行こうかどうか迷っている方に1つだけお伝えしておきたいことがあります。サンシャインスタジオ内のセットは日本軍が占領しつつあった1900年代初頭の町並みなので、日本家屋っぽいものが多いですし日本語で書かれたもの(お店の看板とかメニューとか)がたくさんあります。が、あのドラマで目をそむけたくなった日本軍の蛮行に関する記載や展示など、日本人として嫌な思いをするものはスタジオ内には1つもありません。
サンシャインスタジオは論山 (ノンサン) 市も出資している施設で、論山市はこれからこの施設で観光客誘致を図ろうとしているらしく、日本人もターゲットの1つなのでしょう。きっと配慮が働いたのだと思います。一日中ドラマのOSTがエンドレスで流れ、みなさんそれぞれの記憶の中にあるドラマの世界観に浸って楽しく過ごせる場所になっていますので、ご安心ください。
前置きが長くなってしまいましたが、まずはチケット売り場でチケットを購入しました。ご覧のとおり、周りに何もないのがよくわかるでしょう?🤫
チケットは大人7,000ウォン、つまり約700円。この時はそんなものかと思ったのですが、中へ入っていろいろ見た後ではむちゃくちゃ安いと思いました。規模は違いますが、太秦映画村の入場料は2,200円なのだそうです。それを考えると、2倍の値段だったとしても私は何の文句もなかったでしょう。チケット売り場の横に案内パンフレットがあったのでそれをもらっていざ入場。
入口側の階段を上ってスタジオに入るなり、これが目に飛び込んできました。
そう、いきなり最終回に関係のあるセットです。ドラマを見た人なら、これも何の写真かわかりますよね?
後でグローリーホテル内で流れていたドラマの紹介映像を見てわかったのですが、あのシーン、本当にこのセットを使って撮ったみたい。それに別撮りの列車が動いている映像を合体させたようです。すごいですよね? ドラマの映像とのあまりの違いにビックリしました。
この車両の裏にも最終回の重要な場面に関係するセットがあるのですが、ドラマの結末がバレバレになってしまうので写真は載せません。でも行かれる方は必ず車両の裏手に回ってください。これは見逃せません!
ヒントは「ピクニック」です。私はこれが見られるとは思っていなかったので、見ることができてとても嬉しかったです。
続いて、憧れのグローリーホテルです。これも高台に建っているので、スタジオ内に入った瞬間に見えます。私はこれが見たくてここに来たと言ってもいいぐらい。ドラマで何度も出てきたホテルサインもちゃんとありました。
ドラマをまねて撮ってみました。
っぽくないですか?😛
ただご覧のとおり、この日はお天気が悪く私が到着する前は雨が降っていて、見学中雨がやんでくれただけでも感謝しなくちゃいけなかった状態。お天気がよかったらもっといい写真が撮れただろうに、そこだけは残念でした。
ヒソンのいた303号室とユージンのいた304号室が見えます。左側のバルコニーがユージン、右側がヒソンの部屋のバルコニーです。
グローリーホテルの正面はこんな感じ。
正面から中に入ってみます。
まず目についたのは入口のドア。ガラスの部分に施された木を使ったデザインが素敵です。
日本に帰ってから確認したら、ドラマでも一瞬このデザインが映っていました。本物が見れたと改めて嬉しくなりました。
ホテル内に入ったら、入口の売店のお兄さんが「Welcome to Glory Hotel!」と英語で言って出迎えてくれました。演出もなかなかのものです。売店はちらっとしか見ていないのですが、ドラマ関連のグッズが売られているわけではなく、なぜかワインだったか?お酒が売られていました。あまり記憶がないので、多分興味を引くものがなかったのだと思います。
入った正面にはヒナがいたレセプションの台があり、
その後ろには各部屋のキーを入れるボックスがありました。
残念ながらキーそのものは見当たらなかったけれど、ここでも303号室と304号室を確認。
レセプション台の奥にはあの階段があります。
ただ、ドラマではレセプションの右側に階段があり、左方向に上がっていくようになっていましたが、この建物ではレセプションの左側から右に向かって上がるようになっていました。つまり、あのシーンは別の場所で撮影されて、ここはレプリカなんだと思います。
2階に上がるとまず、ドラマの前半でヒソンがカード遊びに興じていたシーンのセットがあり、フォトゾーンになっていました。
こんな風に、フォトゾーンだと示す案内板も置いてあったのですが、ビックリしたのが、普通こういうところって見るだけでしょう? でも、この案内板には「順番に並んで座ってください」って書いてあるんです。ピョン・ヨハン君が座った椅子に座っていいって書いてあるんですよ。すごくないです?この気前のよさ!! もちろん、来た人達、座って写真を撮っていました。その一瞬のすきをついて無人のセットを撮った私。あー、誰か一緒に行ってくれていたらなぁ。
お目当ての1つだったユージンの部屋は残念ながら2階にはなく、2階は休憩スペースとdal.komm coffeeのお店になっています。でも、ヒソンがユージンに声をかけたあのバルコニーはありました。やはり、あれは名場面だったのでしょう。バルコニーに出てみると、周りにいた韓国人達が「イ・ビョンホンがこのバルコニーで・・・」と話しているのが聞こえてきて、あ、みんな思うことは同じなんだと思わず笑ってしまいました。
これはユージンの部屋側から撮ったバルコニーです。あの柱の向こうからヒソンがひょっこり顔を出しそうですね。
バスコニーからはスタジオ内がかなり見渡せました。
ドラマの中では広く見えた漢城の町でしたが、実際はこのとおりセットは密集していて、ドーナツ型になっているセット場をただ1周歩くだけなら、多分10分もかからないと思います。
1階は、2階同様まずフォトゾーンがありました。こちらはユージンとスングが会話するシーンだったようです。
この写真の応接セットがこれ。
こうやって撮ると、何の変哲もない応接セットですね🤭 でも、ここにビョンホンssiが座ったと思うと、やっぱり座ってみますよね~。
この先はドラマで使われていた小道具等の展示室になっていました。ここが私にとっては宝の山でした。
まずはドラマに出てきた手紙の数々。
ヨセフの手紙。
エシンの手紙。
ユージンの手紙。ビョンホンssiが書いたのかな? まさかね?
これもドラマの中で数回出てきた「リスト」ですね。一番右の欄に、コ・サホン、ファン・ウンサン、チャン・スング、イ・ジョンムン、そしてユージン・チョイとメインの登場人物達の名前が並んでいます。
これもドラマの中で何回も見ましたよね?
そう。マトリョーシカ人形。後ろのお皿には照明が写りこんじゃっていますが、上がビョンホンssi、下がキム・テリちゃんのサインです。
ドラマで使われたものではないですが、メインの5人のサイン入りグッズも飾ってありました。
右上がキム・ミンジョンさん、左がピョン・ヨハン君、下がユ・ヨンソクさんのサインのようです。ヨンソクさんはトンメと書いてくれていますね。
サインはここにも。
ここにも。
このコーヒーカップはユージンがバルコニーでコーヒーを飲んでいるシーンで使われていたカップと同じデザインだと思います。本物なのかどうかは???
ね? どれもファンにはたまらないお宝グッズでしょう?
でも、こんなもんじゃーなかったんです、ここ。
あのノリゲもありました!
そして、これも。
そして、この中に入っているのはもちろん・・・
あのオルゴールです! まさかこんな物が見られるなんて・・・・・感動!!!
でも、私が一番うれしかったものはこれです。
この写真ーーーーーーー!!! 本物ですよ、本物!!!!!
そして、この写真も!
これ、全部ショーケースの中に入っていて、ガラスと照明に反射しちゃって、アングルを変えたり、撮影モードを変えたり、いろいろデジカメをいじりながら何度も撮影にトライしたのですが、私の腕ではどうやってもうまく撮れず・・・。
私はドラマのセット場に行ったのは今回が初めてだったのですが、セット場ってどこもこんなお宝が見られるものなんですか? 飾ってあるものがとにかくすごすぎて。ショーケースにかぶりついて見ていたのですが、周りにいた韓国の人達はそれほど興奮している様子もなく、私一人ではしゃぎまわっていました。きっとちょっとヘンなやつに見えたことでしょう。
ちょっと興奮が収まったところで、次の部屋に進みました。
ここはかなり広い空間で、私が写真を撮った左横は大きなスクリーンになっていて、ドラマの名場面や撮影風景、CG作成の種明かしやNGシーンなどをまとめた映像が見られるようになっていました。それもこの応接セットに座って。結構大音声でエンドレスで流れていたので、グローリーの1階にいればどこでも聞こえるほどでした。NGシーンの一部はYouTubeで見たことがありましたが、初めて見る映像も多く休憩がてら見るのにちょうどよかったです。ドラマが終わってから2ヶ月も経っていなかったのに、ドラマの映像はとても懐かしく感じられました。
グローリーホテル、それほど大きな建物じゃないのに、あれこれ見ているうちに30分ぐらい経っていました。超満足して、漢城の町に繰り出しました。
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