釜山に着いてまず初めに行ったのは地下鉄1号線の釜山鎮駅から歩いて7分のところにある「文化共感・水晶」という国家登録文化財の建物。
理由は題に書いたとおり、ここが「ミスター・サンシャイン」のロケ地だから。
前回釜山に行った時は女子旅だったもので、私1人のわがままのためにみんなを巻き込むのはよくないと、行きたかったけど断念したんですよね。
このドラマが放映されたのは2018年。「今ごろ、まだ行く?」と突っ込みたい方はおられるでしょうが、私は行きたかったんです!

この入口からは中の建物がどんなものかは全く想像できないはず。
この階段を上がると出迎えてくれるのがこの門。

ここ、1943年に建てられた日本式家屋なんです。
ここから、「ミスター・サンシャイン」のどの場面でこの建物が使われたかというかなりマニアックな話をさせていただきます。
第2話の最初から28分のところからアメリカの外交顧問のローガン・テイラーと朝鮮の親日派のイ・セフンが「花月楼」という料亭で密会するシーンが始まります。
まず「花月楼」というお店の入口が映り、ローガンが中に入って行くのですが、それが撮影されたのは「サンシャインスタジオ訪問記6」で紹介したこちらのセットです。

が、その後の室内でのシーンは、この「文化共感・水晶」の2階の1室が使われています。

〈あれは全て慈悲深いアメリカが・・・〉と字幕が出たところで映っているのはまさにこの部屋のこの角度です。
写真の右側にローガン、向かいの左側にイ・セフンという配置です。
そしてキム・テリちゃん扮するエシンの仲間の芸者が「窓開けますね」と開けたのが、写真の左側で既に空いているふすまです。
その時に暗闇に浮かぶ花月楼の外観が映るのですが、それが下でピンクで囲った部分。

そして、ローガンを狙撃しようとしているビョンホンssi扮するユージンとエシンがライフルのスコープで見ていたはずの部屋はこの角度。

この白い壁に背を向けてこちらを向いていたローガンの額に1発で命中させたってわけです。
ちなみにユージンが待機していた時計塔の上部やエシンがいた瓦屋根は、どちらもサンシャインスタジオ内です。
すみません、「ミスター・サンシャイン」ファンでない方々には何のこっちゃな話ですよね。
ここ、意外にも見学者が多くてビックリ。
もちろん、私みたいに不純な動機で来ていた人はゼロだったと思いますが。
ちなみに1Fの部屋や

廊下では

IUちゃんの「Through the night」という曲のMVも撮られています。YouTubeで確認できますよ。
韓国人の20代ぐらいの女性2人は映えスポットを探して写真を撮りあいっこしていたり、韓国人の男性と西洋人の女性のカップルは30分ぐらい静かに畳に座って雰囲気を味わっていたりと、意外に若い方が多かったです。
入場者が多かったわりには、みなさん暗黙の了解のように会話は控えめ、静かに思い思いのひと時を過ごしているのが印象的でした。


コメント