今日は束草 (ソクチョ) 観光の足、バスについてお話します。
日帰りで束草に行く場合は滞在時間が限られているのでタクシーを利用する方が多いかもしれませんが、私は3泊したので、どこへ行くにもずっとバスを利用していました。
なぜ束草に3泊も?って思いますよね。
1泊は日本から飛んで着くだけの日、1泊は市内観光と雪岳山 (ソラクサン)、そしてもう1泊は江陵 (カンヌン) 日帰りのためでした。
江陵って大きな街で観光地がちらばっている上、バス路線が観光地を全然結んでいなくて意外にも観光には結構不便なんです。
で、私は江陵の北部の観光(船橋荘、烏竹軒、トッケビ撮影地)を束草からの日帰り、南部の観光(安木海岸、正東津)を墨湖 (ムコ) からの日帰りの2日に分けて行きました。
どうやって行ったかは今後お話していきますが、この計画で正解だったと思っています。
話を本題に戻します。
列車が通っていない束草ではバス網が充実していて、とても動きやすいです。
まず、束草市と市外を結ぶバスのターミナルは2つあります。
こちらの束草高速バスターミナルにはソウル江南の高速バスターミナル、東ソウルバスターミナルと仁川、それぞれを結ぶ3路線のバスのみが発着します。
路線数は少ないですが、ソウルの高速バスターミナルからは1日中ほぼ30分間隔でバスが出ていますので、このターミナルの利用度は結構高いです。
それ以外の場所に行くバスはこちらの束草市外バスターミナルから発着します。
この2つのバスターミナル、実は結構離れています。
高速バスターミナルから市外バスターミナルまでタクシーで10分弱。
市バスだと、前回書いたとおり高速バスターミナルの建物から出て目の前の大通りを右側に2-3分ほど歩いたところにある「高速バスターミナル」バス停から
20分ほどかかるぐらい離れているんです。
束草のメインの観光地であるケッペやアバイ村には市外バスターミナルの方が近いので、私は市外バスターミナル側で宿を取りました。
市外バスターミナルは小さくて、お店は中に1軒しかなかったような。
でも、周りにコンビニや飲食店はあるのでご心配なく。
バスのチケットは窓口でも買えますが、言葉に自信がない方はこの予約発券端末の方が便利かも。
この端末、なんと日本語対応しているんです。
翻訳機能の関係で「束草金剛高速ターミナル」と表示されていますが、この発券機は市外バスターミナルのものです。
右側の当日/予約発券を選んで進んでいけば、全部日本語で案内してくれてチケットも楽々ゲットできます。
但し、現金決済はできないですし、日本のクレジットカードも使えませんのでご注意を。
でも、こういう時に活躍してくれるのがWOWPASS。
ソウル市内の飲食店でもカード決済のみのところが増えてきているし、今やWOWPASSは韓国旅行の必需品です!
市外バスターミナルは小さいですが、コインロッカーはちゃんとあります。
丁寧にコインロッカーのサイズが書かれてあって、一番小さい10個あるロッカーのサイズは横幅37㎝x高さ27㎝x奥行45㎝、中型の6個のサイズが横幅37㎝x高さ44㎝x奥行45㎝、一番右端の大きなロッカーは横幅37㎝x高さ70㎝x奥行45㎝です。
特大サイズのスーツケースでなければぎりぎり入りそう?
私は利用していないので使い方はわかりませんが、使い方も日本語対応しているようなので多分問題ないかと。
続いて束草の市内バスについて。
束草って私が想像していたより10倍ぐらい都会で、束草市庁や束草観光水産市場の前の雪岳(ソラク)ロデオ通りというメインの通りにはクリスピークリームドーナツやシナボンのお店まであるんです。
シナボンって関西には梅田と難波にしかないんですよ。比較の仕方が間違ってるかもしれないけど。
それぐらい?都会なので、バスの運行本数も多いし、バス停によってはリアルタイムの電光掲示板もあります。
例えば、市外バスターミナルからケッペや観光水産市場へ行くなら1-1番、3-1番,7-1番、9-1番のどのバスでも行けて日中ならこのどれかが10分以内に来ます。降りるバス停は관광수산시장 (クァングァンスサンシジャン、観光水産市場)。
私が泊まった束草アイパークスイートに戻るには、道路の反対側にある갯배입구 (ケッペイック、ケッペ入口) というバス停から1番、3番、7番、9番バスのどれかで最寄りの동현아파트 (トンヒョンアパート) まで5分ちょっと。こちらも昼間なら10分も待つことはないです。
ソウルの街と変わらない便利さ。
こちらの「束草市大衆交通情報」というウェブサイトで各バスの路線図や停留所ごとの時刻表が入手できます。
ハングルの入力ができる方は停留所名で検索して地図上に示された停留所マークをクリックすると、その停留所発の時刻表が見られます。
韓国語のみのサイトですがChromeの自動翻訳で日本語に翻訳してくれるので、「路線情報」のタブをクリックして検索ボックスの中に例えば「1」と数字を入れて検索して検索結果のうちの1つをクリックすれば、1番バスのルートが右横の地図上に表示されます。
地図は日本語に翻訳してくれないのですが、地形や道路の曲がり具合からお目当てのバス停を探し出せるのでは?
停留所マークをクリックすれば、時刻表も日本語に変換できます。
停留所によるかもしれませんが、束草アイパークスイートの前にあるアバイ村、高速バスターミナルや雪岳山方面行のバス停「영금정입구(ヨングムジョンイック、霊琴亭入口)」には、3日間ほぼ時刻表どおりに(遅れても10分程度) バスが来ました。
バスがいくつ手前のバス停にいるかわかるリアルタイム電光掲示板が数週間以内に設置されるという張り紙があったので、今頃このバス停ではバスの運行状況が正確にわかるようになっているでしょう。
こんな感じで束草の市バスの運行システムはとてもしっかりしていて、旅行者には使い勝手がいいです。
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