ソウルに行く時は毎回、その時に行われているイベントや展覧会等をチェックして面白そうなものがあれば行くことにしています。昨年秋の訪韓時にはソウルでランタンフェスティバルが行われていたので、初めて行ってみました。
場所は光化門近くの清渓広場から始まる清渓川沿い一帯。光化門付近では連日大規模デモが行われていた頃だったので光化門は避け、私は明洞のロッテ百貨店の前の道をまっすぐ上がったところにある広橋の辺りから清渓川沿いの遊歩道に下り、散策をスタート。
平日の夕方6時過ぎでしたが、既に遊歩道は川の両側とも人、人、人。いろいろなテーマの灯篭が川の真ん中に置かれていて、川のどちら側からでも楽しめるようになっていました。これから私が見た灯篭たちを紹介していきますが、なにぶん素人が撮った夜の写真なので、画質はどれもイマイチです。あしからずご了承ください。
これは韓国北東部、北朝鮮との国境近くの麟蹄郡というところで行われるワカサギ祭りの様子を表した灯篭だそう。色とりどりのワカサギが元気よく泳いでいるかのようですね。
このランタンフェスティバルには海外からも参加しているようで、これは中国青島の自治体?提供のものだそう。川の上に置かれていることで水面にも映え、多色の作品ほどより美しく幻想的に見えます。上の写真はちょっと光りすぎているので、川の反対側から撮ったこっちの写真の方が作品そのものがわかるかな?
うーん、やっぱりよくわからない。壺からお花が出てきてるの図???
これは化粧品会社アモーレ・パシフィック提供の灯篭。これもかなりの多色使いでひときわ映えて見えた作品なのですが、残念ながらこの写真からはわからないですよね。
これは中国の有名なカード会社銀聯提供の灯篭です。地球儀でグローバル感を出そうとしているんでしょう。
これは見ての通り、アメリカの有名な電池の会社デュラセルの灯篭。わかりやすくて子供受けしそう。暗闇に赤とか黄色はとてもインパクトがあります。
一転してこれはアート作家さんによるしぶーい作品。暗闇の中で白黒とはかえって大胆ですね。きらびやかな作品が多い中でこれは異色でしたが、この灯篭の前だけ一瞬の静けさがありました。地味だけど、こういうの好きです。
これはLEDを使った孔雀の作品。結構大きくてカメラに収めるのに苦労しました。やっぱりLEDは青色と一番相性がいいような気がします。
清渓川を東、鍾路三街方向に歩きながら灯篭を見ていったのですが、終わりに近づくにつれキャラクターものの灯篭が増えてきました。
どうやら韓国のキャラクターのよう?で私にはなじみのないものばかり。でもこれらの灯篭の前には子供がたくさんいて、親に写真を撮ってもらっていました。そのおかげで私は人を入れずに写真を撮るのに一苦労。一部のキャラクターはあまりの人の多さに断念しました。
清渓川の遊歩道をゆっくり歩き始めてここまで20分ちょっとでしたが、その間人は増え続けるばかり。灯篭の展示は駅で言うと鍾路三街駅を超えてまだ続いていたようなのですが、人が多くて見づらくなってきたので、私は水標橋のところで川沿いから上に上り、適当なところで左折して鍾路の大通りを目指して歩いていたら、たまたま鍾路三街駅の14番出口の前に出ました。結局距離的には鐘閣~鍾路三街一駅分歩いたことになります。
30分ほどの散策でしたが、ソウルの季節行事に参加したことで旅にお得感が出た気がしてゴキゲンでした。実はこの旅ではもう1ヶ所「時節もの」に行ってきました。その話は後日改めて。
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