私はお魚の中でも太刀魚が大好きで、焼き魚は以前にソウルで食べたことがあるのですが、カルチジョリムという太刀魚の煮付けは基本的におひとり様では食べられないこともあり、憧れでした。
南大門市場には太刀魚横丁という太刀魚の料理を出すお店が並んでいる通りがあるのは前から知っていましたが、ここでさえおひとり様にカルチジョリムを食べさせてくれるお店はあまりないと聞いています。でも、コネストさんに「中央食堂 (チュンアンシクタン)」はおひとり様でもOKと書いてあったので行ってみることにしました。
小さいお店ですが、お店の看板にも書かれてあるとおり、テレビで何度も取り上げられているお店のようです。
お店の中に入ってみると1人で占領しているテーブルが2つあり、私は3人目のおひとり様客でした。コネストさん情報は本当だったんだとホッとして席につきました。
ここではパンチャンと一緒に主役が運ばれてきました。
こんな風に並べられるとこれで全部だと思うじゃないですか。それで食べる前にまず写真を撮っていたらおばちゃんがまた近づいてきて、「あれっ?」と思ったらケランマリを置いていってくれました。
ケランマリもなかなか1人では食べられる機会がないですよね? 私は以前に友達と焼肉を食べた時に出されて以来。1人では初めてでした。これでますますテンションが上がりました。
まずは太刀魚の塩焼きから。太刀魚の煮物があるのに塩焼きまでついてくるなんて太刀魚好きにはたまりません! これは小ぶりの太刀魚だったので骨ごと食べました。
次は主役のカルチジョリムです。結構ピリ辛系の食べ物だと聞いていたのでこわごわ口に入れてみたのですが、この色から想像していたよりも全然辛くなかったです。確かに少しは辛いですよ。でも大雑把な言い方をすると甘辛煮に近いかな? 私は甘さをすごく感じました。これはイケるお味です。
ただ、みなさん、カルチジョリムを食べる時、骨ってどうしていますか? 普通の魚の小骨なら私も食べるのですが、太刀魚の骨ってかなりしっかりしているじゃないですか。それが私はどうも気になって骨がついたまま食べるべきなのかなと思いつつ、結局骨を外して食べました。だから食べるのにやたら時間がかかって。
このお店、閉店は21時なんですが私が着いたのは20時。普通なら1時間もあれば余裕で食べ終えられるのに、カルチジョリムは骨外しにものすごく時間がかかってしまって急いで食べるはめに。もちろんカルチジョリムそのものはとっても美味しかったですよ。でも、実はそれよりも美味しかったのがカルチジョリムの煮汁かけごはん。
普段は鍋にご飯を投入するのですが、カルチジョリムのお汁には骨が混じっているのでご飯を投入して骨が見つけられなくなったら困ると思って、いつもとは逆に煮汁をご飯茶碗の中に入れて食べてみたら、これがもう絶品! 私的には大、大、大ヒットでした!!! 普段は白ご飯は全部食べきれないことが多いのに、この煮汁かけごはんはあまりにも美味しくてご飯を完食。これ、ご飯が進むどころじゃないです。病みつきになってしまうお味です。
ケランマリももちろんいただきました。ケランマリ、庶民の味のわりにはおひとり様の私はなかなかありつけない食べ物だったのでとても嬉しかったです。
太刀魚横丁という名前から狭い通りだとは想像していましたが、スーパーとか食堂街の裏の従業員通路かと思うぐらいの狭さと暗さで一瞬中に入って行くのを躊躇してしまったぐらい。決してきれいなお店ではありませんが、太刀魚の煮付けは絶品でした。絶対にまた行きます。
お店の場所はフラグが立っているところです。★印のところが太刀魚横丁の入口です。その入口の写真がこちら。
ここから入ってまっすぐ歩いて行けば左手にお店があります。
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