江南地区でランチのお店を探していて、Naverで5点満点中4.35点という高評価のお店を見つけました。
「クムガンスリム」
夜は鰻をメインにした高級店なのですが、ランチタイムはお得なメニューがあるとわかり、行ってみました。
注文したのはアサリと干しスケトウダラのスープ (バジラッファンテグッ)。
正直、どんなものかあまりわからずに注文したのですが、持ってこられたお料理にビックリ。
なんてったって、このパンチャンの数と内容!
韓国で白和えってめったにお目にかからないんですよね。それもここのは海藻の白和え。
でも海藻はワカメでもアオサでもなく、形的にはモミの木の枝みたいに短くて細い葉?がいっぱいついていました。
それ自体に味はなく、ちょっとコリコリした食感を楽しむ感じ。とても上品な一品でした。
チャプチェ、久しぶりです。気のせいか、最近パンチャンであまり見かけなくなったような・・・。
冷めて油が思いっきりまわったチャプチェが出てくることがよくあるけれど、ここのはほんのり温かかったし、油ギトギトでもなかったし、味付けも上品で、白和えとチャプチェを食べただけで、このお店の高級感がわかった気がしました。
このジョンも小さい野菜とイカ?みたいな弾力があるものが入っていて、上品な味付け。
唐辛子の炒め物もほとんどピリ辛感がなく、食べやすかったです。
そしてこちらがメインのアサリと干しスケトウダラのスープ。
干しスケトウダラ (ファンテ) ってどんなものなんだろうと思いつつ食べてみると、味も食感もほとんどプゴグッ 。
でも後でお店の人に聞いてみたら、プゴもファンテも干しスケトウダラだけどプゴグッとファンテグッは別物で、プゴに時間と手間を加えて作ったのがファンテで、だからファンテグッの方が高級品だと言っていました。
私には味の違いはわかりませんでした。でもプゴグッ好きなのでファンテグッも気に入りました。
プゴグッはほとんど味がなくてアミで塩味を調整することが多いけれど、ここのファンテグッはちょうどよい塩加減だし、アサリのお出汁も入っているしでとっても飲みやすくって。
いつもはご飯をスープに突っ込むけれど、このスープはそのまま飲みたくなって、珍しく最後までご飯とは別にいただきました。
お料理が出てくるのを待っている間にテーブルに置かれていた説明書を何気なく読んでみたら、このお店の鰻は日本の鰻と同じ種類のもので、韓国ではホテルとか百貨店ぐらいにしか流通していない最上級の鰻とのこと。
それと、上の写真からおわかりいただけるように、このお店の器はスープのお椀を除いて全部白の陶器なんです。
ここからもこのお店の高級感がわかっていただけると思います。
ランチメニューは私がいただいたアサリと干しスケトウダラのスープの他に、ユッケジャンとカルグッスのセットなんていうちょっと変わったものや牛肉が入った炊き込みご飯などがあり、だいたい12,000-13,000ウォンぐらい。そして鰻汁 (ジャンオタン) が15,000ウォン (2024年3月時点)。
でもディナーメニュー (注文は2人分から) はフグ料理で33,000ウォン、鰻料理で46,000ウォンから、コース料理は63,000ウォンからとランチメニューとの値段の差が激しかったので、お会計の際に「ランチメニューは何時まで注文できますか?」と聞いてみたら「夜でも大丈夫」とのことでした。
なので、次は夜に鰻汁に挑戦してみようかな。
地下鉄3号線良才 (ヤンジェ) 駅の3番出口と4番出口の間が地下でビルとつながっていて、駅からビルに直接入ることができます。
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