今回は2泊3日と短い上、初韓国のメンバーもいたので、食事は全て韓国料理にするのが目標でした。
全州 (チョンジュ) にはコンナムルクッパという朝食にぴったりなメニューがあったけれど、扶余 (プヨ) の朝ごはんは苦戦。
というのも、やはり田舎だからか、まず日曜日の朝に空いているお店が町の中心部でさえほぼ皆無。
もちろんロッテリアやパリバゲットみたいな全国チェーンのお店は営業しているけれど、韓国料理じゃないし。
そんな中、Naverやkakaoの地図であちこち探してやっと見つけたのが「サビ麺屋 (ミョノッ)」。
起きてから何も食べずに宮南池 (クンナムジ) に観光に行って歩き回ってお腹はペコペコ。
宮南池から車で向かったら2分もかからず、着いたのは8時55分。開店の5分前でした。
お店の入口まで行ったけれどまだ電気が消えていたので、車の中で待機。
9時になったと同時にお店に入って行ったら、お店の人、ビックリしていました。
そりゃそうですよね。日曜日の朝、開店と同時に外国人がいきなり入って来たんだから。
私達は冷麺を1つずつと肉マンドゥを1つ注文。
注文を終えた数分後、厨房の中からコックコートを着た若いお兄さんがパンチャンの生玉ねぎとカクテキを私達のテーブルに運んできました。
そして、「まだ冷麺の準備ができていなくて、あと5分ちょっとかかりそうなんです。すみません。」ととても申し訳なさそうに言ったんです。
その言葉に私達の方がビックリして「ケンチャナヨ (大丈夫ですよ)」と片言で返すと、ホッとした様子。そして「Japanese?」と今度は英語で聞かれたので全員で「YES!」
すると、このコックさん、一旦厨房に戻ってまたすぐに私達のテーブルに来て「お待たせしているお詫びにこちらをどうぞ」と上の写真の真ん中にあるカルビチム (蒸した骨付き牛肉) をサービスで出してくれたんです。
思いがけないサービスに喜んでいただいてみたら・・・これが絶品!
お肉は骨から難なく外れるぐらい柔らかいし、牛肉の味が濃厚で、みんなのテンションが一気にアップ。
そうこうしているうちに注文を取ってくれた女性がまず肉マンドゥを
続いて、主役の冷麺も運んできてくれました。
テーブルの上が一気ににぎやかになって、みんな一斉に食べ始めました。
できたてのマンドゥは皮がモチモチで、中身もお肉がしっかり詰まっていて美味。
冷麺はご覧のとおり極細麺。
こんなに細い麺は初めて。
今まで食べた冷麺は麺にごわごわ感があって私はあまり好きじゃなかったのですが、この細さだとごわごわ感なんて全くなく、スープが麺の間に入ってくれるから冷麺の味がとても濃く感じられました。
今まで食べた中で、マジで一番美味しい冷麺でした。
で、みんなで冷麺を食べていたら、さっきのコックさんがまた現れて、テーブルの真ん中にこちらをドン。
ピビン冷麺。
「少しですけど、みなさんで食べてください」って。
一同、「えーーーーっ!」
あまりに思いがけない展開にみんな大喜び。
このピビン冷麺がまた美味しかった。
辛そうに見えるけれど、酸味が入っているのでとてもマイルドなお味。
麺は冷麺と同じ麺なので、この極細麺がアクセントのあるスープとよくからんでいい感じ。
出されたもの全て、むっちゃ美味しかったです。
私達が日本人だとわかったのできっといろいろサービスしてくれたんだと思いますが、超、超満足な朝ごはんになりました。
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