旅行最終日前日、体調を崩して夜ごはんを軽めにマンドゥグッにしたものの、翌朝も胃の調子が今一つ。
旅行最後のご飯はあまり食べられそうになく、あっさりとコンナムルクッパを食べることに。
行ったのは全州にあるコンナムルクッパの名店の1つ、「全州現代屋(チョンジュヒョンデオッ)」の江南大路店。
事前にメニューとか何も調べずに名前だけ見てお店に飛び込んで「コンナムルクッパください」と言ったら、「どのコンナムルクッパにしますか?」と聞かれ、「へっ?」
このお店、なんとコンナムルクッパだけで5種類もあるんです。
お店の人が説明してくれたけど、わかったのはピリ辛とピリ辛じゃないのがあることだけ。
こちらが江南大路店のメニュー表。

1番から3番までが基本のコンナムルクッパ。
今考えたら、Papagoを使ったら日本語に訳せたのに、この時はしんどくて頭が回らず、意味のわかる単語を探そうとして。
2番の「メウン」は辛いっていう意味だからと外したまではよかったけれど、1番と3番の違いがわからず、結局「代表メニュー」と書かれた1番をチョイス。
まずはパンチャンが運ばれてきました。

ちょっとビックリするぐらいのお上品な量だけど、どうやらビジュアルを考えてのことのよう。
食べて美味しかったらセルフコーナーで好きなだけ追加できるようになっていました。
こちらが1番の全州南部市場式コンナムルクッパ。

パッと見は辛さゼロに見えたんだけど、ご飯が見えないからと底にスプーンを突っ込んでみたら、赤唐辛子粉がドバーッと浮いてきました。
慌ててスプーンを抜いたけど、時すでに遅し。
赤唐辛子粉がスープ全体に広がっていました。
胃に負担がかからないように一番辛くないのにしたかったんだけど、見事にハズレ。
モヤシはシャキシャキっていう表現をよくするけど、ここに入っていたモヤシは究極のシャキシャキ。
こんなに硬めのモヤシは初めてでした。
モヤシ以外には別の器に入っていた半熟の目玉焼きをスープの中に突っ込んだのと、パンチャンについていたごま油と塩付きのいわゆる韓国のり、それとネギとゴマがたくさん。
あと、見た目ではわからなかったけど食べていたらなんかニンニクの味がするなと思ったら、みじん切りのニンニクが結構たくさん入っていました。
コンナムルクッパにニンニクって、もしかしたら初めてだったかも。
普段ならこれぐらいのピリ辛、平気で食べきるんだけど、この時は胃への負担が気になってスープをできるだけかき混ぜないようにうわべだけすくって具の完食だけを目指しました。
なので、底に沈んでいた赤唐辛子粉がたっぷり混ざったご飯はかなり残しちゃいました。
決してまずかったわけじゃないんです。ごめんなさい。
3択のコンナムルクッパ選びを外したのが悔しくって、日本に帰ってから公式ホームページで違いを確認してみました。
私が食べた1番の全州南部市場式コンナムルクッパは、器を火にかけずに、ご飯ともやしが入った器に熱々のスープを入れて作るそう。モヤシが究極のシャキシャキだったのも納得です。
それ以外の特徴は卵が別添えなのと激辛唐辛子入り、とのこと。どうりで・・・。
2番は辛いスープの全州煮立て式コンナムルクッパ。
こちらはご飯とモヤシや他の具材、スープが入った器を火にかけて煮てあるそう。
そして卵も器に入った状態で運ばれてきます。
赤唐辛子粉がスープに入っているけれど、激辛唐辛子は入っていないので「ほとんど辛くありません」とのこと。
3番は澄んだスープの全州煮立て式コンナムルクッパ。
作り方は2番と同じだけど、赤唐辛子粉が入っていないのでスープが赤くない。そして卵も別添え。だけど、激辛唐辛子は入っているので「若干ピリ辛」だそう。
ということで、ピリ辛度が一番低いのが2番、次が3番、一番辛いのが1番ってことになります。
「メウン」がついているから一番最初に外した2番が、実は一番ピリ辛じゃなかったという皮肉。
全州現代屋、チェーン店によってメニューが微妙に違うらしく、他のお店の1番から3番のメニューは江南大路店と違うかもしれないし、もっとコンナムルクッパの種類が多い店もあるよう。
いろいろな味のコンナムルクッパ、みなさんも試してみて。


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