武陵(ムルン)渓谷から戻ってホテルに預けていた荷物を引き取り、歩いて墨湖(ムコ)駅へ。
予約していたソウル行きのKTXの出発時間まで1時間ぐらいしかなかったのですが、ソウルへ向かう前にお昼ごはんを食べようと、予め駅近くにあるお店をリサーチして行くお店を決めていました。
駅前の道は結構な上り坂になっていて、コロコロを引きながら「チョダンチョルミョンスンドゥブ(초당쫄면순두부)」に行ってみたら、13時を過ぎているというのに10人以上のウェイティング。
Naverで5点満点中4.88点と驚異の高得点を取るだけあって、やはり超人気店だったよう。
しかもこのお店、番号札を取るまではいいんだけど、先に注文と支払いを済ませてから待つシステムになっていて、お金を払ったわ時間切れで食べられないわになったら最悪なので断念。
急きょ検索をして行ってみたのが「パッ グァ ヘジャングッ(밥 과 해장국)」というお店。

直訳すると「ご飯とヘジャングッ」。面白い名前ですよね。
おばちゃん1人でやっているお店のようで、メニューはおかずがビュッフェみたいに取り放題のペッパン定食とピョヘジャングッ、ソンジヘジャングッの3種類のみ。
私は迷わずピョヘジャングッを注文しました。
待っている間にお店の中を見渡していたら貼り紙があって「おかずは食べられるだけ取ってください。残したら5,000ウォンいただきます」と書かれていました。
多分これはペッパンを注文した人用の貼り紙だろうと思いつつも、これは何も残せないなとプレッシャー。
そうこうしているうちにパンチャンが運ばれてきました。

右のキノコと玉ねぎと人参の炒め物は問題なく完食。
でも左のキムチのお皿が・・・。
私、どこに行ってもキムチは食べるけれどキムチのお皿を空にしたことはほぼないんです。
これはご飯があるうちに食べてしまわないとヤバいと、まずはカクテキを一口。
想像したとおり、古漬けでかなりの塩辛さ。
即、ご飯を口に入れてごまかし、2つとも食べ終えました。
カクテキは2つだけでしたが白菜キムチは結構な量。
これも古漬けだったらマジでヤバいと恐る恐る食べてみたら、なんと浅漬けに近いぐらい。
こんなに食べやすいキムチはなかなかないぐらいの食べやすさ。ご飯なしでも食べてしまえたぐらい。
でも、ご飯を少しくるみながらキムチも無事完食。ホッ。
キムチと格闘している間にピョヘジャングッがグツグツで運ばれてきました。

見た目はゴマの山って感じ。なかなかのビジュアルです。
山を崩すと隠れていたのはニラ。こちらが山を崩した後。

骨を入れるためのボウルもつけてくれました。
電車の時間が迫ってきていたので、のんびり食べている時間はありません。
早速骨付き肉と格闘開始。
と思ったのですが、ここのヘジャングッ、過去最高なぐらい煮込まれていて、お箸を差し込んだだけで力を入れなくてもお肉が離れました。ビックリ。
もっとビックリしたのはくっついていた骨同士までほろっと外れたんです。
こんなこと、マジで初めて。
お肉は文句なしに柔らかいし、普通なら骨と骨の間に挟まれてお箸でホジホジしないと出てこないお肉まで骨同士が軽く外れるから、お肉も全く力を入れずに外せました。
こんなに食べやすいピョヘジャングッ、初めて。
ヘジャングッのスープも多少のピリ辛はあったけれど、口の中がヒリヒリにならないぐらいのレベル。
お肉を引き上げた後は残ったご飯を全投入して一気に食べました。
朝から武陵渓谷を歩き回って空きっ腹で行ってよかったです。
適当に見つけて入ったお店だったけれど、お店の名前にヘジャングッと付くだけのことはあります。
東海で最後にいいお店を見つけました。
お店は墨湖駅を下りて道路を渡ってすぐのところです。
墨湖駅で下りる機会があれば是非行ってみて。

食べやすかったヘジャングッのおかげで墨湖駅には出発の20分ちょっと前に到着。
余裕があったので駅の中を歩き回っていたら、コインロッカーを発見。
誰かの役に立つかもと写真を撮ってみました。

大中小と3種類あります。
ロッカーの大きさが想像できるようにと、あえて大のロッカーの前に人がいる時に撮ってみました。
大人の男性がしゃがんだぐらいの高さなので、大型スーツケースでも入りそう。
言語変換機能がついていて日本語で操作できるようになっています。
支払いは現金、クレジットカードどちらでもOK。
長々と書いてきた束草(ソクチョ)・江陵(カンヌン)・東海(トンヘ)の旅日記はこれで終わり。
次回からまたソウルの情報に戻ります。
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