私が求礼 (クレ) に行った目的は「ミスター・サンシャイン」のロケ地である泉隠寺 (チョヌンサ) へ行くことだったのですが、せっかく求礼まで行くのにお寺1ヶ所だけ見て帰って来るのはもったいない。どこか他に見る場所はないかと調べていた時に見つけたのが四聖庵 (サソンアム) でした。ものすごい絶壁の山の上に建っている寺院の写真を見て、これは行かなきゃと即決。
山の上に建っているのはわかっていたけれど、実際タクシーを降りて歩き始めてあまりに急な上り坂なのに絶句。
私、歩き回るのは好きで、山道でも結構平気で歩ける方なのですが、そんな私でもゆっくりじゃないと歩けないぐらいとんでもない上り坂でした。一番傾斜がきついところは60度ぐらい角度があるんじゃないかと思ったぐらい。
そうそう、書き忘れていましたが、四聖庵はタクシーであろうとバスであろうと自家用車であろうと、とにかく車で行けるのは途中まで。最後の7-8分はこの急な坂を上らないとたどりつけません。
やっとお堂の下まで着いて見上げて撮ったのがこの写真。
上の写真が瑠璃光殿で、下が羅漢殿です。
どちらもものすごい高さでしょう? このお堂までまだ登って行かないといけないんですよ。私はまず瑠璃光殿に向かうことにしました。
これが、登る前に別の角度から撮った瑠璃光殿。真っ赤な3本の丸い柱で支えられて絶壁の上に建っています。なんだか空中に浮かんでいるみたい。
こんな狭い階段を上がっていきます。
やっと着きました、瑠璃光殿。
中にはガラスの中に入った仏像が祀られています。お坊さんがマイクをつけて読経をされていました。数人入って韓国式のお参りをしていたので、私もならってやってみました。一度やってみたかったんですよね、ドラマで何回も見ていたから🤭
これがお堂から見た景色。いかに高い所に建っているかわかるでしょう?
お堂の周りが狭いけれど歩けるようになっていて、さっき下から見上げた羅漢殿が自分とほぼ同じ高さにあるのが見えました。
でも、ふと気づいたんです。ここはあのお堂とはつながっていない。
ってことは・・・。
そう、一旦元の場所まで下りて、また別の階段を上り直さないといけないんです。
諦めて階段を下りて行ったら、
案内看板を見つけました。来た時は見逃がしていたみたい。これを見ると、確かに瑠璃光殿だけが右側に、残りの場所は全て左側に行くようになっています。やっぱり羅漢殿は別の崖にあるんだと納得。
これが羅漢殿側に登る階段です。もちろん上りました。そして、その奥にもどんどん入って行きました。
これがお願い事を1つ叶えてくれるという願い岩。韓国と日本の関係がよくなりますようにとお祈りしてみました。
こちらは山王殿。崖に囲まれた場所にある小さなお堂です。そして、このお堂のすぐ左にあるのが
トソン窟という名前がついた、岩と岩に挟まれて自然にできた洞窟です。でも岩の割れ目みたいに見えます。姿勢を低くしないといけませんが、向こう側に通れるようになっています。
トソン窟を抜けた辺りから見えた景色。建物がかたまって見えるのは求礼の中心部です。
この四聖庵が建っている山は烏山 (ウサン) という名前だそうですが、ここから5分ちょっと歩けば山頂までたどり着けるらしいので、行ってみました。多分二度と来ないだろう場所なので、見られるものは全部見ておかないとね。でも、これがまたキツかったんです。
この辺りを歩いている時はまだ探検気分で楽しかったのですが、
この階段を上り、
これを上り、
階段が終わったかと思ったら完全な山道に入り、
岩の階段を上って
ついに山頂の印の場所にたどり着きました。でもこれで終わりじゃないんです。まだこの上に展望台があるはず。
ということで、頑張ってさらに山道を登って行ったら・・・・・。
がーん。展望台、封鎖されてた。ショック。。。。。
でも、展望台の足元あたりからでものどかな田園風景が一望できました。
行きはカメラを片手に写真を撮りながら登って行きましたが、帰りは念のためカメラをバッグに片付けました。途中で滑ってころんでカメラが壊れたら大変ですから。
上りは結構時間がかかったけれど、下りは入口のところまであっという間でした。
入口近くまで戻って、立派な石像の写真を撮り忘れていたことに気付きました。
この仏像さん達の上は
実はこうなっているんですね。上は最初に行った瑠璃光殿です。すごい光景でしょ、これ。
四聖庵、特異な地形のところに建っていて見応えがあるし、景色もいいし、求礼へ行くならオススメです。ただ、とにかく体力がいる場所なのでそれだけは覚悟して行ってくださいね。
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