咸陽 (ハミャン) で昼食を食べてから大邱 (テグ) に戻ろうと思っていたのにバスに飛び乗ってしまったので、予定を変更してランチは大邱で食べることに。
大邱に着いてお店に移動して・・・食べられるのは14時ぐらいになるなとバスの中で考えを巡らせていた時にいいことを思いつきました。
そうだ、ヤクジョンに行こう!
ヤクジョン、大邱ではかなり有名なお店のようですが常に混んでいるみたいだし、韓国のブロガーさんが最近撮ったお店の貼り紙には「夜18時以降はおひとり様はご遠慮ください」みたいなことが書いてあったんです。となると、夜は行けないし、お昼も時間をずらさなきゃ行けなさそうだし、なかなか行きにくそうなお店だなと思っていました。それがたまたま14時にお昼を食べることになったので、この機会を逃す手はない!と行ってみることにしました。
ヤクジョンに行った方はみなさん書いていらっしゃいますが、ビルだらけ、人もバスもいっぱい行き来しているにぎやかな大邱の中心、中央路 (チュンアンノ) 駅と半月堂 (パノルダン) 駅の間なのに、このお店のところだけ妙に落ち着いた異次元の空間なんですよね。
これが入口。都会のど真ん中には見えないでしょう?
こちらはお庭。お味噌なのか?お醤油なのか?甕がいっぱい置かれています。このお庭を眺めながら食事ができるようになっています。
14時過ぎに中に入ってみると食事をしているのは2テーブルだけ。あとは空いていたので1人だと告げても何の問題もなく入れてくれました。
お昼のメニューは1種類だけなのか、私は一言も発しないままテーブルのセッティングが始まってしまいました。でも他のテーブルを見ても同じ器が出ていたし、器の数を見て私が食べたいと思っていたホヤピビンパッ定食だと直感したので黙っていました。
食事が運ばれてくるまで結構待った気がします。それもそのはず、お釜ご飯や天ぷらはできたてで運ばれてきました。前日夕食に行った「オンドルパン」のパンチャンの数(過去記事へ)ほどではないにしても、ここもかなりの数のパンチャンが運ばれてきました。
そしておばちゃんが目の前でお釜ご飯を別の器に移してホヤピビンパッを完成させてくれ、
そしてお釜は手際よくヌルンジにしてくれました。
前日に続きこの日もゴボウの甘煮があり、
その上ゴボウのキムチまであって、
そこで素朴に思いました。
もしかして大邱ってゴボウの産地なの?
食物繊維は大歓迎なのでもちろん全部いただきましたよ。特にゴボウのキムチは美味しかったー。
あと、天ぷらも白身魚にサツマイモに大根かな?
この写真ではわかりにくいけれど3種類あったし、
最近日本ではあまり見かけなくなったタイプのしめじの和え物もあったし (上の写真の左側)、ヘルシーな品ばかり。
焼き魚はテーブルに運んできてから、このとおりおばちゃんが手早く骨をはずしてくれました。おばちゃん、もしかして私が骨はずすの下手なの知ってた😛? このサービス、何気に嬉しかったです。
このナムルは自分でホヤピビンパッに投入。そのおかげでピビンパッがかなり薄味になり、私には食べやすくなりました。
菜っ葉のお味噌汁もありました。
途中からお店には客が私1人だけになってしまったけれど、私1人のためにお料理を用意してくれたからと、頑張ってすべてのお皿を空にしました。そして帰ろうとお勘定を頼んだら、「甘酒を飲んでいって」と甘酒まで出してくださって。
酒粕ではなく米麹から作ったさっぱりした甘さでお口の中まですっきりさせてくれました。この甘酒がまたとっても美味でお代わりがほしかったぐらい。
モッケピビンパッ定食、15,000ウォン (2020年4月現在)。ランチとしては高めだけれど、内容とお店の雰囲気とお庭の素敵な景色を考えたら納得のお値段です。運よく行けて本当によかったです。
コメント