2004年の歴史大作「海神」、見終わりました。韓国歴史ドラマ視聴率歴代第10位の作品で、友達からも面白いと勧められ、とりあえず見ておこうという軽い気持ちで見始めたのですが。。。
いや~~~~~~~~~~、すごいです、これ!
主人公のチャン・ボゴは800年代前半に実在した人物で、奴隷の身から始まり、海賊を平定して海上王と呼ばれるようになり、王様から清海鎮大使という職位まで授かった人です。このドラマではチャン・ボゴの波乱に満ちた人生が描かれているんですが、愛と友情、絆、家族、憎しみ、信頼、裏切り、欺瞞、権力、富、信念、忠誠心、出世欲、執着心、闘争心、冒険心・・・といったいろんな要素が物語の展開の中に盛り込まれていて、壮大なストーリーです。愛一つとっても、一途な愛、見守る愛、奪う愛、かなわぬ愛、自己犠牲の愛、ひたすら待つ愛、と様々な愛の形が主人公とその周りの人達の人生の中に織り込まれています。歴史ドラマにはつきものの戦闘シーンはもちろん十分にあるんですが、1人の女性をめぐる2人の男性、1人の男性をめぐる2人の女性とラブラインがかなり含まれているのがこのドラマの特徴かも。海上や中国の砂漠での戦闘シーンには延べ2万人のエキストラが使われただけあって、画面から伝わってくるスケール感はハンパじゃないです。
ストーリーはチェ・スジョンさん演じるチャン・ボゴと宿命のライバル、ヨンムン (ソン・イルグクさん)、そしてこの2人が愛する女性チョンファ (スエさん) を中心に、チェ・シラさん、キム・ガプスさん、ペ・スビンさんといった芸達者な俳優さんが脇を固め、最初からドラマチックに展開していきます。面白すぎて、10話見た時点で既にもう一度最初から見たいって思ったほどです。最終回の手前でもどういう結末を迎えるか全く想像がつかず、ラストがまたあまりにもドラマチックすぎて、ラストを見たらますますもう一度最初から見たくなりました。長編物の歴史ドラマは長すぎて途中で散漫になったり、息切れして尻つぼみで終わる作品が多い中、これは最後まで全く飽きることなく見れました。Gyaoで見たのですが、それでよかったです。もしDVDで見ていたら、寝不足になって体を壊していたかも🙃
歴史ドラマの歴代視聴率では「チャングム」や「善徳女王」の方が上位にありますが、私は「海神」の方が何倍も面白かったです。わがまま評価、
点です。
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