ストーリーがとっても斬新! ドラマ「シグナル」

韓国☆エンタメ

今日は旅行記はひと休みしてドラマのお話を。

韓国ドラマを毎週最低10時間、2-3本は常に平行して見ています。でもこれだけ見ている割には「これ面白い!」と思えるドラマにはなかなか出会えません。

が、久しぶりにハマりました、ドラマ「シグナル」に。

ドラマ「シグナル」ポスター

韓国のケーブルテレビ局tvNが制作した2016年の大ヒットドラマです。tvNは最近話題になるドラマをバンバン制作しているテレビ局で、「トッケビ」「ミスター・サンシャイン」「ミセン-未生-」「応答せよ」シリーズ、これ全部tvN制作です。

この「シグナル」というドラマ、日本でも昨年春にリメイク版が放送されていました。確かその時にGyaoでオリジナル版も少し遅れて平行放送をしていたのですが見逃してしまって・・・。

リメイク版の方は録画すれば見られたのですが、過去に「花より男子」を日本のオリジナル版よりも韓国版の方を先に見て基準が韓国版の方になってしまい、後からオリジナル版を見た時に松本潤君と松田翔太君がイ・ミンホ君とキム・ボム君のイメージと違い過ぎてイライラしオリジナル版の方にダメ出しをするというとても失礼なことをした苦い記憶があるので、それ以来オリジナル版を見るまでは絶対にリメイク版を見ないことにしているんです。

なのでリメイク版から遅れること半年、テレビ短縮版ですがやっとオリジナルを見ることができました。しかもラッキーなことにGyaoがイッキ見特集をしてくれたおかげで、最後の3話だけは完全版で視聴。Gyaoさんに感謝!

あらすじを一言で言うと、過去にいる警察官と現在にいる警察官が無線機を通して会話しながら未解決事件を解決していくというお話です。この一言だけでもありえないストーリーだということはわかりますよね。でも、わかっていても引き込まれて見てしまうんです。

韓国のドラマってこの「ありえない」系の話、結構多いですよね? 主人公が宇宙人で瞬間移動しまくったり、男と女が瞬間的に入れ替わってしまったり、扶余のお姫様が現代に登場したり、人間がマンガの世界に吸い込まれてしまったり、みたいな。こういう「ありえない」系のドラマの場合、私は途中で耐えられなくて見るのをやめるか、思いっきりハマるかの両極端になります。(例に挙げたドラマのどれがアウトでどれがセーフだったかは想像にお任せします。。)

その違いは何なのか? 最初は出演俳優さんかなと思ったのですが、大好きな俳優さんが出ている作品でもダメな時はダメなんですよね。となると、やっぱり脚本の差かな、と。どんなに俳優さんがいい演技をしても脚本がイマイチならやっぱり見るのがしんどくなるし、知らない俳優さんだらけでもストーリーが面白ければ引き込まれるし。

そういう意味では、この「シグナル」というドラマは警察を舞台にしたサスペンスものという、超、超ありふれたジャンルにもかかわらず、今までには全くなかった斬新なストーリーなんです。過去と未来で交信して、現在のシーンかと思ったら次の瞬間過去のシーンに変わっていたりしてかなり複雑な展開なのですが、それが過去なのか現在なのかがパッと見ただけで視聴者にわかるようになっていて、頭が混乱させられることが全くありませんでした。それは多分背景の景色だったり、車とか洋服など小道具を現在のものと過去のその当時のものを使い分けたスタッフさん達の努力と、そして何よりも主役の1人キム・ヘスさんの演技のおかげかと思います。

キム・ヘスさんを初めて知ったのはイ・ジョンジェssiと共演した映画「10人の泥棒たち」でした。この映画の中でもお色気たっぷりのお姐さんの役をされていたのですが、それよりもこの映画の宣伝でジョンジェssiと撮ったVOGUEのグラビア写真が超、超、超刺激的で。(ここに載せたかったけれど見つからなかった💦💦) このグラビアのヘス姐さんは女の私でも生唾ゴックンしてしまったぐらいのセクシーさとカッコよさでした。それ以来勝手に「ヘス姐さん」と呼ばせてもらっています、実際は私の方が年上なんだけど、ヘヘ。

そんなわけで私の中ではセクシーでかっこいいヘス姐さんのイメージなんですが、この「シグナル」では、過去のシーンでピンクの服を着てうぶだけどまっすぐな新人警官を演じています。これがすごく新鮮で。現在のシーンで出てくるヘス姐さんとの差別化を図るために声も1トーン上げて話していますし、目を丸く強調することによって幼さを出していて、とってもかわいいんです。ヘス姐さんが長年イメージモデルをしているAHCがこのドラマのメインスポンサーをしていたので、きっと強力な支援を受けたんでしょう。そしてため息が出るほどのスタイルの良さ。スキニーのジーンズをはいている時なんて脚の細さと長さにもうビックリ。年齢を考えると驚異的です。

主役3人のうちの1人、チョ・ジヌンさんはドラマ「根の深い木」のムヒュルとか、映画「暗殺」でチョン・ジヒョンさんの相棒など、いかつくて存在感のある脇役のイメージなのですが、このドラマでは正義感と信念にあふれた警察官の役を熱演されています。朴訥で実直な役柄がチョ・ジヌンさんのイメージにとてもマッチしていました。

サスペンスものといえば、事件の当事者たちの正や負の感情を描いた作品が多いですが、このドラマでは3人の主役はもちろん、事件に関わる警察官たちの感情そして人生までがストーリーの一部に組み込まれていて、ただの警察ものではなく一級の人間ドラマになっています。それが多くの視聴者を惹きつけた要因なのかもしれません。

ネタバレはしませんが、ドラマの終わり方も「久しぶりに見た」パターンで納得ができました。ドラマの中で何回か出てきた言葉がラストのラストでもう一度力強く語られます。短いけれどとてもメッセージ性のある言葉で、あ、これがこのドラマのテーマだったんだなとわかると共に、とても印象に残りました。

過去と現在を行ったり来たりするこのドラマは内容がわかった上でもう一度見たらきっともっと面白いはず。ということで、わがまま採点は4.0点。

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