2011年度平均視聴率年間1位のドラマ「笑ってトンヘ」を見終わりました。全159話。長かったー。でも、予想の100倍面白かったです!
120話越えのいわゆる日日ドラマ、今まで2-3見たことはあるのですが、どれも2-3家族、総勢20人ぐらいの小さな世界の中であっちとくっついては別れ、こっちとくっついては別れ、「そんなにしょっちゅう起こるかい!」って突っ込みたくなるぐらい事故や病気が起こり、で、結局最終回では振り出しに戻り・・・。
「はぁ?これで終わり?」「私が今まで見た時間を返せ!」ってイライラだけが残る結果になったので、日日ドラマはあまり見ないようにしていました。
でもこれは、瞬間最高視聴率50%越えって言うし、年間視聴率1位だし、なんといってもチ・チャンウク君の出世作ということなので、ちょっと見てみようかという気になったわけ。
正直、全然期待はしていなかったのですが、第1話から最終話まで全く飽きることがありませんでした。
簡単にあらすじを言うと、アメリカで母と2人で暮らしていた主人公のトンヘ (チ・チャンウク君) が父親を捜しに母親と共に韓国に来て、知り合いのいない韓国で生活し様々な人と出会う中で悪戦苦闘しながら自分の進む道を切り開いていく話です。
よくありそうな話なのですが、トンヘを取り巻く人達との間で山あり谷あり、笑いあり、涙あり、いろいろな出来事が起こり、それが自然につながっていくんです。
「自然に」、これ韓国ドラマではなかなかない重要なポイントです。毎話約35分を150話以上自然につなげていくって、すごいことだと思いませんか?
「明日はどうなるんだろ?」と思わせてくれる脚本家のムン・ウナさんに毎日感心していました。
私がチ・チャンウク君を知るきっかけになったのはドラマ「蒼のピアニスト (原題:五本の指)」でした。続いて見たのが「奇皇后」。どちらも感情の激しい役柄でしたが、演じていることを感じさせない演技がとても印象的でした。
特に泣きの演技が圧巻で、いとも簡単に大粒の涙を見せてくれます。「涙の女王」と呼ばれる女優さんはチェ・ジウさんやスエさんなど何人かいらっしゃいますが、私的にはチ・チャンウク君が「涙の帝王」です。
そんなチ・チャンウク君も「笑ってトンヘ」の頃はむっちゃ若くて、特に最初の方は演技がとても初々しく、一生懸命やってます感がありました。
「奇皇后」の時の彼のオーラはハンパなかったですが、なんてったってこのドラマは「奇皇后」の3年も前の作品ですからね。ですが、100話を超えたあたりからは画面から自信が伝わってきたし、オーラも感じられました。
彼がイケメンなのは言うまでもないですが、私は彼の色気のある声が大好きです。感情が高ぶった演技になると、ものすごい色気を出してきますよね。
河村隆一さんの「ヒいーッつまでヘェンもホーン」みたいな歌い方と似て、言葉の頭に余計な音が入る、みたいな。
わかってもらえます?私が言いたいこと?これがたまらなく好きなんだな。
わがまま採点は5点満点中
点。ムン・ウナ作家の作品では他に「君は僕の運命」というドラマも好評だったようなので、いつか機会があればぜひ見てみたいです。
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